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福岡「天神」の由来 [旅行先]

前回の櫛田神社の話は、わかりにくくて不評でした。ごめんなさい。
今回もとんちゃんには期待されていない、観光ネタの3回目です。

さて、福岡市にある天神。
ここが「天神」と呼ばれる由来を訪ねてみました。

地下鉄天神駅から東の川端方向へ向かったところにある「水鏡神社」。

山門の入口は小さいです。

でも奥行きがずいぶんある。

狛犬が可愛いですね。

こっちの方が可愛いかな。

小柄な本殿です。

901年、菅原道真が京から大宰府に左遷される途中のこと。
博多に上陸したとき、四十川(現在の薬院新川)の水面に映った自身のやつれた姿を見て、嘆き悲しんだといいます。

これに因んで今泉(中央区今泉)に建てられた神社が「水鏡(すいきょう)神社」。
「容見天神(すがたみのてんじん)」「水鏡天満宮」とも呼ばれました。

道真の死後、疫病や異常気象など不吉な事が続きて、これが「道真の祟り」と恐れられた。
そこで道真の霊を鎮めるために、道真を左遷した醍醐天皇の命で建てられたのが太宰府天満宮です。
とくに930年には、清涼殿に落雷があって、菅原道真の動向監視をしていた大納言藤原清貫など5人が死傷しました。
それで菅原道真は死して雷の神(天神)になった、と信じられたんです。
この事件で
醍醐天皇はショックで病に倒れ、3ヵ月後に死んでしまいます。
もう少し詳しいことは「大宰府観光」に書きました。http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2012-04-01-1

そして今泉(中央区今泉)に水鏡神社が立てられました。
いつ建てられたのかは知りませんけど、太宰府天満宮が出来てしばらく経ってからでしょう。
その後、江戸時代初期の慶長17年(1612年)、福岡藩初代藩主黒田長政が福岡城の鬼門にあたる現在の地にその神社を移転しました。

というわけで「天神」の地名は、この水鏡神社=水鏡天満宮(天神)に由来するんですって。

神社の北側、赤煉瓦文化館の脇にも鳥居がありました。


 
タグ:福岡県
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