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古民家で岩魚と山菜料理をいただく 民宿おかべ@富山県南砺市 [温泉・旅館・民宿]

富山県の山中にある温泉民宿に泊まりました。
南砺市利賀村にある長崎温泉です。

飛騨山中から白川郷、五箇山を抜けて砺波平野に流れる庄川。
その庄川の奥にある庄川峡は紅葉の名所だそうです。
その庄川峡には温泉がいくつもあります。
その中の1つが長崎温泉です。

国道156号を南砺市から岐阜へ向かい、庄川にかかる長崎大橋をわたります。
「大橋」とはいえ、車は1台しか渡れない幅の橋です。
橋を渡って、雪道をしばらく進むと、民宿がいくつかあります。

その一番奥が「古民家の宿おかべ」さんです。

昭和2年に建築した古民家です。
突き当たりの建物は、最近増築された浴室です。

階段の脇に、ちょっと変わった屏風があります。
書家の泉椿魚(いずみちんぎょ)のものだそうです。このお方、各地を放浪し、利賀村にいたときにこの宿に残した作品だそうです。
彼の作品がいたるところに展示してあります。

屏風の前に宿の名入りの行灯。

食事は、この立派なケヤキの板戸の向こうにある部屋です。
手前に囲炉裏のある部屋、その奥の客間が今夜の食事処です。

温泉に入ってから食事の時間に食事処に行くと、テーブルには料理が並んでいました。

箸袋にも泉椿魚の書が描かれています。
「ふるさとは あったかい おかあさんの 懐」

まずは岩魚の塩焼き。
温かいうちにお召し上がり下さい。

そのままガブリといただきます。

骨も食べられる柔らかさだ!
と思ったら、骨を抜いてあるそうです。(笑
淡白な中に味があって、美味しいです。

岩魚のあらい。初めていただきます。

臭みなどなく、脂が乗っているけど上品な味です。
これ、すばらしく、うんまい。

山菜の料理がいろいろあります。でも何の料理だったかほとんど忘れてしまった。
これは酢の物。味噌がかかっています。

ゼンマイときのこの白和え、かな?

山菜の和え物。ワラビときのこ。

ふきの葉の胡麻和え。

カモ。

山菜の和えもの。ワラビと人参かな。

キノコ入りのそば。

キノコは、なんていう名前?ホンシメジかな。
ツルンとして美味しい。

そばは〆かと思ったら、そうじゃないんです。

綺麗な器。

中は茶わん蒸し。

とってもクリーミー。

鍋もあります。

キノコがいっぱい。

鍋の中身をとる器がきれいなんです。

こういう綺麗さって、女将の心配りだな。

鍋を綺麗な器に盛っていただきます。

山菜の煮物。椎茸、フキ、長芋、人参、タケノコ、豆腐。

細長いタケノコは、東北や北海道では普通に食べられている根曲がり竹ですね。
本州では「笹竹」とか「姫竹」と呼ばれていますけど、私の出身、北海道では、普通に「タケノコ」と呼んでいます。富山県では「ススタケ」と呼んでいるそうで、「笹竹」が訛った名ですね。学名は「千島笹」ですって。

この豆腐は五箇山豆腐かな。

最後にご飯と具だくさんの味噌汁が出されます。

ごはんはお替わりできますけど、もうお腹いっぱいですから1杯だけ。

漬け物がとても旨い。

お酒は、ビールの後に燗酒をいただいたんですけど、冷やで飲もうってことで、1升瓶をいただきました。燗も冷やも「三笑楽」の上撰です。
合掌造りで知られる五箇山の三笑楽酒造のお酒。ここは一般酒を主体に造っている蔵元だそうです。
芳醇な辛口。上撰でも十分に美味しい。満足です。

さて部屋に帰りましょう。

部屋は2階。5人いっしょで、合宿みたい。(実際に合宿です。)

天井は立派な梁があって、すばらしい。

さて、昨日買った「勝駒」をいただきましょう。

大吟醸しぼりたて生酒です。
山田錦を40%まで削った酒です。
「小さな手造り酒やですから年に、そう、こっぽり(沢山)とはできません。」と書いてあります。

富山で一番小さな造り酒屋が真剣に造った酒です。
昨夜、純米酒を飲みましたけど、これはさらに素晴らしい。
もう幸せ満点です。

そうそう、宿から漬け物をいただきました。
大根の漬け物と奈良漬けです。この漬け物がまた旨いんだぁ。
ほんとシアワセだなぁ。


■食べログ: 古民家の宿 おかべ


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