はちまん田んぼアート@岩手県花巻市石鳥谷 [旅行先]
ちょっと古い情報なんですが・・・
今年の夏に岩手県花巻市に行ったときのこと。
「田んぼアート」を見ました。
場所は花巻市石鳥谷生涯学習会館前からの景色。
駐車場の東端の土手に「はちまん田んぼアート」の幟が立っています。
その土手から下を見下ろすと・・・
線路を挟んだ、田んぼに絵が!
ナニコレ!!
緑色の田んぼ自体がキャンバスになって、黒と黄色で機関車と「ガンバロー いわて」の文字が描かれています。
実はこれが、今年で2回目の「八幡(はちまん)田んぼアート」なんです。
今回のテーマは「銀河鉄道に夢と希望を乗せて・・・」ですって。
2011年6月5日にボランティアで田植えをしたんです。
主催者は、八幡まちづくり協議会と八幡田んぼアートプロジェクトチーム。
緑はもちろん、黄色も黒も、どれもみんな稲なんですよ。
緑色は「ひとめぼれ」ですけど、黄色は「黄稲」、黒(実際は紫)は「紫丹」という古代米ですって。
3種類の稲を植え分けて、絵を描いたんです。
もちろん植えたときには、ほとんど同じ緑色の苗だったはず。
見分けがつかなかったでしょう。
それが成長して、実が充実して穂をたれてくると、しだいに色が分かれてくる。
それだけで、こりゃ大変だぁ、と思います。
だけど、さらにすごいことを発見。
アートの図案を見てびっくり。
田んぼの奥行きは100m。
それを高いところから斜めに見ると、手前と奥とでは視線の角度が違います。
ということは・・・
見た目に同じ奥行きの長さに見えるためには、手前では短く、奥では長くしないといけないですね。
それを計算して、原画を投影法で拡大して実寸を出しているんです。
もしも真上から見たら、奥の方は間延びした絵になっているあけ。
だからこそ、丘から見るときれいな絵になるんですね。
いやはや、まいった。
しばらく見ていたら、ちょうど列車が通りました。
なんだか勉強になったアートです。
来年も頑張ってくださいね。
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