北陸の新鮮魚介で新潟の地酒に酔うも、嬉しいリーズナブル料金 軍ちゃん＠上越市直江津 [ 甲信越]
新潟県上越市の直江津に行きました。
上越市は1971年に高田市と直江津市が合併してできた市ですが、それぞれの中心部が全然離れていて、高田は高田、直江津は直江津って感じでした。
それがさらに平成の大合併で2005年に東頸城郡、中頸城郡、西頸城郡の町村が編入されて、とても広い市になってます。
その直江津に泊まって、夕食に向かいました。
日本海側に面する直江津ですからやはり海鮮のお店がいいですよね。σ(ﾟｰ^*)
向かった先は評判のお店。
「軍ちゃん」直江津店さん。
同じ上越市内の高田店が本店で、こっちが支店みたい。
これは昼間のお店の様子です。
人気店に予約なしで来たので入れないかなぁ・・・
店内は左手に板場とカウンター席、右手に座敷でほぼ満席状態。
２階もあるようですが、この混雑状態はさすが人気店です。
予約していなかったんで断られるかと思いましたけど、座敷に席をとることができました。
とはいえ座敷はかなり鮨詰め状態。
お隣さんのご先客がタバコを吸っているのがちょっと気がかりです。
◆生ビール
さぁて、まずはビールから。
おや、サッポロ黒ラベルじゃないですか！これはうれしいですね。(*^^*)
◆お通し
出されたお通しはイカの頭を湯がいたものと野菜をマヨネーズで和えたもの。
こういうつまみはビールにもいいし、日本酒にもいいですなぁ。
料理はどうしましょう・・・。
フロア係のおじさんが、刺し盛りとボタンエビはどうですか？と勧めます。
ボタンエビは高いからオーダーしなくてもいいんだけど・・・
とも思いましたが同行者が乗り気なので、おじさんに従ってみました。
と、ここからが長いインターバル。
客が多いせいでしょう、なかなか料理が出てこないんです。 (*'ρ'*)
約20分後に料理が到着。
◆ボタンエビ
さすがに立派なボタンエビ。
頭をはずして一気にいただく・・・うんめぇ！ｏ(＞▽＜)ｏ
やっぱり旨いですわ。
外した頭の中の味噌もしっかりいただきましょうネ。
ここもまたうんまいです。
◆刺身盛合せ
なんだかすんごい量の刺し盛り、これで４人前ですよ。
何の魚が盛られているのかメモがついています。
サワラ、タチウオ、ワラサ、ホーボー、レンコダイ、マイカ、甘えび、コチ、ウスバハギですって。
大きな胸鰭を広げてバンザイしているのがホーボー。手前左にその刺身があります。
「這う魚」（はうさかな〉がホウボウに転訛したとのこと。
（以下、魚の情報の多くは「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」から。）
身が締まっていて旨い。好きな魚です。
ホウボウの右にあるのがコチ（鯒）。白身の美味しい魚です。
その手前の皮がついているのがレンコダイ（連子鯛）。和名はキダイ（黄鯛）です。
マダイみたいに大きくならないので、婚礼の折詰弁当など入ったりしますね。
左奥にサワラ（鰆）、その手前がタチウオ（太刀魚）、そしてワラサ。
「魚」偏に「春」と書くサワラは春が旬の魚、というのは瀬戸内のこと。
大型のものの旬は秋から冬で、10月以降の冬に獲れる「寒ザワラ」は脂がのっています。
ワラサは、出世魚ブリの少し手前の名前。
地方によって出世の名前はいろいろで、ワラサは関東の呼び名です。
甘えびは当然の旨さ。
マイカ（真烏賊）は肉厚な身が引き締まっていて、旨味もあって旨かったです。
「マイカ」というイカの品種はなく、地域によって違ったイカのことをマイカと呼ぶようですが、たぶんこれはスルメイカでしょう。
その右の魚はウスバハギ（薄葉剥）で、カワハギの一種。
カワハギはフグに似た食感で淡白な魚です。
◆ワラサ
しっかりした歯ごたえがあって、さすが天然物。シコシコした中に脂もそこそこのっています。
新潟県のブリの産地はこれから行く佐渡の両津湾。冬の寒ブリを食べてみたいものです。
◆能鷹特別本醸造
日本酒は上越市の地酒・能鷹。
蔵元は田中酒造。旧直江津市内にあって、まさに地元のお酒です。
淡麗で旨味のあるお酒です。
この後も地酒をいくつかいただきました。
ネットでの評判が良かったこのお店。
評判がいいのにはやはり理由があります。
お魚が旨くてリーズナブルなお値段でした。
ごちそうさまでした。
食べログ： 軍ちゃん 直江津店
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