豪華な韓定食 イェジウォン@韓国光州市 [ 韓国・台湾]
韓国に行きました!
滞在先は、首都ソウルじゃなくって、ずっと南の全羅南道の光州市です。
光州市は、かつては全羅南道の道庁だったのですが、現在では「光州広域市」となって、全羅南道から独立した市になっています。
韓国の地図の茶色い部分が全羅南道で、その中の色の抜けた部分(黄土色部分)が光州市です。
全羅南道の海岸はリアス式海岸なので、海産物が豊富なところだそうです。
なもんで、今回の韓国滞在では魚介類の韓国料理を期待しているわけです。
さて、そこでの夕食。
案内されたのは「韓定食」のレストラン。
「定食」っていうと、おかずとご飯がセットになった焼き魚定食とかトンカツ定食とかを連想しますよね。
でも韓国の韓定食は、韓国料理のコースのこと。
案内されたお店はかなり立派なお店。
光州では有名なお店らしい。
店名は「예지원(イェジウォン)」。
このお店は韓国のブログで紹介されています。もちろんハングルで。
http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=euro59&logNo=80122870881
かなり本格的な韓定食のレストランみたいです。
そのブログの写真と比べると、お店の入口が改装されたみたいです。
でも建物の中は同じみたい。
店内に入ると石畳の長いエントランス。
フロア係の女性はチマチョゴリを着ていて、本格的な感じのお店です。
店内には個室があって、当然、座敷になっている。
料理が並べられています。
これはスタートの状態で、この後、どんどん料理が運ばれてくるんです。
OBビールの「OBゴールデンラガー」。
アシアナの機内でも出た麦芽100%のビールです。
OB麦酒(Oriental Brewery)というメーカーのビールで、「OB」は英語社名の略なんだって。
ルーツは戦前に麒麟麦酒が出資した昭和麦酒で、1952年に東洋麦酒となったそうです。
そのときの英社名が「Oriental Brewery」で、今もこれが使われているんですって。
その略称が「OB」なんです。
ビールを飲んでしばらくしたら、韓国の方々はビールに焼酎を入れて飲み始める。
それって効くと思うよ・・・。
とんちゃんにも、そうやって飲めって言うから・・・喜んでやりました!o(^▽^)o
マッコリの合間にビールの焼酎割りを飲んで・・いい気分ですぞ。
スープだけど、何のスープか忘れちゃった。(苦笑)
白身の刺身。ヒラメかな?
刺身用の醤油皿が2つ。
左には濃い緑色の玉・・・これ、ワサビなんですわ。
韓国のねりワサビは、緑色がケバい。でも辛さは弱い。
右はコチジャン入り。韓国人はこっちが好きです。
どっちがいいか?
実は、どっちも好かないんですけど、ベターはワサビかな(〃´o`)=3
チョンガク大根の葉じゃないかな。
チョンガク大根のウンチクは長くなるので、以前の記事の最後をご覧下さい。
テイクアウトのビビンパ弁当:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2013-02-13-2
辛い海鮮サラダ。
エリンギの辛くない和え物。
そば粉でつくったクレープみたいなもの。
中に何か入っていたけど、わからなかったです。
牛肉の刺身(ユッケ)。
赤身の刺身でヘルシー!
来たぞ、来た来た!
この地方で有名な刺身料理「ホンオフェ」だよ。
上の刺身がホンオフェ。
ガンギエイを発酵させたもの。
発酵って、ふつうは美味しい香りがするものなんだけど・・・。
このホンオフェの臭いというは・・・・
かなり深く漬け込まれたキムチと豚肉といっしょに食べます。
ホンオフェを豚肉、キムチといっしょに食べます。
これを「三合」というそうで、マッコリを加えて「洪濁三合」と言うそうです。
食べると・・・・うまいよ。キムチが旨い。
噛みしめると・・うっ!
う、う、うっ・・・来るなぁ、来る・・・。
来るぞ、独特な臭い・・・
アンモニア臭!(*゚Д゚*)ェ…
独特な発酵臭は、なんとトイレの臭い。
その臭いを味わいながらマッコリをクピリとのみこむ。
うーむ、これはなかなかの珍味だ。
「口に含んで深呼吸をすると失神する」とか
「食べるとアンモニア臭がきつくてぼろぼろ涙が出る」
なんて言われている料理です。
でもこれは臭いが控えめなのか、とんちゃんには、そんなに臭くは感じませんでした。
でも独特の臭いは、実に意味深です。
まわりの人たちはあんまり手を出さないんで、もう1ついただきました。
アワビだ。
ガンギエイが最も好むえさなんだそうです。
野菜のキムチ煮。
チジミ。
左側のズッキーニみたいのは、「エホバク」っていう韓国カボチャ。
キュウリもズッキーニもカボチャもウリ科だから似てるのよ。
手長タコ。足長タコともいうらしい。
生を躍り食い、っていう食べ方もあるみたいだけど、これはサッと茹でてある。
カルビチム。
骨付きカルビを甘辛いたれでじっくりと蒸し煮にした料理。
旨いわぁ!
アゲマキ貝焼き。
日本にも輸入されていて、「マテガイ」として売られているそうです。
イシモチ焼き。
開きの一夜干しを焼いてある。
トッカルビ。
これは、光州の名物料理で、牛肉と豚肉を混ぜて四角い形にしてグリルしたもの。
まぁ要するに合挽のハンバーグみたいなもの。
不味いわけがない。(*^▽^*)
おや?この魚は?
ホンオフェの原料のガンギエイを焼いたものだと思います。
魚の天ぷら。フグかなぁ・・。
魚介と青菜の煮物。
この魚はなんでしょう?
小さなイシモチかな?
茄子のピリ辛煮って感じの料理。
セリのナムル(和え物)。
大根の唐辛子和え。
ニンニクの芽の唐辛子炒めもの(ポックム)。
干し魚を炙って実をほぐしたもの。
つまんで食べてみると・・・・むん?ぇえっ?
こ、これって・・・もしかして・・・
くさやだ!
いや確かに、くさやだよ、くさや!
韓国に「くさや」があった!
これは驚きでした。
八丈島のくさやよりはずっと臭いが弱いですけど、確かにくさやの臭いです。
干したイシモチに独特の塩辛(くさやの素)を塗ってつくったのではないか、と思います。
アンモニア臭だけでなく、くさやもあったなんて。
それらの臭って・・・オシッコにウ0コだもんね。まいったなぁ・・・。
でも、どっちも好きかも。o(^▽^)o
言うまでもなくキムチ。
チジミ。
何のチジミか覚えてない・・・。
〆にお茶漬け、じゃなくっておこげの雑炊。
韓国はおこげの飴があったりして、おこげがポピュラーですけど、これはおこげを雑炊にしたもの。
スープが美味しかったように記憶しているんですが・・・・
記憶がだんだんと曖昧で・・・。
いっぱい食べたなぁ・・。
魚介類中心の全羅南道の料理・・・旨かった。
ごちそうさまでした。
예지원(イェジウォン)
光州広域市 西区 双村洞 969-43
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