旨い米に地元の山菜・野菜の朝食 ダイニングSIMIZU@新潟県十日町市 [ 甲信越]
新潟県十日町に泊まったときのことです。
宿泊先は「ホテルしみず」さん。
行灯の象形文字みたいのは、ひらがなで「しみず」と書いてあるようです。(読めねー!)
こちらがホテルの入口。
その隣に「ダイニングSIMIZU」の入口があります。
ホテルの朝食は600円。 最高級の魚沼コシヒカリ食べ放題の朝食です。
HPには、朝食についてこう書いてあります。
お米は実家で育てた魚沼産コシヒカリ
四季あふれる魚沼の旬の素材を活かした手造りの家庭料理
ビジネスホテルの朝食のイメージとは全く違う郷土料理を心がけております。
http://www.hotel-simizu.com/morning.html
朝食は1階のレストラン「ダイニングSIMIZU」でいただきます。
店内は木彫のモダンでシックな感じのお店です。
棚には焼き物が並べられている。これらが高いのかどうかは、全くわかんない。
◆朝食
ほほぉ!お手製料理がいろいろ並んだ朝食ですよ!
まずは味噌汁から。
朝食に味噌汁をズズっとすすると、とんちゃんは心が鎮まります。
味噌汁の具は、豆腐にナメコ、そして・・・ワラビ?
実はこれ、さつま芋のツルなんですって。
内陸の街で、山の幸を使った味噌汁。とてもいい。
しかもこの味噌汁自体が旨い。
味噌が旨いんですよ。
このお味噌、市内の高長(たかちょう)醸造場の製造で、昔ながらに杉樽で醸造した味噌だそうです。
山菜のキンピラ。
細いタケノコは、東北や北海道に生える根曲がり竹のタケノコ。
道産子にとってタケノコといえば、この細いタケノコのこと。
繊維が細いから優しい食感で、いまでも好きな食材です。
コンニャクみたいなものは何かお聞きしたら、「イトウリ」ですって。
イトウリ(糸瓜)っていうと、素麺南瓜のこと?
素麺南瓜は果肉が素麺状になるウリだよね。でもこれ、ずいぶんと違うんだけど・・・。
実は素麺南瓜は「糸瓜」じゃなくって「金糸瓜」と言うんです。
じゃぁ、イトウリってなんだろ?
糸瓜は「ヘチマ」のことなんですよ。中国語でも糸瓜(絲瓜)なんです。
繊維があるから「糸瓜」なんですけど、なんでそれが「ヘチマ」になったのかってのが不思議です。
この話は最後にチョコッと触れます。もちろん「通説」批判です。
フキの煮物、青菜(名称不明)と干しえびの煮物。
こんな感じに山の幸が並んでいる。
しかしこの朝食のメインは、実はこのご飯でしょう。
日本で一番美味しい、かの「魚沼コシヒカリ」のご飯です。
ご実家の両親が育て上げた中魚沼産コシヒカリ、しかも手間の掛かる天日干し(はざかけ)で乾燥させたもの。
確かに香りからしてとても良く、旨みがあって、おいしいご飯です。
そして温泉玉子。
白飯に温泉玉子だと・・・・・
・・・やはり・・・
こうなっちゃう!(*^^*)
まぁ、これはこうなるよね。
この玉子、とっても濃厚です。o(>▽<)o
この温泉玉子は、十日町市池谷地区で平飼いされた鶏の卵ですって。
米がら・米ぬか・地物野菜などの餌を食べ、山の湧水を飲んで、のびのびと育てられた鶏の朝採り「やまたまご」だそうです。
濃厚で新鮮な卵が売りの温泉玉子だ、とHPに説明があります。
その後で、おかずをいただきます。
ホッケの焼き魚もあるんです。
自家製の漬物も旨い。
実にシンプルだけど、美味しいご飯に地元の野菜、山菜を使った朝食に満足です。
ごちそうさまでした。
このレストランは、予約専用で1日1組のみの貸切使用のみ。
夏は、貸切の納涼会にもどうぞ、って宣伝しています。
最後に、なんで「糸瓜」が「ヘチマ」になったのか?
これ有力な通説があるんです。
糸瓜のイが抜けて「トウリ」「唐瓜」と呼ばれるようになった。
その「トウリ」の「ト」が、いろはの「ヘ」と「チ」の間にあるから「ヘチ間瓜」と呼ばれるようになった。
というもの。
しかし、とんちゃんはこの説を全く信じません。いかにも後付のコジツケですもん。
1画の漢字に「丿」というのがあって、これが「ヘツ」とか「へチ」と読むんです。
この形がヘチマににていることから、「丿」がヘチマの語源に関係するんじゃないか、という意見があります。
この線の方が、事実に近いように思うんですよね。
「げたのにれのや」さんのブログ:http://ameblo.jp/nirenoya/entry-10144475104.html
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