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良い素材で見栄えよく美味しい さかな竹若@赤坂 [ 東京飲みある記]

今夜は歓迎会。

場所は赤坂駅近くの小路を入ったところにあるお店。

隠れ家風の一軒家。

さかな竹若の赤坂店です。

宴会場はその3階。木造の階段を上ったところに、テーブル席の貸切用の個室がありました。

今夜は「東北地方 義援金・還元コース」というコースだそうで、売上げの1割が義援金として送られるそうです。
飲み放題で8000円。

乾杯のビールはザ・サントリープレミアムモルツ。
いつも家で呑んでいる第三のビールとは違うなぁ。(当たり前)

前菜3点盛りがテーブルの上に並べられています。

自家製豆腐。まったりした豆腐を青のりが混じた塩でいただきます。

海苔しんじょうとポロネギの焼き味噌のせ。
海苔しんじょうは、日本酒に合うよなぁ。
ポロねぎって、下仁田ネギに似てますね。でもトロリとした粘液はなく、実(皮?)が柔らかい。

椎茸の和え物。酒粕で和えてあるのかな。日本酒に合うよなぁ・・。
ああぁぁ、もうダメ。
幹事さーん、日本酒お願いしまーす。東北泉を冷やでぇ。

古典的スタイルのお銚子は松竹梅の銘入りですけど、中身は東北泉。
山形のお酒ですけど、やっぱり東北のお酒にしましょう。

猪口は大きく平たい形。こういう猪口って好きなんです。
東北泉は口当たりの柔らかいお酒。
いやもう、すいすい呑んでしまいますよ。シアワセ・・。

造りは、天然鮮魚の盛り合わせ。

カツオのタタキ。角が立ったカツオに、三杯酢のジュレがけ。
それにカリカリのニンニクが載っています。
このニンニク、臭いが少ないようにって配慮でしょうけど、私は本場高知のようにニンニク臭い方が好きだな。

ホタテ、いやタイラギですね。それと炙りサーモン。
サーモンはどこのだろう。チリ産の養殖物ではないみたいです。

炙りの鯛姿焼き? いや、ブリとか野菜の串揚げとかがいろいろと並んでいます。
それぞれ素材の味を大切にしたシンプルな料理です。 

煮物は牛ロースと野菜の煮物。
上品な肉じゃが(笑)、かと思ったら牛肉類は別に調理されています。
でも庶民派の私としては肉にもっと味が染みていた方がいいかな。そしたら肉じゃがになっちゃうな。

口替りで、新玉葱とフルーツトマトのサラダ。
シンプルだけど、箸休めに美味しいです。

揚物は、筍挟み揚げ。

筍とゼンマイかな。今が旬ですね。

強肴で、鴨ロース。鴨とグリーンアスパラが抱き合っています。

御飯。

鯛の土鍋飯。これ旨い。

味噌汁は赤出汁。

香の物の人参、大根、キュウリ。いい感じに浅く漬かっています。

デザートの甘味は桜峰岡。
峰岡って、牛乳を葛などで寄せたスイーツです。桜シロップで色づけされているのかな、色は淡いです。
この「峰岡」の意味は最後に薀蓄をたれます。(笑)

料理は素材がよく、美味しい。見た目にも美しい。料理には十分に満足です。
料理に見栄えは大切だけど、B級専門の私には気取りすぎに思えます。まぁ、赤坂だからか・・。

飲み放題なんで、日本酒以外にもお酒を各種いただきました。
芋焼酎のなんこ、麦焼酎のわんこ、黒糖焼酎の朝日、泡盛の残波が部屋の片隅のテーブルに置かれていました。
私は富乃宝山と残波のロックをいただきました。でも今日のメインは東北泉でした。

さて「峰岡」の薀蓄です。
峰岡は「峰岡豆腐」のことで、牛乳を葛などで寄せたスイーツのこと。
それがなんで「峰岡」なのか?
実は峰岡豆腐は本来は「嶺岡豆腐」という名前だそうです。私も初めて知ったんですけどね。

現在の千葉県鴨川市・南房総市にある「嶺岡山地」一帯は古くから馬の放牧がされていて、江戸時代の1614年にはそこが天領の嶺岡牧となった。徳川吉宗の時代にインドから伝来した白牛がそこで飼育されたそうで、それが日本の酪農発祥となっています。その白牛から搾った牛乳で「白牛酪」という乳製品(現在のバター)を作って、強壮剤や解熱用の薬として当初は将軍家の献上品とされ、その後江戸末期には市販されるようになったそうです。それで牛乳のことを嶺岡といい、牛乳を使った料理に「嶺岡」の名前がつけられるようになったそうです。


■食べログ:さかな竹若 赤坂店




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