夕食は地元食材の創作料理 つきのほたる@大分県中津市耶馬溪 [温泉・旅館・民宿]
NHK朝ドラ「マッサン」の方言が面白い。
森野熊虎役の風間杜夫さんの北海道弁はイントネーションがなかなか上手です、と先日書きました。
1/6の放映での「やっぱりお茶はお姉さんでないとね」という台詞は、アドリブじゃないかと思いますけど、そのイントネーションはまさに北海道弁だったんですよ。
ところが1/6の放映では、マッサンと熊虎を迎えた森野ハナが「お帰りなんしょ」と言っていて、これはもう会津弁でしょ?
はてさてこれから、どういう方言が出てくるのか?
今日の放映中、マッサンとハナが余市川を眺望する場所は、モエレ山でしょうか。
大分県中津市耶馬溪に泊まりました。
その宿がとっても良かったので、数回に分けてご紹介しています。
宿のこと、ウェルカムドリンク、そして昨日は温泉のことでした。
さていよいよ今日は夕食ですよ。(*^^*)
蛍が舞う幻想的な看板が目印の宿。
「小さなお宿 つきのほたる」さん。
宿泊部屋が4室のみのまさに小さな宿です。
右が宿の入り口、左はお食事処「和・ごはん処 つきのほたる」の入り口です。
夕食は部屋でいただきます。
料理は、女将が心を込めて作る季節を意識した創作和洋会席。
食材は自家製の野菜と米、そして地元の食材です。
お店のロゴ入り箸袋に入った竹製の割り箸。
三角形の箸置には土筆(つくし)がついている。
本物のツクシを接着した女将お手製の箸置きのようです。
食事の前から心配りを感じます。
テーブルマットに書かれた詩の言葉が心に沁みるようです。
作者の須永博士氏は、学者じゃなくって詩人。
熊本県小国町に「須永博士美術館」があるそうです。http://www.sunagahiroshi-b.com/
まずは生ビール。
キリン一番搾りです。
自然薯。
一口大にしようと思うと・・・
伸びるー!
やっと千切りました。
汁をつけていただきます。とっても弾力があって不思議な食感です。
◆季節のかご盛り4品
かごに盛られた4種類の料理が出てきました。
小さな柿の器にはいったものは・・・
大根の酢の物。
甘い柚子のマーマレードが載っています。
自家製のコンニャクの刺身。
青海苔入りの酢味噌でいただきます。
山の中では、こうした地元の食材を使った料理の方がありがたいです。
季節の青菜の白和え。
熱々の茶碗蒸し。
具はシイタケ。
渋皮つきの栗。
渋皮をむいた栗。
山の幸中心の茶碗蒸しです。
ビールの次の飲み物は・・・大分ですもん焼酎で。
地元耶馬溪の米焼酎「耶馬美人」にしましょう。 (*^^*)
中津市の旭酒造の焼酎です。
◆耶馬美人ロック
焼酎1合はコップ入りで出されます。
陶器の湯のみに氷を入れて、耶馬美人をロックでいただきました。
甘みと香りがあって、この焼酎はとても旨いですよ。
◆刺身2点盛り
刺身も出てきました。
クロムツかな。
この赤い刺身は?・・・馬刺しだ!
生姜をつけていただきます。
◆ドジョウの唐揚
泥臭さがなくて、骨まで柔らかい。
宇佐市の山間にある院内町ではドジョウを養殖していて「大分どじょう」ブランドで販売している。
DHAやコラーゲンが多いそうですよ。
◆耶馬美人お湯割り
地元の米焼酎「耶馬美人」を今度はお湯割でいただきます。
香りがいいので、お湯割りもまた旨いわ。(*^▽^*)
ドジョウをつまみに旨い焼酎・・・いい、すごくいい。o(>▽<)o
釜に入ったご飯を炊くようです。
◆鮎のひつまぶし
つきのほたる名物の「鮎の甘露煮」が1匹入っています。
耶馬溪産の鮎を20時間以上煮込んだ女将特製です。
この鮎の甘露煮は、1匹350円、3匹1,000円(税込)で、お土産にすることもできるそうです。
炊き上げ中。しばらく待ちましょう。
◆しいたけスパゲティー
自家製原木しいたけをオイル漬けを使用したパスタです。
シイタケ入りのペペロンチーノですね。
これ旨いです。もっとほしいなぁ・・・。
鮎のひつまぶしが炊き上がった。
まずは鮎の甘露煮をそのままいただく・・・甘辛い味の中に鮎の香りがする。
ひつまぶしなので、混ぜて「鮎めし」にする。
20時間も煮込んであるので、骨まで柔らかい。
茶碗にとっていただく・・・旨い!
甘露煮の甘辛い味の中に鮎の香り。
ひつまぶしですから、もう1つの食べ方・・・
青ねぎと刻み海苔を載せ・・
だし汁をかけていただきます。
これまた旨いわ!
とっても満足の夕食でした。
ごちそうさまでした。
部屋に戻って、同行者と部屋飲み。
◆豊潤 特別純米ひやおろし 大分三井100%使用
宇佐市長洲地区にある小松酒造場のお酒。http://koma2.main.jp/
甘みがあってキレの良い酒です。
小松酒造場は明治元年(1868年)創業の蔵元ですが、1988年に自社製造を休止し委託製造していた。
しかし6代目・小松潤平氏が杜氏となって2008年に醸造を再開されたそうです。
潤平氏は、かの東京農業大学醸造学科で学び、滋賀県の池本酒造、高知県の酔鯨酒造、仙頭酒造などで酒造りの修行を続けて杜氏となったそうです。すばらしい。
「豊潤」の銘柄名は、氏の名前からとったものなんでしょうね。
いただいた日本酒は、宇佐市で契約栽培された「大分三井」を100%使用した特別純米酒(精米歩合60%)。
「大分三井(おおいたみい)」は1925年に大分県で開発された品種ですけど、栽培されなくなっていた品種。
それをこの蔵元が2009年から別府市内成の棚田で栽培し始めたそうです。
大分三井について:http://koma2.main.jp/oitamii.html
【主役はあくまで料理で、お酒は料理を引き立てる脇役。主張しすぎない美味しさこそ「本当に良い酒」ではないかと考えています。】【名脇役のような日本酒を目指して酒造り】という蔵の姿勢に惹かれます。
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