老舗パン屋にずんぐりコッペパンサンドとノッポのドッグパンサンド 千勝堂@茨城県土浦市 [ 茨城県]
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古いパン屋さん巡り、コッペパン巡りの記事を再開します。
今回は未訪だった土浦市にある古いパン屋さん。
土浦駅西口近く、「モール505」の東にお店があります。
土浦駅西口にある3階建てのモール型ショッピングセンター「モール505」。
1985年、筑波研究学園都市で科学万博(つくば万博)が開催されました。(つくば市はその後の1987年に誕生。)
そのとき、土浦駅から万博会場へシャトルバスを走らせるため、駅東口から常磐線をまたいで西へ約3kmも延びる「土浦高架道」(土浦ニューウェイ)が建設されました。その高架線下のうち土浦駅西口近くから505mが「モール505」になっています。
「石窯パン 千勝堂本店」さん。建物脇に駐車場があります。
「ちかつどう」と読むんですね。
1920年創業の老舗。第一次世界大戦後の戦勝ムードの中で創業したお店です。
創業時は和菓子店でしたが、2代目がパン・洋菓子を作り、第二次世界大戦前にパン屋へ。現在の店主さんは3代目だそうです。
2016年4月にリニューアルオープンして富士山溶の岩窯を導入し、外装をレンガ造り風に改装されたようです。
フランスパンの写真が掲げられて、いまはハード系のパンがウリのお店ですね。
2階にはイートインがあるようです。
1階がセルフのパン売り場。
バゲットとクロワッサンの説明が掲示してある。やはりフランス系パンがウリですね。
クロワッサンにブール。
フランスパンの生地に具材を載せて焼いた焼込み調理パン。
古典的スタイルのあんぱんもあります。
あんぱんに生クリームが入って三代目あんぱん、なんてのもある。
おっと、あんバターはコッペパンですよね。
冷蔵ケースにサンドイッチ系があります。
メンチドック、サラダドック、コロッケドック。
おやこれは「コッペパン」じゃなく「ドッグパン」ですか!(◎_◎;)
えびかつタルタルもドッグパンのサンドってことかな。
塩やきそばパン。これもドッグパンなのかな。
プレーンのコッペパンもあります。いや、ドッグパンかな?
あんバター、サラダドック、えびかつタルタル、プレーンのコッペパン(?)を購入。
自宅でいただきました。
上がサラダドック、下があんバター。
サラダドッグのパンは細長い。これがドッグパンなのね。
あんバターのパンは、ずんぐりした紡錘形で、こいつがコッペパンなんですね。
◆あんバター
コッペパンの大きさは、長さ17センチ×幅7センチ×高さ5センチ。
背割りにして具材を挟んであります。
中には小倉あんとバターです。
あんこの甘味とバターの塩味が美味しいんですよ。
ドッグパンたち。
えびかつタルタルとサラダドッグは長さ19~20センチ×幅6センチ。
◆サラダドッグ
半分にゆで卵&マヨネーズ、半分にポテサラが入っています。
◆えびかつタルタル
エビ入りカツにタルタルソースがかかっていて、レタス、キャベツとセットです。
◆プレーンドッグパン
細長いから、このお店ではコッペパンじゃなく、ドッグパンなのね。
2本入っていたけど、長さが違っていて、短いのが18センチ、長いのは21センチ。
長すぎたり、短すぎたりしたドッグパンをプレーンで販売しているみたい。
このお店のコッペパンとドッグパンの違いは・・・
ずんぐりした紡錘形がコッペパン、細長い形がドッグパン。
味は、コッペパンがややリーンで、ドッグパンの方が甘いようです。
どっちも背割りで具材が挟んである。
リーンなコッペパンはスイーツ系に、やや甘いドッグパンは総菜系に使っているみたい。
戦後、紡錘形のコッペパンが広まり、その後、細長いドッグパンがつくられるようになった。そんなコッペパンとドッグパンの歴史を表現しているように思います。
ごちそうさまでした。
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