昔懐かしいスタイルのお菓子:明けがらすとドンひねり 遠野風の丘@岩手県遠野市 [お土産]
岩手県遠野市にある、道の駅「遠野風の丘」にも寄ってみました。
道の駅は古民家風の建物で、遠野イメージに合わせた感じがでています。
「遠野銘菓」の売り場がありました。
遠野のお菓子と言えば・・・そうそう、あれだよ!
あるかなぁ?
ありました!
まさに遠野銘菓の「明がらす」。
袋入りのもあります。
「明けがらす」は、たくさんのメーカーが製造しています。
でもその元祖は、創業明治元年の「まつだ松林堂」さん。
http://www.akegarasu.com/top.htm
1箱お土産に買いました。
ほかに何か面白そうなお菓子はないかな・・・
「ドンひねり」。
きな粉のひねり菓子ですね。これも買って帰りましょう。
メーカーは「たから屋菓子店」さん。
「たから屋菓子店」さんの所在を電話で確認したら、工場だけで、店舗はないそうです。
道の駅で買ってください、ってことでした。
遠野商工会の紹介。
http://www.shokokai.com/tohno/0198kigyou/html/62-5564.html
さて、家に帰ってから食べてみました。
まずは「明けがらす」。
包装の裏側。
原料は、米粉、砂糖、でん粉、水飴、小麦粉、くるみ、ごま、きな粉、大豆油。シンプルな材料です。
あら、米粉は国産と米国産って書いてある。
米国産の米って、一般には出回らないなぁ。
横からみると、こんな感じ。
包装紙をとって
蓋を開けると10個入っている。
お菓子の中には、クルミとゴマが入っている。
そのお菓子の周りを皮が包んでいる。この原料が小麦粉かな?
ほんのり甘いけど、ほとんど味はしないんです。
この明けがらすというお菓子は「餅と落雁の中間の様な独特のお菓子」だ、って説明がある。
実際に食べてみると、ほんと不思議な食感のお菓子です。
なにが美味しいのかって?
答えが難しいけど、とっても昔っぽい感じが好きなんです。
ハッキリとした味がなく、ボソッとしているから、このお菓子は好き嫌いがハッキリ分かれるかも。
この「明けがらす」によく似たお菓子に、岩手町旧沼宮内町の「東雲」というのがあるんです。
ルーツはよくわからないけど、ほとんど同じお菓子です。
「東雲」の方が甘さ控えめで、やや硬くって、より昔風なんです。
というか、明けがらすは、伝統的な味から少し改良が加えられているようです。
日にちが経つと硬いっていう消費者の評価から、改良したみたいです。
そんな訳の分からん消費者に迎合する必要はない、なんて思いますけどね。
「明けがらす」の名の由来が、松林堂のHPに書いてある。
http://www.akegarasu.com/kimochi.htm
中に入っている「クルミ」の切り口が、カラスの飛ぶ様子に似ているところから「明がらす」と 名付けられています、だって。
それから「ドンひねり」
米に熱と圧力を加えてポップコーン状にしたものをこの地方では「どん」と呼んでいる。ポン菓子とも言われますね。
その「どん」を水飴、きなこで棒状に固めて、ひねったお菓子です。
周りにはきなこがまぶしてある。
全体は水飴で固めたきな粉なので、しっかりしているけど、ネチっとした食感。
甘くてきな粉の香ばしさが美味しい、懐かしい感じの素朴なお菓子です。
白い粒々が「どん」ですね。
お土産に買って帰ったら、子どもがあっと言う間に食べてしまった。(笑)
「明けがらす」子供の頃食べた事ありますヨ。
素朴な感じでいいですよね。
「東雲」は知らなかったです~。
by kao (2012-10-25 16:02)
> kaoさん
「明けがらす」の方が有名かな。遠野で何店もつくってるから。
「東雲」は一店だけで、盛岡でも売っているところが少ないみたい。
作っている量が少ないのかな?
どっちも、まさに「素朴な感じ」がいいんですよ。
by とんちゃん (2012-10-26 07:18)