ラフテーの不思議(2) [ 沖縄と食]
「ラフテーの不思議」に次のように書いた。
沖縄語には母音が3つしかなく、「a」「i」「u」はあるけど、「e」は「i」に、「o」は「u」になる。そうだとするとラフテーの「テー」という発音はありえなくて、「ラフチー」とか「ラフティー」と発音するはずだ。
しかしこれは間違っていました。
長音の「エー」「オー」はあるんです。
それらはもともとは連母音からの派生で、沖縄本島では「アイ(ai)」や「アエ(ae)」は「エー(e:)」に、また「オエ(oe)」は「エー(e:)」や「イー(i:)」に変化しているそうだ。
とすると「ラフテー」は、もとは「ラフタイ」、「ラフタエ」「ラフトエ」というような発音だったかもしれない。
だから語源が「臘火腿」(ラホトゥイ)だというのがありえそうだ、ということにもなるのだろう。
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