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盛岡冷麺の歯ごたえとラーメンのモチモチ感に旨トロスープが絡む カムジャ麺@農心 [うまい食品]

今回は韓国製インスタントラーメンの話題です。

今年の4月から7月までテレビ東京系で水曜深夜に放送されたドラマ「めしばな刑事タチバナ」
とんちゃんはすっかり填って、弊ブログでもその全回を記事にしました。

ドラマの第2話は「袋入りラーメン大捜査線」という題で、袋入りインスタントラーメンが取り上げられました。
ただしそこでの題材は日本製の袋入りラーメンだけで、外国麺が取り上げず、もちろん韓国のインスタントラーメンも出てこなかった。

しかし「めしばな刑事タチバナ」の原作では、外国製インスタントラーメンがしっかり題材になっていて、韓国製インスタントラーメンが最初に語られている。

まず語られるのは「辛ラーメン」。
日本でもすでに有名なインスタントラーメンですね。
農心(ノンシム)というメーカーのラーメンです。

しかし主人公タチバナが、一番食いたい袋入りラーメンとして語っている袋入りラーメンは実は別者なんです。

それが「カムジャ麺」

辛ラーメンと同じく農心の製品。

以前、このブログでも取り上げました。
「めしばな刑事タチバナ:第2話おまけ 韓国麺」:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2013-05-26

そのカムジャ麺をやっと食べたのでご紹介します。

パッケージ表面の左下に、ジャガイモから麺が出てくる絵。
そして【ジャガイモで作ってもちもち!】と書いてあります。

そう、カムジャ麺はジャガイモからつくられたラーメンなんです。

パッケージ裏側の左には原材料名が表示されています。

「油揚げめん」の原材料は、「ジャガイモでん粉、小麦粉、植物油脂、小麦グルテン、ジャガイモ粉末、食塩、にんにく調味料、緑茶風味液」。
トップがジャガイモでん粉ってことは、小麦粉よりもジャガイモでん粉の方が多いんです。

かやく用でしょうか、【しいたけ、ねぎ、調味輪切りとうがらし】も入っている。

その右には【カムジャ麺は、アルカリ性の食品素材であるジャガイモ(麺の約5割)で麺を作り歯ごたえのあるモチモチしたラーメンです。】と書いてあります。
麺の5割がジャガイモなんですって。

そして【ジャガイモでん粉のとろみが出てスープが麺に絡む美味しさを楽しむことができます。】とも書いてある。

パッケージ裏の右側に作り方が書いてあります。

1.鍋に水550mlを入れ沸騰させ、麺とスープ、かやくを入れ、3分30秒間煮込んでください。
2.尚、お好みにより、きざみねぎ、焼きのり、たまご等を加えてお召し上がり下さい。

スープといっしょに麺を煮込む!

これが韓国麺の作り方です。

さて、袋の中には、四角い麺と粉末スープ(左下)、かやく(右下)が入っています。
辛ラーメンの麺はチキンラーメンみたいに丸形でしたけど、カムジャ麺は日本の普通タイプの四角です。

ということで、いざ、調理!

沸騰したお湯に麺、粉末スープ、かやくを入れて煮込む。

スープほとんど赤くない

これがカムジャ麺の1つの特徴のようです。

かやくには、しいたけ、ねぎ、輪切り唐辛子が入っています。

スープの色は普通の醤油ラーメンみたいで、ほとんど赤くない。

白ネギもトッピング。

炒めたタマネギもトッピングしました。
タマネギトッピングって、ちょっと唐突ですね。
実は、子どもやカミサン用に醤油味のインスタントラーメンを使って、野菜ラーメンを作ったんです。
それに使ったタマネギの残りをトッピングしたんです。

さて、実食です。

スープは・・・マイルドな醤油味。
ベースは、たまねぎとビーフ
もちろん辛さもあるけど、辛ラーメンみたいにガツンとは来ないマイルドな辛さ。
そしてスープにすこしトロミがある
ほほぉ!こりゃ旨い!(*^▽^*)

