小樽・梅月発祥の中華ちらしをいただく 口福@札幌市 [ 愛しき食堂]
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ご当地グルメがいろいろあります。
札幌市のおとなり小樽市には「あんかけ焼きそば」があります。
1960年代に広まり、発祥店は「梅月」との説があります。
しかし同店は2003年に閉店。支店も2013年に閉店。
ならば弟子筋のお店へ行って、あんかけ焼きそばを食べてみよう!と思いました。
調べてみると・・・梅月にはもう1つ、有名な料理があったことを発見。
料理名は「中華ちらし」。
「中華ちらし」は、帯広のご当地グルメじゃないですか。
帯広というと豚丼が有名で、1930年代からあった料理です。
中華ちらしは1970年代から広まった料理です。
梅月の中華ちらしは、それより一足早くに提供されていた。
「札幌で帯広発の中華ちらしが食べられる!」という情報がネットにあります。
しかし小樽発の中華ちらしも札幌にはあるのです。
というわけで・・・
梅月発祥の「あんかけ焼きそば」か「中華ちらし」を食べてみよう!
そう思ったわけです。
梅月の弟子のお店は、札幌市白石区と中央区にある「御舟」(ぎょしゅう)。
ところが、御舟のお弟子さんのお店が札幌駅近くにあるって。
というので、そのお店へ向かいました。
【ラーメン・中華料理】の「口福」さん。
ここが梅月の孫弟子にあたるお店ですかかぁ・・・。
梅月にも御舟にも行ったことがないのですが、なんとなく感慨があるわけです。
壁に大きな看板。
口福在家:食の幸せが家庭に幸せをもたらす。
それで「口福」なんですね。
「口福」の赤い暖簾をくぐって、ドアを開けると・・・
風除室にも【口福在家】の看板。
では、幸せな食をいただきましょう。
店内はテーブル席が6卓。奥には座敷があるようです。
お店は、比較的若いご主人が1人で、厨房とフロア係をやっています。
麺類のトップは、タン麺。
みそラーメン、辛みそラーメン。
マーボー麺は汁なし、マーボーラーメンは汁あり、だって。
細切り豚肉と細切り野菜のあんかけ。
ラーメン、焼きそば、揚げ麺、あんかけご飯の4種類。
でも、この「あんかけ焼きそば」は、梅月のものではなく、オリジナルのようです。
丼物は、中華ちらし、麻婆丼、中華風チキンカレー。
冒頭で書いた、「中華ちらし」がありました!
しかも料理の由来がちゃんと書いてあります。
中華ちらしは、帯広市で有名になりましたが、
発祥は小樽市で、あんかけ焼きそばが発祥の
小樽 中華料理 梅月(ばいげつ)が発祥です!
ここのご店主は、師の御舟、そしてその師の梅月をリスペクトしているようですね。
【非常受歓迎】と中国語で書いてある。
日本語だと【超人気】って感じですね。
中国料理名の「木須肉」(ムーシューロウ)も書いてある。
それではこれにしましょう!
◆中華ちらし
ぶっかけ飯とスープ、そして漬物というシンプルな料理が出てきました。
スープは、ワカメの中華スープ。
鶏ガラスープが美味しくて、これだとラーメンも旨そうです。
細切り豚肉、タケノコ、ニンニクの芽、キクラゲを玉子と炒めた具。
「木須肉」というキクラゲと豚肉の玉子炒め、という料理名はその通りです。
その具が、お皿に盛ったご飯の半分くらいにかかっています。
オイスターソースが効いたような、甘辛い中華風のタレがからんだ具が、ごはんにピッタリです。
こりゃ、うまいぞ。
具は、丼の半分にしかかかってなかったけど、実はしっかりとしたポーションがある。
具が足りない、ってことはない。
いや、むしろご飯大盛りにしても十分なおかず量です。
漬物は鰹節をまぶした沢庵。これが意外に旨い。
元々はまかない飯だったけど、これはちゃんとした料理です。
料理として美味しかったし、ポーションも十分。
ワンプレートの「ぶっかけ飯」ですから、見た目は豪華な感じがしない。
具をお皿に盛っていただくと、きっと豪華さがアップするんでしょうね。
ここの店主は、御舟とさらには梅月をリスペクトしている。
こうなると御舟の料理と食べ比べてみたいな。
そうそう、小樽のあんかけ焼きそばも食べてみたいな。
ごちそうさまでした。
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旨そうですね~♪
さ、ご飯食べようっと(笑)
by song4u (2020-01-25 08:53)
> song4uさん
朝食は大切ですね。(*^.^*)
by とんちゃん (2020-01-25 18:06)