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井筒屋の元祖鱒寿し@米原駅 [ 近畿]

今日は3.11。
で東日本大震災から3年目です。
お亡くなりになられた方々のご冥福を謹んでお祈りいたします。

被災地ではガレキが撤去され、集団移転用の住宅建設がやっと始まったという段階。
住宅を奪われた方々は仮設住宅住まいの方々がほとんど。
3年も経って、まだまだ復旧(元にもどす)の途中です。
被災地のことを忘れないで、復旧、復興をせめて見守りたいと思います。
東京オリンピックに向けて浮かれていてはいけません。


P1000506.jpg

米原駅で立ち食いうどんをいただいて、ついでにお土産用に駅弁を買いました。

数ある駅弁の中で、おや?と思うものを発見。

「鱒寿し」です。
鱒寿しの駅弁というと富山がすぐに頭に浮かびます。
なのにここ米原の鱒寿しはなんと「元祖」鱒寿し!(*゚Д゚*)ェ…

いったいなぜ「元祖」なのか?
その理由は最後にご紹介します。

井筒屋の鱒寿しはデフォルトの1200円と小600円があって、こちらは「小」の方です。

持ち帰って自宅で戴くことにしました。

包み紙の裏に原材料名。
近江米を使った酢飯を使っています。

包み紙をとると、杉の木目が印刷された紙のパッケージ。
富山の鱒寿しは丸い桶状ですけど、米原の鱒寿しは四角い箱入りです。

蓋を開けると・・・

おや!w(*゚o゚*)w

直方体に切られた寿司が5個が入っています。
オレンジ色の鱒の上に載っているのは山椒の実です。
本来はそれぞれの寿司に山椒が1個ずつ載っているんですけど、揺られて落ちたり、2個載ったりしています。

P1000506.jpg

1個ずつはこんなかたち。

 

鱒の鮮やかな紅色が美しいだけでなく、いただくと脂がのって旨い。
しかも鱒の上の山椒の実が口の中でとても爽やかなで、鱒の風味を引き立てています。

ごちそうさまでした。

さて最後に、なぜこの鱒寿しが「元祖」なのか?

井筒屋は、安政元(1854)年頃に長浜で創業した旅籠屋でしたが、1889年の東海道線開通と同時に米原で駅弁屋を始めました。
ところで米原市には滋賀県醒井養鱒場(さめがいようそんじょう)という1878年設立の日本最初のマス類の養殖場があります。
井筒屋は、そこで養殖されたマスを使った押寿司を1937年に発売しました。
マス寿司の駅弁の最初は、1912年からの富山駅の「ますのすし」です。
井筒屋のマス鱒は姿寿司ということで「元祖」だというのです。

「駅弁資料館」さんに写真付きで説明があって知りました。
http://kfm.sakura.ne.jp/ekiben/25shiga_maibaras.htm

姿寿司の鱒寿しは「元祖面構え鱒寿し 」という商品名で復活しています。
上の写真がそれです。(「駅弁のホームページ」から)
この駅弁は今も醒井養鱒場のマスを使って作られているようです。
井筒屋HPで確認すると、予約すれば購入できるそうです
http://www.izutsuya.cc/htm01/susi01.htm

関連ランキング:うどん | 米原駅


 
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