名古屋めし・ベトコンラーメンに惹かれて 新京＠茨城県龍ヶ崎市 [ 茨城県]
週末のランチ。
昨日の記事に書いたことですが、駐車できなくて入店を断念したお店に向かいました。
場所はJR常磐線佐貫駅東口の南側。
「新京」さん。
入口が２つある感じですけど、赤い暖簾の下がった右側が入口です。
駐車場は道路を挟んで２台分のほかに有料駐車場にも２台分あります。
有料駐車場を使う場合は先にお店に入って定期券を借りてください。
ここで突然ですが。
「ベトコンラーメン」ってご存知でしょうか？
「ベトコンラーメン」は、名古屋めしの１つ。
ニンニク数個、ニラ、長ねぎ、モヤシなどの大量の野菜をトウガラシで辛く炒めたものが載った鶏ガラベースの醤油ラーメン。
まぁ、ニンニクが入った「スタミナラーメン」ってところですかね。
ベトコンラーメンの発祥店は２つあります。
１つは愛知県一宮市の中華店「新京」。
もうお分かりですよね、今回訪問するお店はその暖簾分け店です。
そしてもう１つは、岐阜県岐阜市のラーメン屋「香楽」。
新京本店のHPにはベトコンラーメンの説明があります。
「大ぶりなニンニクやニラ、モヤシがどっさり・・・スープは鶏ガラと豚骨のうま味が詰まった醤油味」だって。
旨そうじゃないですか。
ところで「ベトコンラーメン」の「ベトコン」って何のことか知っていますか？
いや、これは最後にしましょう。前置きが長くなりすぎますから。
こうして今回はターゲットをはっきりさせてからお店に入ってみます。
さて、どうでしょうか・・・
店内はカウンター席４つ、２人用テーブル１つ。
４人用テーブルが４つあります。
お店に入ると、ちょうどご主人が出前からもどったところ。
女将さんがフロア係りで、息子さんが厨房に立って料理を作っているようです。
さてメニュー。
麺類のトップは「ベトコンラーメン」620円。
これこれ、これを食べてみたかったんですよ！(*^0ﾟ)v
麺類は、プラス280円で半チャーハンセットにできるそうです。
単品の半チャーハンは470円。
280円で半チャーハンセットにできるんだから、半チャーハンセットだと190円安い。いいじゃないですか！
焼餃子と揚げ餃子が420円。
やっぱ半チャーハンかな。
ということでオーダーは「ベトコンラーメンと半チャーハン」。
厨房からは何かを炒める音が軽やかに聞こえてきます。
10分少々たってご主人が料理を運んできてくれました。
◆ベトコンラーメン・半チャーハンセット
反高台丼に入ったラーメン。
これがベトコンラーメン。
油が浮かんだ醤油スープの上に炒めた野菜。ニラとモヤシ、そしてニンニクが見えますよ。(*^^*)
周りにはネギが散らされています。でもチャーシューもメンマもありません。
スープは・・・おや？
濃厚なのかと思ったら、全然そうじゃなくて、実にサッパリしている。
鶏ガラベースのスッキリしたスープです。
ストレートの中細麺。
さて、トッピングされた野菜。炒めたモヤシとニラが載っています。
食べてみると・・・おや？・・・唐辛子が入っていないくて、辛くない。
でも中にはニンニクがゴロゴロ。(^∇^)
担担麺や台湾ラーメンみたいなひき肉じゃなくて、細かな肉片が入っています。
半チャーハンは、茶色い色をしていて卵にまみれた黄金チャーハン。
でもボリュームが少なくね？（茨城弁で）
これが「半」だろうか？半分じゃなくて、1/3くらいかも。
しっとり系じゃなくて、ややパラパラ系のチャーハン。
チャーシューが入った本格派で、しかもそのチャーシューが味の浸みていて旨いの。
うんうん、このチャーハンはうまいですよ。
本場のベトコンラーメンは炒めた野菜に唐辛子が入っていて辛いみたい。
このお店のものは辛くないから、テーブルの唐辛子や豆板醤をぶち込んで、辛くした方がいいかも。
でも辛くなくても、ニンニクタップリでスタミナ出そうです。
では、最後に「ベトコンラーメン」の「ベトコン」って何のことか。
新京本店のHPには「ベストコンディションラーメン」の略だと書いてありますが・・・。
若い人たちは知らないかもしれませんが、「ベトコン」とは「南ベトナム解放民族戦線」の蔑称のこと。
1975年まで続いたベトナム戦争時に米軍・南ベトナム政府軍と戦い、ついに勝利した勢力です。
それを米軍側は、ベトナム共産（ベトナムコンサン）、略してベトコンと蔑称したのが、元々の命名。
「ベトコン」が蔑称なのは確かですが、でもあの強大な米国と戦って勝利したんですから、勇ましい響きがあります。
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