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新鮮生羊肉を生で食べる、レアな旨さを初体験 太好了@札幌市 [ 北海道]

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札幌へ帰省中の夜のこと。
札幌に来たらやっぱりジンギスカンだべさ!(*^0゚)v

羊肉は一般の日本人には馴染みが薄いですが、牛肉や豚肉に比べて栄養的に優れているところが多いんです。
羊肉の脂肪は不飽和脂肪酸が多く、コレステロール含有量は魚と同程度で、牛肉や豚肉よりずっと低い。
そしてカルニチンという細胞内の脂肪を燃やすアミノ酸が牛や豚に比べると3〜10倍もある。
脂肪が少なく、しかも健康に良い脂肪で、かつ脂肪を燃焼してくれる、という素晴らしい肉なんです。

北海道人は、その羊肉をジンギスカンとしてよく食べる、だからデブがいない・・・というのは言いすぎ。
ともあれ道産子はジンギスカンが大好きです。
とんちゃんの会社にいる道産子女子が、帰省中に食べたメチャ旨いジンギスカン屋を教えてくれたんですよ。
それで実家の家族と行ってみました。

ススキノ(2店)、麻生、円山にお店があるようですが、最初にできたススキノ店へ向かいました。
(ススキノのTSUDOI 140はススキノ店の向かいのビルにある予約専用の個室です。)

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この行列は・・・かの「だるま」の本店です。
観光客がいっぱい並んでいるようです。 さすがですね。

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本日の行き先は、そのお隣の「すすきの寿ビル」。かなり古くからあるビルです。

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1階に入ると・・・

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【タイハーラーのジンギスカン】の看板。ここですよ、ここ。(*^0゚)v

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「太好了(タイハーラー)」さん。
どういうわけか中国語の店名なんですね。
「とても良い」という意味ですよね。

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【炭火焼肉家】の「とても良い」です。

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お店に入ると正面の床に七輪がいくつも置かれている。 まさに炭火焼ですね。
店内は右手にカウンターとその奥にテーブル席、左手にテーブル席が2つあります。
広くないから予約必須ですよ。

スタートのドリンクは、「とりあえず」、ではなく「しっかり」生ビールでしょう。

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◆樽生ビール
当然、サッポロです。σ(゚ー^*)

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七輪と網がセットされます。

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さて何をいただきましょうか・・・。
やはり【人気No.1】のジンギスカンですね。【No.2】の塩ジンギスカンもオーダーしましょう。
牛サガリもいいですね。中落ちカルビも惹かれます。

「褐毛和種カルビ」なんてのが、なんであるんだろ、しかも高い。・・・このときはそう思いました。

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塩ジンギスカンは【タイハーラーこだわり】だそうです。

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「池田赤牛サーロイン・大判1枚焼き1100円」、なんてのがあるけど、パスしました。

後で気がついたんですけど、これ「赤肉」じゃなくて「赤牛」だったんですね。(そう書いてある!)
「赤牛」とは、「褐毛和種」という牛だったんです。
「和牛」と言うと一般には「黒毛和牛」のことで、肉に脂肪のサシが入った高カロリーの牛肉ですけど、「褐毛和種」は脂肪分が少なく赤身の肉で、しかも旨みが強い。
日本では熊本県などが産地なんですが、池田町でもそんな牛が肥育されているとはつゆ知らず、パスしたしまったのは実に残念です。
メニューにあった「褐毛和種カルビ」もこの池田赤牛のものだったんですね。 
ちなみに「国産牛」というのは乳用種(ホルスタイン等)やそれと和牛との交配牛を肥育したものです。

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◆ざく切りキャベツ
辛し味噌もついてきます。

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◆塩ジンギスカン
分厚く切られた肉の塊です。(^∇^)

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これは「よく焼きで!」とメニューにあります。
とはいえ羊肉ですから、ウェルの状態にする必要はありませんよね。

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ミディアム状態でいただく・・・う、うまい!ヽ(^◇^*)/

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◆ジンギスカン
【人気No.1】のジンギスカンは、真っ赤な肉の厚切りです。見るからに新鮮な肉です。

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【太好了の10秒ルール】と壁の黒板に大書きされている。
ジンギスカンは片面10秒焼け!というのです。
両面を10秒ずつではなく、片面だけを10秒焼け!というのです。
【裏返さずに表面は赤いままで】って書いてあるの。
片面をほんのちょっと炙るだけ!

