SSブログ
 

李小牧プロデュースの湖南料理店 湖南菜館@歌舞伎町(その2) [ 東京飲みある記]

歌舞伎町一番街にある湖南料理のお店「湖南菜館」で食事をしました。
その料理のことは前回、紹介しました。
今回はお店のことを紹介しましょう。

ここは歌舞伎町案内人・李小牧氏プロデュースのお店だそうです。

李氏は湖南省生まれ。毛沢東と同郷です。
だから湖南料理の店を出した。
2007年8月18日がグランドオープンみたい。

その李氏は自称「歌舞伎町案内人」。
「案内人」って・・まぁ、キャッチみたいな人かな。外国人専門のキャッチ。
でもボッタクリの店に案内するキャッチとは違う。
「案内人」は、レストランなど客の希望に応じて歌舞伎町のいろんな店に案内してくれるし、不案内な外国人に日本のお店(とくに風俗)のシステムを解説する。
確かに案内人。
その案内人・李氏のシマの歌舞伎町一番街にお店を出したようです。

そんな李小牧氏のことは、事前にほとんど知りませんでした。
李氏には自分の体験を元に書いたノンフィクションの本か何冊か有ります。
例によって、事後に本を読む私。
かなり面白いです。

まぁそれは最後に紹介するとして、まずはお店自身の紹介をしましょう。

店内は清潔で、座り心地の良い赤いソファの椅子などかなり気が払われている。

変な話ですけど、トイレがきれい。

広くて清潔なトイレです。
これは女性が来ても完全にOKです。

店員さんがまたいい。
フロアの女性が可愛くて(!)、しかも日本語がメチャ上手。
日本人ですか?って聞いちゃった。
そしたら、中国人です、だって。え゛ーっ!日本語うますぎです。
同行者が箸を落としたら、その女性がすぐに気がついて、新しい箸を持ってきてくれました。すばらしい!

店内に中国の地図が張ってあるので、その女性に湖南省の位置を教えてもらいました。

地図のここ。

南は広東省、東は江西省、西は貴州省その西に四川省。
北の湖北省との間には、洞庭湖という湖があります。

店内に色々と飾られているものをご紹介します。

店内には李小牧氏の本が陳列されています。
私も事後に読んでみたけど、アンダーグラウンドでかなり面白い。

李氏の本の隣に「桜田門警視庁」とか「警視庁刑事部・・」とか書かれた焼き物のボトルが並んでいます。
プレゼントとしていただいたものみたいです。まぁジョークですね。

「天下湘菜回娘家」「湘菜国際伝播貢献奨」と書かれたプレート。
湖南省政府から李小牧氏に贈られたものですね。
「湘菜」は湖南料理のこと、「回娘家」はお嫁さんの里帰りのこと。
外国で故郷の湖南料理を食べられるお店ってことみたい。
これぞ湖南料理だ!っていうお墨付きみたいなもんんですね。スゴイ!

確かに湖南省旅行局の日本語オフィシャルサイトに、このお店が載っている。
本場中国の名店「毛家飯店」本部から料理人を招いたって。
なかなか本格的なんです。
ところで、そのサイトに「恐怖の湖南料理」ってのが書いてある。
スズメバチのサナギ、ムカデ、イモムシ、セミの幼虫・・要するにゲテモノ料理。
「恐怖」の方向が違う!
このお店では、そういうものは出ません。(たぶん)

中国の有名人が多く来店するらしく女子十二楽坊もここに来たらしい。
意外に、すごいお店みたいです。

李氏がジャッキー・チェンと撮した写真もある。
ジャッキー主演の「新宿事件」という映画の際に、歌舞伎町を案内したり脚本に協力したりしたようです。
でも歌舞伎町でのロケの許可が警視庁から下りなかったそうです。
で、ゲリラでロケしたそうです。

李小牧氏はいくつも本を出しています。詳しくは本人のサイトでどうぞ。
私が読んだものを紹介しましょう。
みんな李氏の体験談、ノンフィクションです。
ドキドキしながら読めます。
ただし最後の本は李氏のブログを元にしたものだから冗長です。
歌舞伎町案内人 (角川文庫)

歌舞伎町案内人 (角川文庫)

  • 作者: 李 小牧
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/03/25
  • メディア: 文庫
歌舞伎町案内人 II

歌舞伎町案内人 II

  • 作者: 李 小牧
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/11/01
  • メディア: 単行本
新宿歌舞伎町アンダーワールドガイド―歌舞伎町案内人が明かす『眠らない街』の真実

新宿歌舞伎町アンダーワールドガイド―歌舞伎町案内人が明かす『眠らない街』の真実

  • 作者: 李 小牧
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 2003/09
  • メディア: 単行本
歌舞伎町案内人365日

歌舞伎町案内人365日

  • 作者: 李 小牧
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 単行本

 
nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 2

コメント 4

ゲッツ・サン・ナニカイテル

先日、NHKで李さんが涙ぐんで震災後のことを話してあり、李さんの本を借りようと翌日図書館に行きましたが、休館で....、やっぱ、博多に買いに行こうと思いました。李さんには申し訳有りませんが漠然となんだか少々怪しい思いでしたが、その反動で、猛烈に知りたい気持ちでいっぱいです。中国の作家で「曽おばさんの海」の班
忠義氏(誤字の場合、申し訳有りません)等、次々、問題作書いてあり李さんも、日本の問題に関心が有り、なんといっても生活していらっしゃるから言われる言葉の重みが、まるで、故松下竜一氏のようでした(一部の本好きでは、最高の表現)今日も仕事、休みの日は、「李さんの日」にして本屋さんめぐりです。up主様、李さんのお店を紹介して下さり有難うございます。こちら田舎ですので、おししいものといえば・・・あまりありません、こうして都会の穴場的お店を知るには大変興味深いです。up主様有難うございます。




by ゲッツ・サン・ナニカイテル (2012-03-20 06:40) 

とんちゃん

> ゲッツ・サン・ナニカイテルさん
李さんの本は古本屋から買いました。
ちょっと危ない世界の人かな?
ライターが彼の話にまとめて本にしているのは
なかなか面白いです。
お店の料理はかなり美味しかったです。
by とんちゃん (2012-03-24 19:38) 

T_T

日中間を又にかけての活躍、彼は中国のことも、日本のこともよし知っている。両方の国の大学、メディアにも登場して、コラムニスト、作家、コメンティターとして才能を発揮。日中間のイザコザの解消に、一役かってくれそうだ。今後の活躍に期待。
by T_T (2013-06-11 11:18) 

とんちゃん

> T_T さん
多彩に活躍されているようですね。
日中間の橋渡しになって相互理解が進むことに期待したいです。

by とんちゃん (2013-06-17 07:16) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0