ネパール料理店だから、ランチにネパールの定食いただけます ナマステ土浦@茨城県土浦市 [ 茨城県]
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インド料理店が今も増え続けていて、食べログに登録されているインド料理店は約4600店もあります。しかしその多くはインド人経営ではなく、ネパール人経営のインド・ネパール料理店、いわゆるインネパ店。
インネパ店には、モモなどのネパール料理もあるけれど、マッタリしたカレーにナンという、日本人になじみのある北インド流のカレーがあります。しかもスパイスの使い方がマイルドで、カレーの汁(グレービー)が多くて、スパイス慣れしていない日本人にはむしろ馴染みやすい。
そんなインネパ店のインド料理店じゃなく、ランチにもネパール料理店を提供するお店が土浦にあるというので行きました。
蔵を模した建物なので日本料理店に見えますね。
ここが「ナマステ土浦」さん。
2020年7月にオープンしたお店です。
「ナマステ」は、インドやネパールの言葉。
「ありがとう」という意味ではなく、あいさつの言葉で、「おはよう」「こんにちは」「こんばんわ」「さようなら」どれも「ナマステ」です。
【インド料理】の幟が立っていて、いわゆるインネパ店です。
でもここは、普通のインネパ店とちょっと違ってる。
それは看板でわかります。
【アジアンダイニング&ネパールバイキングレストラン】
ネパール料理店と明示しているんですよ。
ということでネパール料理いただきたいと思います。
入口近くの席に座って店内を撮影。
フロアが恐ろしく奥まで広がっているぞ。と見えるのは鏡のせいです。
ずっと奥でこっちを向いている客は、とんちゃんですから。(*^^*)
以前は、右の壁際に料理が並べられたバイキング(バッフェ)方式だったみたいです。
でも新型コロナ対応のためでしょう、バイキング方式は中止しているようです。
ここは土日もランチメニューやってます。
タカリスペシャルセット1000円、ロティースペシャルセット850円。
ディドスペシャルセット1000円にナンセット800円、チーズナンセット1000円。
メニューの説明をしましょう。
っていうか、とんちゃん自身、メニューの意味が理解できなかったですから。f(^^;)
タカリスペシャル:ネパール料理のダルバート・タルカリ。
ダル=豆、バート=ご飯、タルカリ=付け合せのおかず。
ご飯、豆のスープ、おかずのセット、要するに定食ですね。
「タカリ」は、ネパール料理の中でも美味しいとされるタカリ族の料理のこと。少数民族のタカリ族は料理が上手な民族という紹介が多くありますけど、なぜ料理が上手なんでしょう。
ネパールの人口は約3千万人。そのうちタカリ族は約1万3千人の少数民族です。
タカリ族は、チベットの岩塩をロバに載せてインドへ運ぶ「塩の道」に位置していました。そのため人の交通が多く、タカリ料理が美味しくなったのはそれが理由でしょう。ネパール国王はタカリ族に塩貿易の専売特許を与えていたのでタカリ族は多くの原資を蓄えました。しかし1959年に中国がチベットを占領し、チベットからの塩の道の交易が閉鎖。そのためタカリ族の一部は高地を降りて移動し、原資をもとに観光業、飲食業を開業しました。そのためタカリ料理がネパール国内に広まったようです。
ロティースペシャル:全粒粉をこねて焼いたロティー(チャパティ)とカレー、タルカリのセットのようです。
ディドスペシャル:ディドはそばがきみたいなもので、実はネパール人の主食。これを提供するお店は日本では非常に珍しい。と、いうことは後で知りました。
ナンセットとチーズナンセット:おなじみのナン&カレーのセットです。
サイドメニューはチャウミンやモモなどのネパール料理です。
というわけで、ネパール料理が並ぶランチメニューです。
ネパール料理は全くの初心者のとんちゃん。
ここは、ネパール料理定番のダルバート・タルカリをいただきましょう。
ということでタカリスペシャルをオーダー。
カレーはマトン、辛さは激辛にしました。
◆タカリスペシャル
ネパール料理のダルバート・タルカリです。
日本人向けにサラダがセットです。
ご飯(バート)を囲んで料理が並んでいます。
ダル、豆のスープ。
黒豆のスープですね。ウラドダルという豆なのかな?
サラッとしていて、甘くないぜんざいって感じ。白いのはご飯です。
これを食べていて、ブラジルのフェジョンを思い出しました。
バート。ご飯です。
しっかりとインディカ米(長粒種)です。
ご飯の脇にパパドもあります。
パパドは、ひよこ豆の粉で作る薄くてパリパリしたおせんべい。ビールのつまみに美味しいヤツ。
カレーはマトンです。
「激辛」なんでしょうけど、辛さやスパイシーさは、ほどほど。
付け合わせのタルカリたち。
オレンジ色と緑色の料理。
緑色はホウレンソウ炒めで、サーグ(青菜のスパイス炒め)と言うべきなのかな。
オレンジ色はカボチャでした。
黄色いおかず、そしてオレンジの色のペースト。
黄色いおかずはなんと大根。スパイスいっぱいの漬物です。
ムラ(大根)コ(の)アチャール(漬物)ってヤツですね。
日本流にいうとタクワンだ。(*^^*)
オレンジ色のペーストはゴルベラコアチャール。
ゴルベラ(トマト)コ(の)アチャール(漬物)。
かなり辛いです。
生野菜のスライス。キュウリ、ニンジン、ダイコン。
ライスとダルを混ぜたり・・・
ライスにカレーをまぜたり・・・
いろいろと混ぜていただきます。
ネパール料理は、本来は手を使っていただきます。
実はとんちゃんもトライしてみました。その方が美味しいですね。
でも手で食べると、右手に料理がついて、左手だけではカメラを操作できない。
なので、写真はスプーンで失礼しています。
シャブシャブのダルやカレーにパラパラしたインディカ米がとっても合います。
インディカ米が好きなので、食が進みます。
なので、ライス(バート)をお替り。
だんだんとグチャグチャ度が高まった状態でいただきます。
ゴルベラコアチャールでご飯を食べると、辛いわぁ。v(*^o^*)
◆デザート
ヨーグルトが出されました。
液体状でかつ濃厚なヨーグルト。もちろんプレーンじゃなく、甘いです。
◆スペシャルホットネパールチャイ
せっかくなんでチャイもオーダー。
英国流のミルクティーじゃなく、インド流のチャイがこのところ気に入ってます。
ネパール料理のダルバートを食べたのは今回が初めて。
本場風に手づかみで食べる方法もトライしたら、その方が美味しかったです。
地元にはインネパ店が多いから、ダルバートも食べられるはず。
ネパール料理、ダルバート巡りも面白そうだな、と思う次第です。
ごちそうさまでした。
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