どて丼という煮込み丼 月とん@虎ノ門1丁目 [ 東京ランチ]
今日のお昼は、行くかどうか迷っていたお店に行くことにしました。
場所は虎ノ門1丁目。かの大食いトライアングルの1角、長崎飯店の2階です。
「月とん」さん。
本来は串焼き屋さん。
ランチは「やきとり丼」がトップに書いてあって、これがウリなんでしょう。
でも食べログでもその評価が分かれている感じ。
お店は階段を上った左側。
入口は黒と赤のツートーンで、意外にオシャレ。
店内は、厨房と窓際のカウンター席とテーブル席があります。
今回は1人なので厨房前のカウンター席に座りました。
目の前で焼き鳥が焼かれています。
改めてメニューを拝見。
やきとり丼は串2本の「並」が650円。
味とCPとで、評価が分かれている料理です。
このお店の本店は、焼き鳥屋のようですけど、ここは「月とん」という名前が示すとおり、鶏ではなく豚を焼く、焼きトン屋です。ということは鶏以外が得意なんじゃないかって想像してしまいます。
豚のメニューって、ロースカツ定食800円とロースカツカレー900円。
でも今回は、グッとB級で行こうと思っていたんです。
何かって?
「どて丼」なんですよ。値段は580円
「牛すじやたん、かしらなどをやわらか~く煮込みました。」という説明が書いてあります。
「どて丼お願いします!」
ご飯大盛り無料なんだけど、今回は普通盛りで注文しました。
「どて丼」は間違いなく「どて」をご飯にかけたものでしょう。
私にとって「どて丼(どて飯)」とは、名古屋の「島正」で感動した料理です。
もしかしてそれに再会できるのならとても幸せ、という思いもありました。
まずはレタスのサラダが運ばれてきました。
サラダをいただいて、数分後。、どて丼とみそ汁がやってきました。
お味噌汁の具はワカメ。
どて丼は、どんぶり飯の上に「どて」がかかって、そのトップに青ネギと青ジゾの青々コンビ、脇に漬け物が載っています。
「どて」はドロリとした液体状ではなく、煮込まれた具材として載っています。
その中に、豚のカシラが粉々になったであろう肉片の中に、レンコン、コンニャクが見えます。
元は牛すじだったであろうゼラチン質や豚タンであったであろう肉片も混じっています。
ではいただきましょう。
木製の箸が添えられていますが、箸ではどうも食べにくいです。
いっしょに箸立て立っているスプーンでいただきました。
じっくりと煮込まれた肉はトロリンと軟らかい。
味は八丁味噌を交えた味噌味で「どて」風です。
その汁は「どて」から想像したドロリとしたものではなく、コラーゲンのとけ込んだとろみはあるけれども、サラリとしています。
コラーゲンでできた牛すじ中心ではなく、それが少ないカシラやタンが多いため、ドロリ状態の「どて」にはならないのでしょう。
しかし風味はなかなか濃厚で、それをシャキッとして香りの強い青ネギと青ジソの香りが引き立ててくれます。
ちょっと少なめかなと思っていたご飯の量も、意外にしっかり丼にはいっていて、男性でも普通盛りで十分な量です。
でも・・・これは「どて」なんでしょうか?
肉がこんなに粉々になった状態で、他の具を煮込む煮汁の「どて」になるんでしょうか?これは「どて」ではなくて「味噌煮込み」なんじゃないかな。
煮込み丼としては、なかなか旨いと思います。
これで580円はいい値段です。
さて、ここは夜には串焼き屋です。
豚のもつやきには、「はらみ」(横隔膜)や「ちれ」(脾臓)がありますね。
これは期待できそうな感じです。
「牛すじ煮込み」があります。これと「どて」とどう違うのかも、確認してみたいな。
お昼バージョンは、ごちそうさまでした。
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