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素敵なビストロにとろけた鶏肉のスパイシーカレー カフェ&ビストロ シアマム@北海道札幌市 [ 北海道]

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11月初旬に札幌の実家に帰省したときのことを何回かアップします。
JR桑園駅のガード下にあるイーストプラザという飲食店街でランチしました。

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「cafe & bistro SIAMAM」(シアマム)さん。
【スパイス】【インドカレー】の幟が壁に掛かっていて、スパイシーなカレーがウリのお店らしいです。

今年6月1日にオープンしたお店。6月23日に来たら、まだランチをやってなくて、それ以来、気になっていたお店なんです。

「シアマム」はアイヌ語で「真の穀物」=「米」のことです。
もともとアイヌの食物ではなかった米。それがなんで「真の穀物」なのか?このことについては最後に触れてみます。

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ちょい飲みセットもあります。〆のスパイスカレーなんてのもある。

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オリジナルスパイスカクテルなんてのもあります。

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店内はレトロな造りで、薄暗くて落ち着いた雰囲気。
右手に木製のカウンター10席、左手にテーブル4卓があります。

カウンター内には男性が2人。店長とシェフということだろうか?
シェフはひげを蓄えハットを被り、口数少なく落ち着きがあります。

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カウンター奥の壁には旨そうな洋酒が並んでいます。

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その脇の壁の小棚には、瓶に入ったスパイスがズラッと並んでいます。

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グランドメニューのランチの部分です。(HPから取りました)

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ランチのカレーセット。

カレーは2タイプ。
・スパイスカレー:香り・味、ガツンとパンチのあるカレー
・トマトカレー:ほんのりスパイス、さっぱりカレー
それにアチャール、サンバルがつきます。

スパイスレベルは10段階。9以上はプラス50円。

メインは6種類
・ベース無水チキン 900円
・彩り素揚げ野菜 1,000円
・ふわふわオムレツ 1,200円
・道産アラバマチキン 1,280円
・豚肩コロンボ風 1,320円
・パストラミビーフ 1,680円

トッピングが有料で数種類
アチャール・サンバル増し、爆盛パクチーもあります

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食後のドリンクは200円。

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ライスは、雨竜町産のお米から作っています。
店名のシアマム=米の由来は、この美味しい「うりゅう米」を食べてほしいからですね。

お店の外に出してあったランチメニューもあります。

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ランチ限定セットは、炙りチーズキーマカレーセット。

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本日のランチセットはロング炙りベーコンカレー。

ということで、オーダーはスパイシーなカレーにしましょう。
カレーはスパイスカレー
辛さは、無料の範囲で一番辛い「激辛の8」
メインはベース無水チキン
トッピングは無し。

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◆無水チキン・スパイスカレー激辛

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カトラリーには箸があります。うれしい。

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サラダはドレッシングが和風っぽい。
箸でいただけるからありがたい。

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さてスパイスカレー。

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千切りのニンジン(キャロットラペ)、インゲン、紫大根、ラッキョウがトッピング。
アチャールとサンバルはなに?って聞けばよかった。

アチャールは、ピクルス(漬物)のことで、キャロットラペ、紫大根、インゲン、ラッキョウもみんなアチャールですね。
ラッキョウに絡んでいるものが、香辛料のサンバルかな。

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細かな繊維状のものは、煮崩れた鶏肉ですって。
無水加熱したチキンが煮崩れてとろけ、旨味がルーに溶け込んでいるんですね。

スパイシーで、そこそこ辛い。

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うりゅう米のライスでいただきます。

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ライスと食べることを想定したカレーですね。いい塩梅の塩味です。

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カレーの上にライスをドバっとのせていただきました。
スパイシーでとても美味しいカレーです。
すいすいとスプーンが進んで、大盛り、いや2杯くらい食べられそうな感じです。

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◆ホットコーヒー
食後にホットコーヒー。
このコーヒーの香りがちょっと変わっている。とてもスパイシーなのです。
伺ったら、スパイシーなカレーに合わせてブレンド・焙煎してもらっているとのこと。
カレーの後に味わう価値ありのコーヒーです。

ごちそうさまでした。


米を「真の穀物」と呼ぶのはなぜか。

アイヌは、アワやヒエを「アイヌ・ アマム」(人間の穀物)と呼び、イネ・米は「シサム・アマム」(sisam-amam)「隣人(和人)の穀物」と呼んでいたようです。(木俣美樹男「日本雑穀のむら」序章より)。
米は、アイヌ自身の穀物ではなく、和人との交易で得られるもので、儀式に使うヒエ酒を造る米麹に使ったり儀式で食べたりするようになりました。
1669年頃にはアイヌの干したサケ100匹と和人の米約10㎏の交換比率が決められていたのですから、そんな高価な米を常食することはありえなかった。
そんな「隣人の穀物」が、いつからか「シ・アマム」(si-amam)「真の穀物」と呼ばれるようになったようです。
たぶん、シャクシャインの戦い(1669年)の敗北を経て、アイヌ人が松前藩に服従させられるようになって以後のことではないかと思います。先の文献では、米を「トノアマム」(殿様の穀物)よ呼ばせていたともあります。
「シアマム」とは、儀式用の神の穀物、さらには主人である和人の穀物という意味を持つのだと思います。そういう意味では、サケのことを昔から「真の食物」(シ・イペ)と呼んでいたのとは、大きく違うようです。 

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