カフェバー風の居酒屋 旬味酒好かん@仙台 [ 東北]
仙台の夜、予約してあるお店に向かいます。
ビルの2階にお店があります。
「旬味酒好 かん」です。
実は、太田和彦の「居酒屋味酒覧」に載っているんです。
2階にあるお店の入り口。
ドアの脇の壁に、本日のおすすめやメニューが張ってあります。
店内はカウンター6席、その後ろに5人掛けのベンチシートのテーブル2卓だけ、という小さなお店。
私たちはテーブル席へ。
ジャズのBGMがかかっていて、小さなカフェバー風の感じ。
カウンターの中の大将、いやマスターは刈り込んだ髪にエプロン姿で、バーテンダーを思わせます。
7時過ぎに店に入ると、カウンターには常連風の女性1組と男女、テーブル席ににも男女がいる。女性客が多いです。我々5人組だけが女っ気がない。
まずは、グラスに入った生ビールで乾杯!
1口飲むと、おぉっ! 泡がとってもクリーミー。
うぅむ、これはただ者ではないぞ、と思わせます。
さて何をアテにするか。
半紙に書かれたお品書きは、それほど多くない
「本日のおすすめ」とあるのは
芝エビ、べっこうソイ刺身、サザエのつぼやき、活〆あなご白焼き
続く、漢方牛たたき、名古屋コーチン入りポテトサラダ、ポテサラ・パンセット、玉ネギサラダ、だし巻き玉子、玉子焼き、おにぎり、そばがき、は定番メニューなんでしょう。
本日のワンコイン(500円):生サンマ、おつまみ筋子、バクライ
日本酒好きのYさんが「バクライ!!」と言って、うなっていました。
お通しは3点盛りで1人千円
長時間いるのでなければ、これをつまむめばいいのかな。
「おまかせ」は、B1500円、A2000円、S2500円
どうもこれが良さそうな感じです。
マスターに「どう頼んだらいい?」って素直に聞きてみる。
やはり「おまかせはどうですか」という返事。
「いくらくらいがいいかな?」
「2000円のはどうですか?」
「じゃあそれでお願い」
事前に料理を予約していなかったんで「あるものでおつくりします」ですって。
こういう小さいお店では、料理は予約しておいた方がいいようですね。
最初に来たのは鶏の唐揚げ。
私のは他の人よりちょっと小さいんですけど・・・。(哀)
皮がパリパリ、肉は締まっていて、味が強いくて、旨い。ビールにいいです。
これ、もしかしたら名古屋コーチンだったかも。
次の酒は・・・クリーミーな泡のビールをもう1杯とも思うけど、日本酒にしました。
ここの日本酒は、マスターが気に入った宮城県の酒と全国の酒を月替わりで揃えているそうです。「ハーフサイズ」っていうのもあるんで、たくさん飲めない人でも酒を楽しめます。
「本日の1杯」という日替わりのお酒が500円であります。
今日は福島県の辰泉吟醸。
「辰泉吟醸涼宵(すずよい)仕立て」
グラスに注いだ途端に吟醸香がほとばしります。
酒は柔らかい口当たりで、とても軽快なお酒です。
暑い夏の宵に涼しさを味わうという感じのお酒なんですね。
ほかの連れも2杯目のビールの後にこの酒を注文。
そうそう、酒を注いでいる素敵な手の持ち主は、仙台の某女子大の可愛い学生さんです。これもオジサンには嬉しかったです。
2皿目のアテは、椎茸焼き。
日本酒向きになってきました。
タコとアイナメの刺身。
薬味にミョウガが添えてあります。
アイナメが厚切りで、すっごく旨い。
2杯目の酒は、ここのお店のオリジナル「かん」。
ラベルは、ご主人のお母さんが1枚1枚、手書きなんだそうです。
山廃純米だから、芳醇でしっかりした味わいですけど、重たさがなくて、キレがいいです。私には、こっちの方がいいな。
お酒に弱いというEさんが、水を注文したら、なんと一升瓶が出てきました。
木村酒造の仕込水です。
サバだったかな。刻んだキュウリが添えてあります。
茹で芝エビ。うまい。
キュウリの漬物。ただの浅漬けかって思ったら、ちょっと辛い。
ほんの少し辛子を加えている感じ。
最後に秋田のお酒をもう1杯。
田林山廃仕込み辛口。濃醇で深い味わいです。
今日は、お酒を入れて1人4000円でした。
とっても素敵な仙台の夜を楽しめました。
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