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プリプリの新鮮モツとニンニクがたっぷりのもつ鍋 みやもと@福岡市 [ 九州・沖縄]

福岡に行きました。
今夜は「もつ鍋」にしましょう。

1992年頃にもつ鍋ブームがあって、東京にも、もつ鍋屋がいっぱいできました。
牛モツの入手難(米国からの輸入がほとんど)なんてことが話題になりました。
でもあっと言う間にブームが去り、お店も消えました。

ブームが起こりかけたときに、私ももつ鍋をいただきました。
意外に旨いなぁ、ってのがそのときの印象です。

ブームが去って、つい2年前に天神の「楽天地」に行って・・
ぉぉぉおおおお!もつ鍋、旨い!と感動。
それから、福岡ではもつ鍋を食べるぞ!って思っていたんです。

で、今夜はどこでもつ鍋をいただくか?
事前にずいぶんとチェックしましたよ。
そして選んだのが・・・

博多区冷泉町にある、もつ料理専門店の「みやもと」さんです。
「元祖」って書いてます。もつ鍋の元祖なの?
もつ鍋の元祖って、どこなんでしょうね。

もつ鍋の「元祖」は、最後にちょっと書きます。
それはさておき、お店に入りましょう。
もちろん予約してあります。

店内はテーブル席がいくつか。2階もあるようです。

かなり年期の入った、しかし元気なおばあちゃんが迎えてくれます。
予約しているとんちゃんです、と告げると、入口近くに用意されたテーブル席を案内されました。

店内にメニューは掲示されていません。
メニュー表もありません。(一応あるみたい)
だってメニューはモツ鍋しかないですから。
それでいいんです。そのもつ鍋をいただきに来たんですから。

だからオーダーも簡単。
おばあちゃんに何人前かを言えばいいだけ。
いや、それもおばあちゃんにお任せ。
「O人だから適当にお願い!」それでOKです。

さてまずは、瓶ビールでカンパイです。
生ビールはありません。

底の浅いステンレスの鍋に、モツ、ニラ、にんにくがたっぷり。
スープは醤油味です。

写真でわかるでしょうか、モツがものすごくいっぱい入っているんです。
ほんとにいっぱい入っている。

それがこのお店のモツ鍋の第1の特徴です。

煮えてきたんでいただきましょうか。

小皿にとっても、ほら、モツがいっぱいでしょ?

箸袋にもちゃんと「もつ料理専門店 みやもと」おと印刷されています。

ではいただきます!

モツはプリプリ。新鮮な証拠です。
新鮮だから臭みがない。
うんまいゾ!
新鮮でプリプリなモツ、これがこのお店のモツ鍋の第2の特徴。

そしてスープのお味は・・・ニンニクが、キクぅー!
いやもうニンニクの香りがとてっても強いんです。
ニンニクが、これでもか!って感じで、たっぷり入っているんですよ。

それもそのはず、野菜はニンニクとニラだけ。キャベツは入っていない。
だから、ニンニク&ニラのダブル臭いパワーなんです。
この濃厚ニンニク&ニラ臭が第3の特徴です。
こういうの、とんちゃん大好き、たまらんチンです。

1鍋をほぼいただいたところで、おばあちゃんが「どうしますか?」って聞いてくれます。
どうするったって、こっちはどうしていいか、ぜーんぜんわかんないだな。
モツ鍋のほかに、何があるんですか?
野菜&豆腐とチャンポンがあるよ、だって。
ぁあ、そうなんだぁ。
じゃぁ、もうちょっとモツ鍋をいただきたいので、もつ鍋追加をオーダーしました。

すると、具を追加するんじゃなくって、新しい鍋を持ってきて、最初の鍋を持ち上げて、新しい鍋をガスコンロに載せました。
あっ!でもまだ前の鍋に具が残っているんですけど・・・
と思ったら、前の鍋に残っていた具を新しい鍋に、ホイ!とぶち込みました。
その具を移す様が、熟練がなせる技、って感じなんですよ。
ぉぉぉおおお!すばらしい!
思わず感嘆の叫び声を上げました。
おばあちゃんがなんて言ったか覚えていませんが、ドヤ顔でした。(笑)

ところで、鍋の写真をよく見てください。
鍋に持ち手がないんです。
だからこの鍋を持ち上げるのには、特別な道具を使います。
昔はどこのお店も使っていたけど、いまではほとんど使っていないそうです。
いや、この鍋自体がいまや珍しいそうです。
他のお店では、鍋に持ち手がついているんですね。
その道具、写真に撮ればよかったな・・・。

さて、2つ目の鍋も火が通って、モツをいただきましょう。

モツをつまみつつ、焼酎をいただいて、いい感じになってきましたね。
おばあちゃんが「どうしますか?」とまた聞きます。
今度は意味がわかります。
野菜下さい!

今度は、キャベツ、ニラ、豆腐の鍋がコンロの上に置かれました。
で、その上に、先ほどの鍋の具が、ホイ!と載せられます。

いい感じに煮えてきましたね。

野菜と豆腐をいただきます。
ニンニクが効いたコラーゲンたっぷりスープで煮られた野菜が、うんまい!
すっごくヘルシー気分です。

野菜が美味しいから、もう1鍋いただきました。

そしていよいよ〆。
もつ鍋の〆は、当然、チャンポンです。

モツ鍋ちゃんぽんの出来上がり!

このスープがムチャクチャ旨いんです。
だからチャンポンが美味しい。
残ったスープで雑炊食べたいなぁ・・。
でももう食えません。(笑)

ごちそうさまでした。
きっとまた伺いますね。


最後にもつ鍋の元祖について。
ググってみたら・・・。
「博多もつ鍋の起源は終戦間もない頃に、ホルモンがアルミ鍋で炊かれていたことがルーツといわれています。1960年代には一般的に鉄鍋ですき焼き風に食べられる様になりました」だって。

※この「1960年代」を「1660年代」って書いて、平然としているサイトやブログがたくさんあります。
 1660年代のわけねーだろよ!少しは考げぇろよ!!(おっと言葉が汚なかったです)
 引用者のアホさ加減に、まったく呆れてしまいます。
 探してみてください、いっぱいありますから。(笑)

鍋の金属の種類はどうでもいいと思います。
どうもルーツはよくわかんないです。

笑楽のHPによると、博多でも1980年頃には10店ほどだったようです。
http://www.shoraku.jp/ayumi.html

その頃は、博多でも少数派だったんですね。
その中の1店が「みやもと」さんだったのかな。

関連ランキング:もつ鍋 | 祇園駅呉服町駅中洲川端駅


 
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song4u

我が家では、すき焼きの〆もチャンポン麺です。
ぼくは最高に旨いと思うんだけどなあ。
by song4u (2012-06-22 19:22) 

とんちゃん

> song4uさん
さすが本場ですね。
すき焼きのチャンポンは美味しそうですね。
次回、試してみようっと。
by とんちゃん (2012-06-23 06:56) 

furu

とんちゃんさん いいですね~ ほんっとうまそうです。
あー 夕飯終わったあとなのに お腹が ぐぅ~~ って鳴ってます。。。
by furu (2012-06-25 21:40) 

とんちゃん

> furuさん
美味しそうですか?
ありがとうございます!(笑)

せっかくの1食を無駄にせずに、安くて美味しいB級のお店でいただく。
お店に感謝しながら料理をいただく。
美味しそうに写真をとる。
これがとんちゃんのモットーです。v(^^)

by とんちゃん (2012-06-27 05:54) 

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