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ということで、言われるままに実行。
ところが肉がまだチルド状態で冷たいもんだから、10秒では冷たいまま。 完全に生です。

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なので、もう少し焼いて、もう片面もザッと炙りました。

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ほとんど生状態の肉です。
しかしてそのお味は・・・・・おほー、うまいよ!o(>▽<)o
羊肉の獣臭さは全然なくて、こんな新鮮で旨いジンギスカンは初めてです。

ステーキの焼き方って10段階あって、こういう焼き方はブルー(blue)というらしい。

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次のドリンクは・・・

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◆吉兆宝山
とんちゃんがロックでいただきました。

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◆ヱビス黒
妹は黒ビール。わが妹ながら渋い。

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◆チャンジャ
箸休めにいただきましょう。

追加の肉は・・・

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◆中落ちカルビ
スライスではなく塊り状態。きれいな赤身にサシが入っています。

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◆牛サガリ
塩味には山ワサビ(ホースラディッシュ)がついてきます。

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どっちもとろけるように旨い。
でもとんちゃんはやっぱりサガリが好きです。このサガリは特に旨いよ。

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◆塩ホルモン
真っ白いホルモンは、全く臭みがない。 恐ろしく新鮮なホルモンです。
これを食べるだけでもこの店に来る価値が十分にあります。

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◆からり芋
ドリンクは芋焼酎に。
サッポロビールが提供する、鹿児島産「黄金千貫」だけを使用した芋焼酎。

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◆マトンのたたき
「たたき」って言っても、叩いても焼いてもいなくて、完全に刺身です。

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こいつがまた旨い!
なんでこんなに旨いのよ!って突っ込みたいくらいに旨い。
これは絶品です。

正に生状態のものはロー(raw)といいます。

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◆ラムタン
先日福島県でラムのタン焼きをいただいて旨かったんでオーダー。量がしっかり多いですね。
牛タンより穏やかな味と香り。

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◆ミノ
ミノは牛の第一胃(ルーメン)。

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◆ウルテ
聞き慣れない「ウルテ」ってナニ?
喉の軟骨だそうで、内臓肉の中でも最も硬い部位らしい。

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ミノはシコシコして味がないイメージなんだけど、このミノはシットリ感があって旨い。こういうのもあるんだぁ。
ウルテはコリコリしていて確かに硬い。

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◆盛岡冷麺
最後に妹がオーダー。

ここで盛岡冷麺のウンチクを少し。
盛岡冷麺は小麦粉に馬鈴薯デンプンを混ぜるんです。
本来の韓国・朝鮮の冷麺の麺には2種類あって、そば粉と緑豆粉を使う平壌冷麺とデンプンを使う咸興(ハムフン)冷麺があります。
咸興出身の在日1世が戦後に盛岡で開店した「食道園」でデンプンに小麦粉を混ぜた冷麺を開発。
それを「盛岡冷麺」と命名したのが盛岡の「ぴょんぴょん舎」。
別府冷麺ってのもあって、こちらは小麦粉に蕎麦粉を入れる平壌系です。

こんなに旨いジンギスカンは初体験です。
焼肉も旨い、ただし値段もそこそこ。
今回の帰省は、カミサンと子どもを自宅に残して、とんちゃんだけだったんですが、次回、カミサンと札幌に来るときには、ぜひともこの店に再訪したいと思います。
有名になって行列が出来るようになる前に来ないといけないぞ!

ごちそうさまでした。

食べログ: やきにく舎 太好了 すすきの店
夜総合点★★★★ 4.5

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