奥尻の観光地(4):西海岸の奇岩群ほか [旅行先]
ホテル緑館を出て、奥尻島の西海岸を観光。
いろんな彫刻があったり奇岩怪石群があったりします。
◆北追岬
ここに世界的な彫刻家・流政之氏によって制作された彫刻群がある。
みんな向こう向いているの?
上向いてるのかな?
そんな動きを感じるな。
草むらの中を歩いて彫刻群を観ることができるみたいなんだけど、パスしました。
ところで奥尻島に流政之氏の彫刻がいくつもあるのは不思議ですが・・。
その理由は、木村清紹『わが奥尻島―悲しみを超えて、夢を追う』祥伝社 (1993年)に詳しく書かれています。
海岸沿いの道を南下。
おっ、変わった岩。
◆カブト岩
鎧武者のカブトに見立てた名前だって。左向きなの?
北海道南西沖地震のときに岩の半分が崩れ落ちたらしいです。
元の姿はどんなんだったんだろ?
道路脇に看板があったんで停車。
◆モッ立岩
これがその岩ね。
モッコリした変な岩ですね。
みかげ石だそうです。
看板によると、未亡人が発見して、自分の亭主の「からだの一部」にあまりにも煮ているので喜び懐かしんだけど、その名を付けるのに恥じて「上の一文字」を抜いて「モッ立岩」と呼んだって。
「からだの一部」って? はぁ、そうねぇ・・。(笑
ところで「上の一文字」は何だろね?
町のHPによると・・・
島の昔話では、もともと「なべつる岩」の隣に立ち夫婦岩と呼ばれていました。
しかしある時、大好物のアワビを求めて、人里離れた西海岸に「浮気」してきた。
とのこと。
なべつる岩と夫婦ってのは、笑えます。正に♂と♀だもんね。(笑
アワビは西海岸で穫れるのは確かなんだけど・・・
それが「浮気」ってのがまたいい。
アワビの形は・・似てるって言われるんですよ・・・。ハハハ・・f(^^;
おっと、また看板。
◆津波痕跡地点
1993年7月12日午後10時17分に起きた北海道南西沖地震で、時速500kmの早さの津波が奥尻島を襲った。
そしてこの地点では、なんと標高23.3mのところに津波の跡が残っている。
山のずっと上の方に看板が立っている。
23.3m。あそこまで津波が来たんです。
看板にはもう1つ書いてある。名前だけだけど。
◆無縁島
町のHPによると、悲しい恋物語の伝説があるそうです。
いつの時代か、神威脇に住む島の娘・歌子と能登の国から流れてきた清次郎が恋に落ちる。
しかし清次郎の裏切りで離ればなれとなり、歌子は悲しみのあまり清次郎の子を身ごもったまま神威沼に身を沈めてしまう。(かわいそう・・・)
その直後、奥尻島へやってきた無縁という名の僧侶が、歌子のために長い弔いを捧げ、室津島へ渡り断食座禅を組む。数日後、海が荒れ波に呑み込まれた僧侶が、数珠を握りしめたままの姿で流れ着いたのがここ。
それで後に「無縁島」と呼ばれることになった。
しかもその僧侶は、歌子への裏切りを深く悔やんだ清次郎であった。
なんだかよく分からん話ですが・・。
室津島って、奥尻島の南端・青苗岬の南沖合約5キロにある無人島。
灯台があるけど、普段は渡船がない。
毎年7月の第3土曜、日曜に開催される室津祭りのときに、青苗から室津島まで漁船パレードが行われるそうです。
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