好みの麺とトッピングをチョイスする本格麻辣燙のお店 一壺茶@茨城県つくば市 [ 茨城県]
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昨日の記事の続きです。
つくば市にあるアジア食材店併設の中華店へ行きました。場所は天久保2丁目。
かなり大きな平屋の建物。
「満載物産」さんと「一壺茶」さんが入っていて、経営者は同じ中国人。
「満載物産」さんは食品スーパー。
2015年12月、天久保3丁目にオープンして、2021年8月に、「東京靴流通センター」があったここにに移転しました。
このスーパーについては昨日の記事をご覧ください。⇒エスニック食品スーパー併設の中国料理店に中華クレープ・煎餅果子あります
そこに併設して、レストランが「一壺茶」さんがあります。
建物の前には「御茶坊」というタピオカティーのテイクアウト店。
移転前の店舗で2019年に開いたお店ですが、現在は店内で食べられるので使っていないようです。
ウリはこれ!「麻辣燙」(マーラータン)。
麻辣「湯」ではなく麻辣「燙」です。
「麻辣燙」は、具材や麺を自分で選んで麻辣スープで茹でた料理です。四川省発祥の料理で、中国、上海では行列ができるとか。東京にもお店があります。
「麻」は花椒の痺れ、「辣」は唐辛子の辛さのこと。
「湯」はスープのことですが、「燙」は湯の下に「火」があって、お湯に漬けて温める、という意味。
そんな「麻辣燙」をいただきました。
昨日の記事でご紹介した「煎餅果子」といっしょに、です。
メニューは中国語と日本語が併記されています。
カウンターにあったメニューは・・・
タピオカティー。
テーブルにあるメニューは・・・
定食、単品料理、ドリンク。
北京ジャジャ麺。
タンメン。
前菜、焼き物。
お目当ての「麻辣燙」は?
「麻辣燙」、ありました。
スープ+主食が税込380円。
主食は4種類:粉丝(春雨)、宽粉(ジャガイモ太麺)、米线(もちもち米麺)、面饼(インスタント麺)。
スープの辛さは、普通、中辛、激辛があります。
トッピングの具は、5品以上を自由に選びます。
1品100円と書いてますが、実際には100~300円。
中国では、小麦粉から作った麺だけを「麺」(簡体字で「面」)と言い、それ以外の麺は「紛」と言います。だから米粉麺は米粉(ミーフェン)です。「丝」(絲・糸)は絹糸、「线」(線)は木綿糸のことで、細麺のこと。太いものは「条」で、「宽」は幅広のことです。
冷蔵ケースに容器に入ったトッピングがいっぱい並んでる。 「麻辣燙」のメニューはここに貼ってあります。
冷蔵庫に並んでいるトッピングを紹介しましょう。種類は「50種類以上」と書いてましたけど、実際には52種類並んでいます。
※素材名はすべて中国語。日本語が併記されているものは( )書きします。日本語が無いものや、表記が間違っているものはわたしの訳を< >書きします。
4段目:猪肉云吞(豚肉ワンタン)、虾仁云吞(海老入りワンタン)、荠菜云吞(ナツな入りワンタン)<ナズナ入りワンタン>、鹌鹑蛋(うずな卵)<ウズラの卵>、
3段目:年糕条<トッポギ>、年糕片<トゥック>、猪肉贡丸(豚肉団子)、鮮虾丸(海老団子)、蟹味丸(蟹味団子)、
4段目:干豆腐(押し湯葉)、腐竹(干し湯葉)、
3段目:火腿肠(中華ソーセージ)、午餐肉(豚の缶詰)<ランチョンミート>、龙虾丸(伊勢海老風団子)、
4段目:百叶結(押し湯葉結び)、泰山干絲(押湯葉線きり)<豆腐干絲>、冻豆腐(凍豆腐)、腐竹巻(干し湯葉巻)。
3段目:实心鱼丸(魚団子)、蟹肉棒(かにかま)、鱼豆腐(魚豆腐)、鸭血(鴨の血豆腐)。
2段目:虾饺(海老餃子)、香菇贡丸(椎茸入り豚団子)、麻辣贡丸<麻辣肉団子>、鱼丸(豚肉入り魚団子)、麻辣汤包<麻辣湯包>、
1段目:金针菇(えのき)、球面筋(揚げ麩)、杏鲍菇(エリンギ)、花菜<カリフラワー>、竹片(竹の子)、白菜、菠菜(ほうれん草)、
2段目:燕饺<燕皮餃子>、牛肉贡丸(牛肉団子)、黄金蝦霸天<モッツァレラチーズ・海老入りさつまあげ>、牛肚(ハチノス)、
1段目:上海青(青梗菜)、春菊、香菜(パクチー)、
2段目:芝士鱼豆腐(チーズ入り魚団子)、牛蹄筋(牛すじ)、猪筋肉(豚筋)、牛肉、羊肉(ラム肉)、猪肉<豚肉>。
1段目:木茸、油麦菜<レタス>、藕片(蓮根)、豆芽(もやし)、しめじ。
選んだトッピングをトレイに載せて、厨房に渡します。
こんだけの中からチョイスするのって、意外に難しい!
