富川製麺所は「とみ川」とともにさらに進化する [ 北海道]
昼は富良野市でラーメンを食べることに決めていました。行き先は、「富川製麺所」。
麺は地元の農家がつくる有機の春小麦「はるゆたか」等からつくられている。
この夏に、「「北の国」から」で有名な富良野市の麓郷を観光し、『とみ川』でラーメンを食べたのだけど、そこが富良野市街に2号店を出しているのことを知り、次の機会にはぜひ!と決めていたのです。
店の場所は富良野駅にjほど近い、富良野の歓楽街「へそ歓楽街」の1本北側の広い道沿い。「へそ歓楽街」とはちょうど背中合わせの位置です。道路の反対側に駐車場があります。
店に入ったところで、掲示。国産小麦の値上がりで、2品ほど価格改定したとのこと。
しかたがないですね。この店が開店したときは、国産小麦の価格が非常に安いときでしたから・・。
店は本店よりぐっと広い。店に入って、手前にテーブル席、奥に厨房とカウンター席、小壁の右奥に小上がり席があります。
オープンキッチンになっています。
昼のメニューは、本店「とみ川」とは変えている。
本店にある道産小麦の全粒粉を使った「石臼挽き中華そば」はない。
また夜メニューがあります。歓楽街の脇なので、酒のアテ用ですね。
詳しくはHPのメニューを見るとわかります。
私とYさんは、大きな写真が載っている店イチオシの「黒の味噌ラーメン」、Iさんは「ふらの白湯醤油」(だったはず)を注文。
3つまとめて出て来ました。でも普通の味噌ラーメンと黒の味噌ラーメンが来てしまいました。
「味噌は2つとも黒なんですけど」、と言うと、「ごめんなさい、じゃあマー油を足しますから」と言って、Yさんの味噌ラーメンにキクラゲとマー油を加え、さらに味卵を皿に入れて持ってきてくれました。あっ、それでいいのね。
まぁ、いっかぁ。(道産子流のてきとうな納得術)
「とみ川」の味噌を食べていないので、比較はできないけど、さて味噌のスープは確かにクリーミー。
焦がしニンニク油のマー油は、香ばしくてスープの旨さが増します。
でも『蜂屋』ほど焦げ臭くはない。このマー油の感じだと「マー油多く」というオーダーができれば、それがいいかも、って思います。
麺は、平打ちの太縮れ麺。
もちもちした食感で、スープのからみもいいです。さすが「はるゆたか」、食べている間に伸びることもなく、問題なく旨い。
備え付けの箸で食べましたけど、麺が滑って、けっこう掴みにくいです。食べ難い人は割り箸を頼んだ方がいいかも。
「ふらの白湯醤油」は白濁したスープと細ストレート麺。
いくら「はるゆたか」でも細麺じゃ伸びないかな、って思いましたけど、食べているIさんは問題ないって言っています。これはすごいことです。どういう工夫があるんだろうと不思議でした。(この点については、また後で触れます。)
ところで私、もう少しご飯ものもほしくなってしまう。
メタボだよ・・・と思いつつ、メニューを眺め・・・
「止めた方が・・・」という周囲の意見を顧みず、チャーシュー丼を注文してしまう。
たっぷりのご飯の上に、チャーシューとネギ。
一口食べて「あれ?」っと思う。ちょっと酸っぱい。
よく見ると、チャーシューの下に、マヨネーズがかかっている。あぁ~メタボだぁ。
ちょっと多すぎなんで、ご飯だけは少し残しました。
支払いをして、帰りに醤油ラーメンのスープ50円を2個購入。
「麺はどうですか?」と聞かれたけど、もうこの後、札幌に1泊するから、味が落ちてしまいそうなので、スープだけにしました。
入り口脇に、製麺室があります。ここで本店の麺も含めて、製麺しているんです。
入り口のガラス戸を出たところで、製麺機を撮影していたら、「どうぞ扉を開けて見てください」と言われ・・。
製麺室の扉を開けると、真横から機械が見えます。
HP製麺風景を見ると、2枚の生地(麺帯)を合わせて、最終の生地にするなんてことをしているようです。
店内には、いろんな展示(現物の!)があります。6種類の麺が展示されています。
出汁に使っている鰹節展示されています。
ところで、この店では、北海道産春小麦で細麺まで仕上げる方法を進化させたわけですが、どうしているのか。
店にいるときには、メニューをよく見なかったのですが、このブログを書くにあたってメニューの写真を改めて見て驚きました。製麺所ですので麺にはこだわりがあります」と書かれた下に、こんなことが書いてあるんです。
「「細ストレート麺」あっさりスープをまとう為、水分を少なくし、喉越しを良くする為に縮れさせずにストレートにさせております。細いと茹で伸びが心配ですが、道産小麦にパスタ用のセモリナ粉を混させて、しなやかさと硬さがした同居した新食感! 麺は小麦の「味」が感じられる麺となっております。」
「パスタ用のセモリナ粉」とはどういう意味か。セモリナって胚乳のことですけど、通常セモリナ粉という場合は、小麦粉の一歩手前の粗挽きの粉のこと。それを使っているってことかな。
その辺のことを全く聞きそびれてしまったのは、残念です。
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