屋久島のさかなと三岳 味のさつき＠鹿児島市

鹿児島市の夜。
今夜はご当地の魚を食べられる居酒屋に行きましょう。

天文館にある魚料理の「味さつき」さん。

屋久島の魚がたべられるようです。
実はこのお店、『太田和彦の居酒屋味酒覧』で知ったお店なんです。

屋久島や口永良部島直送の魚があるそうです。
「首折サバ」があるといいなぁ。

ここに来る前に実は、別なお店に立ち寄ったんです。
同じ本に載っていた「味処　屋久島」というお店です。

しかし、どういうわけか看板が見つからない。
やっと場所をみつけて、地下のお店へ入ろうとしたら・・・

なんと「体調不良のため閉店」ですって！
閉店は去年の９月のことですね。
残念です。

気を取り直して向かったのが、同じく屋久島つながりの「味さつき」さんなんです。

さて、暖簾をくぐって店内に入ると、居酒屋おなじみのカウンター席と奥には小上がり。
カウンターに席を取りました。

カウンターの中には、女将らしき女性と、もう少し年配の女性の２人。
いやぁ、暑いですねぇ。とりあえず、生ビール下さい！

カウンターの上には屋久島の焼酎「三岳」が並べられています。

そしてカウンターの中に大漁旗を模った「さつき丸」の旗が飾られています。

まずは、生ビール。
キンキンに冷えたジョッキに注がれたビール。
プハーッ！はぁ、うまい。

突き出しは茹でたイカの和え物。
黄色いパプリカとニンニクの芽の上に重ねられています。
和え物、っていうより・・サラダというべきかな。
意外とオシャレな料理です。

ニガウリは大丈夫ですか？
と聞かれて、出てきたのがゴーヤのフライ。
夏はこのニガウリがいいですね、とも。

ゴーヤは種の部分だけでなく、その周りも除かれているので、ほとんど苦くないです。
ちょっと油をすったフライは、ビールにはちょうどいい感じ。

注文は何にしようか・・。
きれいな字で書かれた紙の品書き札が並んでいます。
首折れサバはありませんね。

ホワイトボードに書かれた「おすすめ品」は「盛刺」のみ。
「刺身好きな方に」ですって。
私、好きデース！

刺し盛りお願いします！
「１人前、おつくりましょうね。」
１人前は1500円です。

そのホワイトボードに、かわいいウサギの絵が描かれています。
うさぎがお好きなんですか？
「いえぇ、それ、孫が書いたんです。かわいいでしょ？」
お孫さんですかぁ、かわいいですねぇ。

さすがにキティ好きの女将ではなかった、です。

刺身が来ました。
おおぉぉぉ！すごい！これで１人前ですか？

魚は、２種、クロダイとニザダイだったかな？ですって。

これが、ニザダイですか？
よくわかんない？（笑）
でも甘くて美味しいですよ。

クロダイ。
透明感があって、シコっとした食感がいいです。

お酒をいただきました。
当然、焼酎、もちろん「三岳」のお湯割りです。
ほんのり甘みがあって、ふくよかで実に美味しい。

６：４と５：５のお湯割りように、グラスに線が書いてあります。

刺身はまだありますよぉ！
ウニに、イカにタコ。

ウニは阿久根のウニですって。
トロリンとして甘ぁ～い。ボクもう、幸せでちゅぅ。
同行のＫさんがウニをあんまり食べないもんで、ほとんど１人でいただいちゃいました。

この店のイチオシもいただきました。

「つけあげ」500円です。
鹿児島以外では、薩摩揚げ、ですね。
沖縄にいくと「チキアギ」です。

このお店のつけあげは、トビウオで出来ています。
「アゴ」と呼ばれていますよ。

ふっくらして、全く臭みがない。
これは絶品・薩摩揚げです。

途中でオジサンのお客が１人入ってきました。
女将となにやら話をして、出てきた料理は、大きなお皿に煮魚がいくつも入っているもの。
あら煮（メニューでは「あらたき」）だそうです。
量も多くて、あら煮も狙い目かも。

「ラッキョウたべられますか？」と女将。
えぇえぇ、もう、大好きですよぉ。

キュウリとラッキョウのつまみが出てきました。
ラッキョウは火が通っているので、独特のあの臭みがほとんどないです。
カツオ節がまぶしてあって、箸休めにいいです。

焼酎も２杯いただいて、気分がよくなったとことろで、引き上げました。
１人3000円弱でした。

首折れ鯖がなくて、残念でした。
春は産卵期で、首折れ鯖はないらしい、ってことも後で知りました。
次の機会を待ちましょう。

ごちそうさまでした。

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