分校の短角牛コロッケは旨い 道の駅三田貝分校@岩手県岩泉町 [ 東北]
岩手県岩泉町には「道の駅」が2つあります。
1つは「道の駅いわいずみ」で、そこには「大地工房」というレストランがあります。
(そのときの様子はココ。)
もう1つが「道の駅 三田貝分校」です。
「分校」なんて、変わった名前の道の駅ですけど・・
建物も変わっています。まさに「分校」風なんです。
その姿は、もう、いかにも小学校の分校です。
私が卒業した札幌の小学校は、古い木造の2階建て校舎だったんで、なんだか懐かしい感じがします。
ここは、岩泉町立門小学校の三田貝分校の「閉校」(開校じゃないですよ)を記念して設立された道の駅なんです。
だから本物の分校そのものではありませんが。
へぇ、どんなところなの?
って興味津々で入ってみましょう。
お店の開店時間、いや分校の「参観日」ですって、それは18時までです。
実に、ジョークです。
内装も分校風なんです。
入って左手には、下足箱。
ここで内靴に履き替えます・・・ってのはウソ!
右手には小さな黒板があって
担任 平井直子
日直 岩瀬弘行
転校生 川部絢子
なんて書いてあります。
レストランは「三田貝分校 給食室」です。(笑)
でも、この時間帯、給食室は準備中ですって。残念です。
給食時間は11:00~16:00でした。
「献立」は
分校ラーメン 530円
短角牛コロッケ 350円
短角牛コロッケ定食 550円
短角牛 牛丼 550円
短角牛カレー(サラダ付)700円
などがあります。
券売機も準備中です。
「岩泉の郷土食 あんずぎばっと」が320円。
すっごく訛ってますよ!
標準語だと「あずきはっと」ですかぁ。
こしあんの中に「はっとう」(小麦うどん)が入っているんだって。
「はっと」っていうから、宮城の登米地方等にある「すいとん」状のものかと思ったら、なんと「うどん」です。
ここでは「うどん」を「はっとう」と呼ぶようです。これは意外なことを知りました。
「はっと」は、甲州の「ほうとう」と同じ語源だそうで、そうだとするとうどん状の「はっと」があっても不思議じゃない。
登米の「はっと」は岩手では「ひっつみ」と呼びます。そのかわり「うどん」を「はっとう」と呼んでいるのね。
閑話休題。
レストラン内は、パイプ椅子と机が置いてあって、まさに小学校風。
壁には、時間割表や世界地図も貼ってある。
分校時代の生徒たちが描いた絵や習字も張り出してあって、小学校らしさを演出しています。
いや、演出ではなく、自分たちの懐かしい小学校の想い出そのものを残しているのかも。
給食室はお休みとはいえ、ここで何も食べずにこのまま帰ったら、意味がないです・・。
おぉっと、何か売ってますよ。
手作り「いわいずみ短角牛コロッケ」です!
1個120円。
これだぁ!
「コロッケ1つ下さい!」
紙袋に熱々のコロッケが入っています。
しっかりきつね色のコロッケ。
表面に粉を吹いたような焼けたパン粉が食欲をそそります。
紙袋からコロッケの頭を出して・・・いただきま~す。
ほふ!あふい!
皮はしっとり、中はトロリン状態。
短角牛のミンチは、柔らかいポテトの中に、まばらに入っているだけ。
なのに、肉の旨みを自己主張しているじゃないですかぁ。
こりゃ、旨いです!
このコロッケを食べるためだけでも、ここに立ち寄ることをお勧めします。
道の駅の建物の左側は、お土産屋です。
南部せんべいが何種類も売っています。
そうそう、アレあるかな?
ありました!
せんべい汁用の「おつゆせんべい」。
お土産に2個買いました。
これがどんなものかは、また後日。
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