ワサビの風味に包まれたランチ わさび茶屋＠宮城県加美町 [ 東北]
宮城県加美町でランチにしたときのこと。
町営の温泉施設があって、その奥にあるレストランへ行きました。
落ち着いた和風の建物。
「やくらい わさび茶屋」さん。
2005年から薬莱山（やくらいさん）の麓でワサビ栽培が行われるようになって、「薬莱ワサビ」というブランドで売られています。
そして2009年に、ここ「薬莱わさび茶屋」がオープンし、その薬莱ワサビを使った料理をいただくことができます。
「就労継続支援A型事業所」の掲示があります。
このレストランやワサビの栽培園で障がい者が働いているそうです。
中に入るとすぐのところに待合所。
混んでいるときはここで順番を待つのかな？
店内は山小屋風に木目を見せる内装に木製のテーブルと椅子。
食器や再生した家具が置かれていて、これらも売り物です。
大きな蕎麦用の練り鉢。
ケヤキ製で7万円もする。 (◎_◎;)
テーブルクロスや箸袋は淡い緑色。ワサビの色をモチーフにしているんでしょう。
メニューを開くとワサビに関する能書きがあります。
ワサビの擦りおろし方、ワサビの効能、蕎麦の食べ方が書いてあります。
ワサビの薀蓄。
メニューは、わさび御膳、そば御膳が1550円、釜飯御膳が1850円。
「そば御膳」は、「わさび御膳」のおかずい蕎麦をつけたもの。
蕎麦は北海道の幌加内町産の蕎麦粉を使っています。
「釜飯御膳」は、「わさび御膳」のおかずに釜飯をつけたもの。
天丼ミニそば付と日替わりランチは800円。
日替わりランチのメニュー。
さて「わさび御膳」のおかずは別葉で説明があります。
すべての料理にワサビが入っている「ワサビづくし料理」ということではないです。
いくつかの料理にワサビが使われていて、使われていない料理は、摺りたてのワサビをつけていただく「ワサビにあう料理」ということだそうです。
やっぱりさ、せっかくだから「わさび御膳」にしましょうかね。
いや、ちょっと待てよ・・・幌加内蕎麦も捨てがたいなぁ。
よし！ここはご飯ではなく、蕎麦にして「そば御膳」にしよう。
フロア係の若くて可愛いお嬢さんにオーダーを伝えます。
しばらくするとお嬢さんが大きなワゴンを運んで来ます。
ワゴンで運ぶなんて、ずいぶんと大げさだねぇ・・・と思ったのですが。
いやいや、ワゴンで持ってきて当然なんですよ。
だってね・・・
◆そば御膳
じぇじぇじぇじぇじぇｊ！(*ﾟДﾟ*)ｪ…
こりゃいったい、なんて量なんだ！
１人前の料理が２つのお盆に載っているじゃないですか。
１つは蕎麦。
もう１つは「御膳」のおかず。
１人前が２つのお盆に載っているんだから、ワゴンで運ばないといけないですよね。
まずは蕎麦をいただきましょう。
灰色をした蕎麦には黒いツブツブがいっぱい入っている。
蕎麦だけいただいてみます。
細い蕎麦はキリッと締まって、腰がある。しかも蕎麦の香りが強い。
これは旨い蕎麦です。
生ワサビを摺ります。
摺り下ろしたワサビを蕎麦につけていただく。
そばつゆはカツオ節と雑節が効いていて、味が濃すぎない。
しかしこうやってワサビを使っていくと、料理につけるワサビがなくなっちゃうかも。
薬味をみると、葱と大根おろしがあります。
そしてこの大根おろしが辛いんですよ。
辛み大根ではないみたいだけど、辛み大根風に使えますね。
そばつゆに辛い大根おろしをいれました。
大根おろし入りそばつゆで蕎麦をいただきます。
うん、うん、旨い。この蕎麦旨い。
蕎麦を食べながら、おかずの御膳を眺めると・・・
おかずの種類がおおくて、量もいっぱいですよ。
このおかずで蕎麦を食べるのって・・・・どうもいかん。
やっぱり、おかずにはご飯がいるでしょ！そう、絶対にご飯がいる！
「すみませーん！」お嬢さんにお願いします。
「あのぉ、ごはんだけいただけませんか？」
えっ？！って顔のお嬢さん。そんなオーダー受けたことない感じ。
おねえさんがご飯を持ってきてくれました。
「これ、サービスです。どうぞ。」
えーっ！いいの！
茶碗に盛られたご飯は、地元の「ひとめぼれ」。
その上には自家製わさび漬けが載っています。
ご飯に載っている漬物は、【わさび漬けなめし】というワサビの茎の醤油漬けです。
ピリッと辛くて旨い。
味噌汁じゃなくて豚汁。地元の野菜とキノコが入った豚汁です。
ご飯がいただけて、うれしいです。
季節の野菜サラダ。レタス、ブロッコリ、ミニトマト、ポテサラで意外に盛りだくさん。「土産センター直売所」で扱っている野菜だそうです。
ドレッシングは和風のワサビドレッシング。
店内で、ワサビの和風ドレッシング、イタリアンドレッシング、シーザードレッシングを販売しています。
しめじと塩麹鶏の和え物。塩麹ゆで鶏のほぐし、しめじ、インゲン等のギマ風味の和え物。
サーモンマリネ。サーモンにオニオン、ピクルスソースがかかって軽いマリネになっています。
これにもワサビをつけていただきましょう。
秋野菜の天ぷら。地物の野菜（カボチャ、ナス、舞茸）をわさび葉入りの衣で天ぷらにしたものですって。
確かに衣が緑色していますけど火を通してあるので辛さは飛んでいます。
天汁もついていますけど・・・
わさび塩でどうぞ、ですって。
抹茶塩じゃなくって、ワサビ塩。
ワサビの風味が爽やかです。
さんまの南蛮漬け。くるくるっと巻いたサンマを揚げて、南蛮漬けにしたもの。
これもワサビをつけていただくと、とてもサッパリしています。
豚やわらか煮。当店販売中の自家製豚やわらか煮ですって。豚の角煮ですね。
これもワサビで・・・マッタリした濃い味の角煮にワサビが合います。
デザート。パンナコッタにワサビのナパージュ添え、ですって。
こういうのをナパージュって言うんですね。知らなかった・・。
甘いワサビジャム・・・意外に旨い。
たくさんのおかずに、蕎麦もご飯もいただいて、すっかり満腹状態です。
ごちそうさまでした。
最後にその他のメニューをご紹介。
ワインがあります。
クリーム白玉あっみつ、アイスクリーム。
わさびアイスもありますよ。
わさびアイスは「男のアイス」ですって！(^^)
揚げもち。甘味噌とワサビ餡がかかってます。
こんな感じの商品です。
このレストランの周囲はいろんな観光施設があります。
ここのレシートが、すぐ近くにある「やくらい薬師の湯」の割引券になるそうです。
時間があったら温泉に入りたいですね。
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