老舗の居酒屋で心安らかに飲む 若竹@神田 [ 東京飲みある記]
神田で知人と会うことに。
神田はお店がいっぱいありますけど、その中からちょいと老舗の居酒屋を選びました。
居酒屋の「若竹」さん。
2011年に吉田類さんの酒場放浪記に登場したお店です。
木戸と藍染の暖簾、そして赤提灯が老舗居酒屋の風格を表しています。
【大衆割烹】と銘打っています。
「割」は包丁で切ること、「烹」は火を使って煮ることで、板前が客の好みに応じて料理を作る店というイメージ。
しかも「大衆」とついているから、リーズナブルだ、ってことが名称から伝わってきます。
店内は5人程のカウンターと6人掛けテーブル席、そして小上がりに4人掛けの卓が4台。
小上がりは狭いところに窮屈に卓が置いてあるので、隣の卓の客とは至近距離で背中合わせです。
カウンターの中には若いご主人、フロアには年配の女性(女将?)がいらっしゃいます。
◆黒生550円
まずは瓶ビールでスタート。瓶ビールはサッポロ黒ラベルの大瓶。
コップにはちゃんと「若竹」の銘が記されています。
◆お通し
お通しはキンピラごぼう。
こういうちゃんとした料理がピシっと出てくるとところは名店の証です。
注文はホワイトボードに書かれた【本日のおすすめ】から。
◆やりいかの煮付け450円
プリプリとした歯ざわりのヤリイカ。濃い目の味付けだから酒が進んじゃいます。
◆燗酒
すぐに燗酒に転換。お酒は松竹梅の「豪快」です。
◆田舎煮450円
ニンジン、ゴボウ、里芋、厚揚げを煮てあるんですけど、野菜がザックリ乱切りなところがお袋の味といったところ。
これはやや薄めの味付けです。
◆〆鯖500円
昆布を巻いてしっかり〆てある。
昆布を巻くという一仕事がいい味を出すんですね。
生っぽい浅締め〆サバが好きですけど、こういう深締めの酸味があるのは、これはこれで酒に合うんです。
居酒屋のコハダもそうですもんね。
◆にら玉400円
玉子をたっぷり使った大型のにら玉。
やはり老舗の居酒屋は落ち着きがあって安心して飲んでいられます。
ただし今回は、年配の1人がここに来る前にかなり飲んだようで、すぐに酩酊状態。
早めに帰した方がいいね、ってことで、ここはお開きにすることにしました。
ごちそうさまでした。
類さんの番組を見て、こちらにはぜひ一度と思っていたお店です。
女将さんと息子さんでしたっけ、神田の風情にはそぐわない気品(!)があったと思っています。
こういうお店は大事にしたいですよね!
by 式守錦太夫 (2014-06-09 14:55)
> 式守錦太夫さん
昔の神田に風情にあった気品が今も残っているのかもしれません。
「昔の神田」って知らないですけど。
これからも残ってほしいお店です。
一度ぜひ、どうぞ。
by とんちゃん (2014-06-10 05:42)