そして麺。

・・・・んむむ?なんだ、この歯ごたえは!
噛もうとする歯の侵入を麺が拒むじゃないか!
そこを無理やりに噛むと、ムギューっと抵抗してブチッと切れる。
ぇぇえええ!これは初めての体験だ。
腰が強いのではなく、硬い麺なのです。

そして麺を噛むと、モチモチとした食感。

不思議なのは、麺自体は滑らかでツルツルしているんだけど、しかしその表面にトロミがある。
麺から溶け出したジャガイモ成分のトロミがスープのトロミと一体となって、麺の表面を覆っているようです。

そのせいで、スープの旨味が麺によく絡んでいて、ラーメンが旨くなる。

あまりの感動に、カミサンや子どもにも試食してもらいました。
2人とも美味しい、と言っていました。
ただしカミサンは、辛いからダメ、という反応。
意外にも子どもの方が辛さに強いことが判明しました。

醤油ラーメンのようなスープが残りました。
でもあんまり旨いから飲み干してしまいました!

確かにこれは旨い!

とんちゃんもオススメするインスタントラーメンです。


カムジャ麺の食感を「初めての体験」と書きました。
しかし実はよく似た食感の食べ物があることを食べながら感じていました。

それは盛岡冷麺です。
盛岡冷麺のあの弾力のある硬さを少し柔らげて、モチモチ感を加えた。
そんな感じがします。

盛岡冷麺もジャガイモでん粉が入っているのが特徴です。
その割合は「30~70%が最も望まし」いそうです。http://www.alic.go.jp/joho-d/joho08_000140.html

カムジャ麺がでん粉を使っているのは、盛岡冷麺がヒントだったりして・・・。

盛岡冷麺と即席麺のコラボ。そう書くといかんかな・・・。

追記:
「カムジャ麺がでん粉を使っているのは、盛岡冷麺がヒント」について、コメントにあるように通りすがりさんからご指摘されましたので、ここに訂正します。
韓国・朝鮮の冷麺の麺には2種類あって、そば粉と緑豆粉を使う平壌冷麺とデンプンを使う咸興(ハムフン)冷麺です。
そして咸興出身の在日1世が戦後に盛岡で開店した「食道園」でデンプンに小麦粉を混ぜた冷麺を開発し、それが後に盛岡冷麺と命名されました。
だから「盛岡冷麺がヒント」ではなく、そのルーツである咸興冷麺がカムジャ麺のヒントになったのではないか。
これが正解だろうと思います。


美人の李さんが言うには、韓国インスタントラーメンのイチオシはやはりこの「カムジャ麺」だそうです。

そして辛いラーメンは、「辛ラーメン」よりも同じく農心の「ノグリラーメン」の方がスープが美味しいんだそうです。
スープがビーフに加えてシーフードも入ったダブルスープなんですね。


「ノグリ」はタヌキのことですって。o(^▽^)o
なんでタヌキラーメンなのかは知りませんが、そちらも食べてみたいと思っています。

最後に・・・

実はこのカムジャ麺、ずいぶん前に買って、予定ではずっと前に記事にする予定だったんです。
しかし、とある事件があって、そのほとぼりが冷めるまでインスタントラーメンの記事を書くのを自粛していたもんで、こんなに遅くなってしまったんです。
「事件」っていうのは、辛ラーメンを食べているときにコンデジを壊してしまったんです。。゜゜(´□`。)°゜
「とっても辛(から)くて辛(つら)い「辛ラーメン」」:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2013-05-08


 
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通りすがり

盛岡冷麺をヒントに作ったものではないとま思います。ハムフン冷麺という韓国冷麺の一種があり、そのハムフン出身の方が盛岡に持ち込んだのです。なので盛岡冷麺はハムフン冷麺が元になっています。
ハムフン冷麺はデンプンで作られているので、元々カムジャ麺はハムフン冷麺をヒントに作られていると思います。
by 通りすがり (2016-02-26 20:14) 

とんちゃん

> 通りすがりさん
そうか!咸興(ハムフン)冷麺ですね。
平壌冷麺と違って、デンプンを使う咸興冷麺。
そして盛岡の「食堂園」の店主がその咸興のご出身だった。
なるほどそうです。ご指摘ありがとうございます。
by とんちゃん (2016-02-27 09:20) 

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