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広島市の世界遺産と迷所 [旅行先]

広島市に行ったので、原爆ドームや原爆資料館に行きました。
とんちゃんにとっては、たしか3回目の再訪です。
ただし、どっちも写真を撮らなかったので、ここで紹介する写真は広島市のHPのものをそのまま表示しています。

http://www.city.hiroshima.lg.jp/toshiseibi/dome/img/photo.jpg

世界遺産にもなった原爆ドーム。
何度かの修復工事を経ながら原爆の悲惨さを今に伝えてくれています。
写真ではなく、こうして現物を見ると原爆の凄さがまさにリアルに伝わってきます。

P1020306

平和記念公園の原爆死没者慰霊碑。
アーチの下にあるのは、国内外を問わず原子爆弾に被爆し亡くなられた方の名前を記帳した原爆死没者名簿が治められた石室です。
今も名簿に記される名前が毎年増え続けている。
それは、原爆の放射能に冒された方々が今まだ生きていて、そして苦しみ続けていらっしゃるということです。

コピー ~ P1020306

アーチの中を通して原爆ドームが見えます。
このアーチと原爆ドームの間には、手を広げた形の台座に置かれた「平和の灯(ともしび)」があります。
そしてアーチの中で、【安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから】と書かれた石室の上に、開いた掌の上の平和の灯が重なり、その上に原爆ドームが載っている。
そういう景色をここから見ることができます。

原爆を決して使わないというだけでなく、決して戦争に荷担しない、という固い決意をここに感じます。
現行の政府はそうした決意など、全く持っていないでしょう。

広島平和記念資料館1

その後、広島平和記念資料館へ入りました。
広島市の歴史、経済的な発展に加えて、軍都としての成長。
戦時中の困難な生活と戦後の復興。
アメリカのマンハッタン計画と原爆投下の背景、そして広島・長崎に原爆が落とされた理由。
原爆被害の大きさなどが展示されています。
そして最後に、原爆で被害にあった人たちの悲惨な写真。
あまりの悲惨さに目を背けたくなり、胸が締め付けられます。

後方の住民、すなわち非戦闘員に対する大量殺戮を行ったアメリカの行為は、国際法上の犯罪行為です。
日本はそうした犯罪の被害者であることの一方で、戦争に荷担した加害者でもあります。
被害者にならないため、と言いつつ、実は加害者になる準備をしている現在の状況に大きな危機感を感じます。



さて、話しは全く替わります。

P1020378

【KIRIN BEER】と大書きされたゲート。
しかしその後ろに建つのは【Asahi】と書かれた【広島アサヒビール館】。
2つのビールの銘柄が、仲良くというより、ガチンコでぶつかっています。
これはアサヒビール館の存在を打ち消すためのキリンの陰謀でしょうか?

実に意味不明の光景です。(*^▽^*)


 
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