佐賀市にて 與衆館と田園風景 [旅行先]
前回に引き続き、今年2月に佐賀市に行ったときのことです。
「芙蓉」という地酒のメーカーがある田中酒造の近くに蓮池公園があります。
鍋島藩の支藩だった蓮池藩主の居城跡につくられた公園です。
その脇にある割烹「與衆館」。
立派な建物です。
明治26年建造の建物で、かつては子爵だった鍋島家(地主)に小作米を納入した小作人に慰労の酒肴をもてなしたところだったそうです。それで與(与)衆館ですかぁ。
それがいまは料亭になっています。
ここでお昼にしようかとも思いましたが・・。
パンフレットを見ると、お昼のランチ(11:00~2:00)は
與衆館定食 2000円
桜定食 1500円
楓定食 1000円
楓定食は、刺身、天ぷら、茶わん蒸しにコーヒー又は梅ジュース。
ちょい高いな、ってことで、パスしました。(苦笑)
その周囲の景色です。
青々とした草が一面に生えています。広い芝生。
じゃありません。
ここは水田です。
佐賀県の水田では、春から秋には水稲と転作の大豆を植えて、秋から春にかけては全面に麦(小麦、大麦)が植えられるという二毛作の農業が行われているそうです。
だから2月には、水田一面に麦が育っているんです。
佐賀市は水田が整備されていて、各地区毎に米の乾燥・もみすり・選別を行うライスセンターとか、貯蔵までできるカントリーエレベーターが設置されています。
ここは元々は干拓地で、そこがこうして整備されたんです。
これはカントリーエレベーター。
並んでいる円柱は玄米を貯蔵する貯留瓶です。
これはライスセンター。
筑後川近くの蓮池地区にある施設です。
この地区の農家は、大豆の収穫や米麦の収穫などは共同作業で行われていて、収穫した米や麦をこのライスセンターに持ち込んでいるそうです。
住宅の脇に石碑を発見。
「竣工記念」とあるから、農地整備のことかと思ったら、なんと簡易水道の工事です。
干拓地では井戸水がとれないので、かつては飲用水にずいぶんと苦労したようです。
それで簡易水道の敷設に尽力された記念碑が建っているんですね。
水道の有りがたさって、断水になって、初めて思い知らされますから。
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