札幌ラーメンを掲げる中華店で味噌ラーメン しらかば@茨城県阿見町 [ 茨城県]
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阿見町にある茨城大学農学部の近く。
そこに気になるラーメン店があるんです。
【札幌ラーメン】の看板を掲げている。
だから札幌出身者としては、とっても気になります。
「ラーメン しらかば」さん。
白樺とは、いかにも北海道っぽい店名です。
看板には「阿見店」とあるから、ほかにも「しらかば」というお店があるみたい。
調べてみたら、小美玉市、かすみがうら市にもあるらしい。
札幌みそラーメンは、1970年代に関東を中心に全国で一世を風靡した。
火付け役は「どさん子」チェーン。
「どさん子」が約1,200店、後続の「どさん娘」が約800店、「どさんこ大将」が約700店というのだから、まさに一大ブームを巻き起こした。
ここ「しらかば」さんが、どの系譜なのかは知りませんけど、その末裔なのでしょう。
しかし「どさん子」の創業者は札幌で修行したわけではなく、真似て味噌ラーメンをつくった。後続店も同様です。
なので、 とんちゃんの評価は低い。
まして茨城県に、ホンマモンの札幌ラーメンがあるとは思えず敬遠していたんです。
※茨城県にホンマモンの札幌ラーメンがない、は言い過ぎです。
しかし「札幌ラーメン」という文字が放つ魅力に惹かれてしまう。
ということで、入店です。
テーブル席について、薬味を見たとたん、落胆です。
七味唐辛子が置いてあるから。(*´ρ`*)
そして生ニンニクは置いてない。
唐辛子はきっと味噌ラーメン用でしょう。
うどん・そばには確かに七味唐辛子です。
でも、札幌味噌ラーメンには一味唐辛子!と絶対的に決まっているんです。
七味唐辛子を見つけた時点で、テンションが下がってしまった。
お店を出ようか・・・
とも思いましたが、気を取り直して、メニューを拝見。
おや? 右上に【中華料理しらかば】って書いてある。
ここは、ラーメン店じゃなく中華店なんですね
ランチメニューは、飯類とラーメンのセットが790円。
ラーメンは、醤油ラーメンか台湾ラーメン。
プラス100円で味噌ラーメンにできます。
小皿ランチがいろいろ。さすが中華店。
小皿料理が390円、定食セットが300円で、合わせて690円です。
通常のメニューには、料理がいろいろある。
麺類のトップは【サッポロの味】。太麺と細麺があるって。
味噌、醤油、塩が600円で、同じ料金。
セットメニューの味噌は100円高かったのに、変だなぁ・・。
おや、味噌煮込みタンメンってのがある?!
なんだそれ?
【中華風味】の「ラーメン」もある。
スープが違うんでしょうね。タンメンもあるわ。
元気セットは、定食プラスラーメンです。
壁には「味噌ラーメン」のポスター。
味噌ラーメンが人気No.1ですって。 やっぱりね。
紅一点味噌と一休味噌をベースに数十種類の仕上げた「オリジナル自家製の赤味噌」のスープに手もみ太麺、だって。
紅一点は、札幌に本社がある岩田醸造が大豆と米で造る米味噌系の味噌。
1970年台の味噌ラーメンブームのとき、札幌の多くの店でも「北海道みそ紅一点」が使われた。
関東で一世を風靡した「どさん子」も紅一点を使っています。
一休は、長野市に本社があるマルコメの「一休さん」のこと?
それって、ダシ入り味噌ですけど・・・ ま、いっか。
さて、人気No.1が味噌ラーメン、っていうんだから、それにしてみましょう。
◆味噌ラーメン&半炒飯セット
味噌ラーメンは、チャーシュー、焼きのり、ナルト、モヤシのトッピング。
スープの表面には、七味唐辛子の唐辛子と白黒の胡麻が散らばっています。
スープは味噌味。
調味料を加えた味噌ダレで作ったスープは、比較的淡白でこれはこれで美味しい。
関東でよく見かける単に味噌をスープに溶かした味噌汁スープじゃない。
でもスープの豚骨ベースをもっとしっかりしてほしいなぁ。
もしかして中華風味のスープに味噌ダレを加えたているのかもしれない。
納得がいかないけど、七味唐辛子を投入。
コショウよりはいいですからね。
麺は太麺。
この太麺だったら、やっぱり豚骨が効いたしっかりしたスープの方がいいですね。
大きめのチャーシューは、柔らかめ。
古典的なナルトも入っています。
トッピングに炒めたモヤシが少量。
札幌ラーメンにはモヤシや野菜が入っていることが多い。
しかし茹で置きした野菜のトッピングじゃない。
オーダーに応じて、野菜を炒めてスープで煮て、丼に盛り付けます。
タンメンの作り方なんです。
さて、チャーハン。
シットリ系ではなく、適度に空気が入ってる。
しっかり味が付いたチャーハンは、普通に美味しいです。
グリンピースやコーン、ニンジンのベジタブルミックスを加えてあるようです。
コッテリしすぎないスープに太麺は、関東でいただく味噌ラーメンとしては、美味しいと思います。
ごちそうさまでした。
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