鉄板の上でジュージュー叫ぶ看板メニュー 珍萬＠札幌市

札幌へ家族と帰省。カミサンと息子は帰宅し、とんちゃんだけが札幌に残りました。
久しぶりに１人で札幌滞在です。ヽ(^◇^*)/
実家には高齢の両親がいますから、夕食はいっしょにとりますけど、昼間はフリーに行動できます。
だから自分の食べたいものを食べ、行きたいところへ行きました。

ということで、ランチに向かったのは中華の食堂。

３階建ての１軒屋。

中華料理の「珍萬」さん。

駐車場は店の前に２台分だけ。
車で行ったら満車だったので、近所をグルグル回って、スペースが空くのを待ってから、なんとか駐車できました。

お店の壁に【おすすめ定食】の看板。
日替り定食770円、そして「スタミナジュージュー」という分かるような分からないような料理が640円です。
「スタミナ」ってんだから、ニンニクたっぷりのジュージューしたおかずかな？
「おすすめ」というからには、やはりこれを食べるべきなのだろうか・・・

そう思いながら赤い暖簾をくぐって店内へ。
店に入ると正面にＬ字のカウンター席、右にテーブル席があります。
お昼時だけあって満席状態です。

空席ができるまで待とう、と思って待ち席に座りました。
するとフロア係の女将さんが、カウンターが空いてますよ！と促します。
確かにＬ字カウンターの角に近いところ空席がありました。

さて、メニューを拝見。
塩・正油ラーメンが640円、みそラーメンが680円。ここも味噌ラーメンが少し高い料金設定になっています。
スワンダータンメンなんて料理がある。酸辣湯麺（サンラータンメン）のことです。
「スワン・ラー」の原音を「スワンダー」と聞き取ったんですね。
中国人直伝の料理ということでしょう。

さて、あれは・・ありました、ありました「スタミナジュージュー」。
定食とは書いてないけど、定食ですね。
ニンニク入りでスタミナたっぷりの定食なんだろうな。

【午後２時までのおすすめセット】もあります。
チャーハンセットは、チャーハンとハーフ醤油ラーメン
ラーメンセットは、ラーメンと小ライスのセット
しっかりボリュームのあるランチってことですね。

ここはやはりスタミナジュージューかなぁ・・・。
しかし「スタミナジュージュー」って、いったいどんな料理なんだろ？
そう思っていたら、隣の客がまさにその質問をしました。

「鉄板の上に野菜と肉が載っていて、あん・・・」
「あぁ、鉄板・・・」
女将さんの答えさえぎるようにつぶやくお隣さん。
そうですよね！お隣さん。
みなまで聞かなくとも「鉄板」で、もう了解しまいますよね。
やっぱ、鉄板でジュージューだもんね！(*^0ﾟ)v

すると隣のお客さんは、マーボ定食をオーダーしました。
あらま、了解した結果が別の方向に行っちゃった。

とんちゃんはその逆だよ。
もう絶対に、それにしちゃう。
「スタミナジュージューおねがいします。」

「玉子つけますか？」と女将さん。
「え？」
「ジュージューに玉子はつけますか？」
おっと、ジュージューには卵入りバージョンがあるんですね。
「はい！」と即、答えました。
「おつけしますか？」と聞かれれば「つけてちょうだい！」と答えにゃなりません。
据え膳食わぬは男の恥ですから。（全然意味が違うか。）

厨房の中では中華鍋で具材を炒める音が激しくしています。
きっとご主人が次から次へと料理をつくっているんでしょう。

昼時の混雑時です。
先客が多いから料理が出てくるまで時間がかかります。

まずは、ご飯と味噌汁、そして漬物が運ばれてきました。
そしてメインのスタミナジュージューも登場です。

◆スタミナジュージュー

メインのスタミナジュージューは、鉄板の上でまさに「ジュージュー」と沸騰。
沸騰したジュージューは、泡がブクブクと浮かんできては破裂しています。

鉄板の上にはあるのは、肉野菜炒めの餡。
しかも「あん」がいっぱい過ぎて、鉄板から溢れている。

そしてたっぷりの餡の中に生卵が沈んでいます。

それではいただきましょう。

割り箸じゃなくて、黒いリユース箸。
おっと、餡は食べられない。ここはスプーンでいただきましょう。
では、いただきます。（合掌）

まずは、ワカメの味噌汁をズズっと。

丼に盛られた白飯。

丼の縁から盛り上がる、山盛の白飯です。
こんなに食えるかなぁ・・・とちょっと心配。

餡の中には豚バラ肉と野菜が潜んでいます。
鉄板で熱せられている具は熱々です。
ハフハフしていただきましょう。

濃くない醤油味の餡にまみれた野菜と肉。
うん、旨いですよ、これ。
実に白飯にあいますよ。

熱々ジュージュー餡入りのおかずを食べて、山盛りの白飯をいただく。
ん？待てよ？
おっと、そうだよ、そうだ。
この餡は、ご飯にかけて食べようよ。

中華丼のように餡入り肉野菜を白飯に載せましょう。
うっはー！うんまそー！

旨いよ旨い。

餡に沈んだ卵は半熟状態。
それを崩して食べちゃいましょう。

半熟の卵が混じった餡かけ飯。
卵が入るとリッチになった気分です。

ここで、ふと気が付きました。
「スタミナ」っていうからには、きっとニンニクが入っている。
そう決めつけていました。
しかしこの餡の中にはニンニクは入っていないみたい。
これは想定外でした。
しかも辛さが足りないような。

ならば・・・

カウンターの上には、一味唐辛子と生ニンニクが置いてあります。
味噌ラーメンを食べるときには、この２つの薬味は必須アイテムです。
味噌ラーメンには、コショウでも七味唐辛子でもなく、一味唐辛子をつかう。
このことは弊ブログの読者氏は、耳にタコができるほど聞いているでしょ？
いや、ブログは読んでいるんだから、「目にタコができる」かな？

札幌のラーメン屋にはこの２つは必ず常備されているんです。
これらを餡に投入しましょう。

一味唐辛子と生ニンニクを投入。

ググっと、パンチが利いてきました。

多すぎるかと思った白飯は、結局全部いただきました。

いつもは食べない沢庵も意外に美味しかったです。

ジュージューの理由はよくわかったけど、スタミナの意味はちょっとわからなかった。
ともあれ、さすがオススメメニュー。しっかし白飯をいただきました。
白飯をしっかり食えるからスタミナなのかな？（わからん）
ごちそうさまでした。

食べログ：　珍萬

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