讃岐うどんのニューウェーブ、下馬に登場 ニューさがみや@世田谷区下馬 [ 東京ランチ]
東急東横線祐天寺駅と田園都市線三軒茶屋駅の間にある下馬1丁目。
そこに立ち寄りたいお店があったんです。
青いテント庇に【手打ちうどん】と書かれたお店。
「ニューさがみや」さんです。
【えいぎょうちゅう】と書かれたプレートをぶら下げたフクロウがお店の前でお出迎えです。
入口のガラス扉に「ニューさがみや」と書かれています。
店内はカウンター3席とテーブル席が3つ、という小さなお店です。
木のテーブルに木の丸椅子。
椅子の座面にもフクロウの絵が描かれています。(^∇^)
お店はご主人だけで営業している、と思ったら、なんと!
美人の女性がいらっしゃるじゃないですか!(*´▽`*)
メニューは、しょうゆ、かけ550円、たぬき600円、きつね、わかめ650円、むじな700円。
パーソー700円、なんパソ750円、いそうめ750円。
肉きざみ、ゆでドリと玉子750円、肉汁、カレー800円。炊き込みごはん100円。
【まことに勝手ながら、ホール係不在時、セルフサービスでのご提供にご協力をお願いいたします。】
とあって、ホール係がいないときは、オーダーからセルフになるようです。
壁に下がった短冊にもいろいろメニューがあります。
さて、何にしようかな?
【刻
んだ白葱と二度挽きした豚肉を2時間近くじっくり炒め、ペースト状にした、台湾テイストのうどん】の「パーソー」、【パーソーと自家製南蛮味噌をあわせ、
あつもりうどんにかけた汁なし混ぜ麺】の「なんパソ」、【豚バラ、おあげ、葱、こやつらの出汁が旨い、スコブル旨い】という「肉きざみ」なんてのがある。
ご主人オリジナルの新手メニューにとってもそそられます。
しかし今日は初めてなので、できるだけデフォルトで行こう。
何がオススメか、ホール係りの女性(美人!)に聞いてみました。
「冷たいのがよろしいですか、温かいのがよろしいですか?」
「暑いから冷たいのがいいかな?」
「よく出るのは、茄子の揚げ浸しのぶかけ・・・」と壁のメニューを指差し。
「メニューの丸印がついたものは、冷たいのもお出しできます。たぬき、きつね、それからむじなは、たぬき、きつねにワカメが入ります・・・。」
むじな!いいね!「むじなをお願いします!」
うどんを茹でる間、しばらく時間がかかりますから、店内を観察。
注文用紙の脇に薬味。
「赤」は唐辛子だよね。その横に「黒薬味」ってのがある。
【一休堂の黒薬味】。初めてみるものです。
「これ、なんですか?」と聞いてみました。
ご主人が出てきて、海苔の入った薬味で、香りがいいんです、と教えてくれました。
唐辛子、山椒、ごま、おのみ、ゆず皮、青のりが入っているそうです。
京都市にある一休堂の製品です。
一休堂HP:http://www.kyo-yakumi-ikkyudo.co.jp/
「7つの原材料」を配合していると書いてありますから、たぶん2種類の唐辛子を使っているんでしょう。
入口脇の壁に柱時計のようなボックスを発見。
よくみると時計じゃないぞ!なんだこれ?
不思議そうに眺めていたら、ご主人が出てこられて教えてくれました。
これ、学校のチャイムなんですって。(*゚Д゚*)ェ…
しかも飾りじゃなくて、1時間毎にちゃんと鳴るんですって。
どんな音が出るんだろ、聞いてみたいなぁ・・。
チラシ発見。
細かい字でいっぱい書いてあって・・・老眼のとんちゃんには辛い。
「さがみや」という蕎麦屋のマッチを発見。
そうか以前はここに、この「さがみや」さんがあって、その後に「ニューさがみや」さんを開いたんですね。
しばらくしてうどんが運ばれてきました。
◆むじなうどん
木製の盆にうどん、割り箸と木製スプーンもセットされています。
揚げに天カス、ワカメ、そして青ネギとカイワレもトッピングされています。
関西風の薄口醤油を使った澄んだ汁で、イリコと昆布の出汁です。
瀬戸内海のイリコと北海道産の真昆布、羅臼昆布からとった出汁ですって。
この汁がとっても旨い。o(>▽<)o
うどんは細いけど、とても腰が強い。
讃岐うどんは太いのが好きだけど、この腰で太かったら噛み切れないかもしれない・・ってくらい腰が強い。
細いが強い讃岐うどん、そこにイリコ系汁がからむ。
しかもツルツルっとしたのど越しがとてもいい。
こりゃ旨いわ。(*^▽^*)
そうそう黒薬味を入れましょう。
ほほぉ、海苔の香りがいいですね。
腰がある細いうどんが旨いわぁ、そして汁がまたうまい。
汁をしっかり完飲しました。(*^^*)
ご主人に伺うと、都内の讃岐うどんのお店で修行してこの店を開いたそうです。
ベースは讃岐うどんだけど、ツルツルしたのど越し重視のうどんにしたくて、細切り麺にしたそうです。
讃岐うどんの本場、香川では腰が強くてのど越し重視の細麺がニューウェーブらしい。
それがここ下馬に飛び火した、と言えなくもない。
機会があったらぜひまた立ち寄りたいです。
次回はオリジナルメニューをいただいてみようかな。
ごちそうさまでした。
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