5月の花(その2) [ 路傍の花]
路傍の花たち。
今回は青い花たちです。
青紫色の花。
ちょっとピンボケですね。
青い花がみんなこっちを向いている。
タツナミソウ(立浪草)の変種のコバノタツナミソウ(小葉の立浪草)。
花が片側に向いて咲く様子が、寄せてくる波を連想させるので、タツナミソウ(立浪草)という名がついたそうです。
そしてこれは、葉が小さいのでコバノタツナミソウ(小葉の立浪草)。
丈も短くて、茎や葉に短毛が密集して、ビロードのように見えるのでビロードタツナミソウの別名があるそうです。
日当たりの良い所に咲く多年草だそうです。
この横に白い花もありました。
同じくコバノタツナミソウ(小葉の立浪草)の白い花。
白が本来の色のようです。
薄い青紫色の花。
細長い茎にたくさんの小さな花。
葉はほとんど見えない
花は下を向いて咲いているようです。
マツバウンラン(松葉海蘭)だと思います。
北米原産の帰化植物で、ウンラン(海蘭)の仲間。
ウンランは、ラン(蘭)とは関係ないけれど、海辺に咲くランのようにきれいな花ということみたい。
マツバウンラン(松葉海蘭)は、葉や全体が松葉の様に細いことからこの名が付いたとされています。
これも青紫色の花。
面白い形をした花です。
キランソウ(金瘡小草)の仲間で、外来種のセイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)。
キンランソウは地面を這うように花が咲くのですが、ジュウニヒトエは立ち上がっています。
花は唇形で、先端は上下に分かれる。上唇はごく短くてほとんどない。
下唇は平らで大きく、4つに分かれている感じです。
解説によると、下唇は3つに分かれたうちの中央が大きく、その先端がさらに二裂することがある、とのこと。
この花は、中央の唇が先端が割れて、4つに分かれたタイプみたいだ。
花穂ついた花が重なり合っている様子が「十二単」にたとえられて、こんな名が付いたとされています。
日本在来種の「ジュウニヒトエ」は花色が淡紫色で、葉の表面に毛が多いけれど、この「セイヨウジュウニヒトエ」は花が濃い青紫色で、葉の表面に照りがあるのが特徴だって。
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