チョイスした5品は、麻辣肉団子、海老入りワンタン、泰山干絲、キクラゲ、豚肉。
麺はジャガイモ太麺、辛さは激辛にしました。
麻辣燙の麺は春雨(粉絲)が一般的らしい。日本の春雨はジャガイモなどのデンプンが原料ですが、中国の春雨はそれと違って緑豆が原料なので、春雨にしようと思ったのですが、寬粉(ジャガイモ太麺)を食べたことが無いので、そっちにしました。
◆麻辣燙
お盆に載った丼で登場。
真っ赤なスープに具が浮かんでいます。
四川産の麻椒(花椒)と辣椒(唐辛子)を使った麻辣味。
「激辛」はじんわりと辛いけど、激辛じゃない。
そして辛さはある割には花椒のシビレ(麻味)が弱いです。
真っ赤な膜の下には白いスープ。
白湯スープは、牛骨ベース。豚骨とは違ってクドさがなく、すっきりした味わい。
本場四川から仕入れた30種以上の薬膳スパイスを使っているそうで、とても美味しいスープです。
この美味しいスープで温めた具材が、それぞれ旨い。
海老入りワンタン。
餃子のようにしかりした皮の中に海老入り餡が入ってます。
麻辣肉団子。
魚のすり身の皮の中に豚肉の餡が入ってる。
赤い皮は麻辣のはずですが、スープが麻辣だから、よくわからない。
泰山干絲。
豆腐を加圧して水分を抜いて干したものが「豆腐干」で、湯葉に近い。それを切って麺状にしたものが「豆腐干絲」(トウフカンス)。
「泰山」は台湾のブランドで、泰山豆腐干絲は有名みたいです。
豚肉。羊肉もあったんですが、なんとなく豚肉に。
キクラゲ。
寬粉(クァンフェン)は、透明なきしめんみたい。火鍋には必須の麺だそうです。
ジャガイモデンプンで出来ているから、日本の春雨のぶっといタイプってことですね。
もちもちで、弾力が強くて、ほとんど噛みきれない。
牛骨のスープはかなり旨いです。
「激辛」スープは、じんわりと辛くて、食べているうちに鼻水が出て来ました。(*^▽^*)
しかし「激辛」は日本人向けに辛さを抑えてあるようで、さらに辛くできるそうです。
次回は花椒を効かせてもらった方がいいな。
東京やお隣千葉には、麺とトッピングを選べる麻辣燙のお店がいくつもあります。
茨城県内には、トッピングをチョイスできるお店が数店あるようですが、麺もチョイスできる本場流の麻辣燙があるのは、ここだけ。
具材のチョイスによっては、かなりリーズナブルな料金でいただけますよ。
ごちそうさまでした。
同じ建物内にある「満載物産」さんでは中国、タイ、ブラジルなど8か国の食品を販売しています。その様子は昨日の記事をご覧ください。⇒エスニック食品スーパー併設の中国料理店に中華クレープ・煎餅果子あります
大量に並ぶ食品の中に、いま食べた麻辣湯の食材もありました。
宽粉(ジャガイモ太麺)。
いくつかの種類が置いてありますが、さっき食べたのはこの商品ですって。
生友商事の「馬鈴薯粉条」。左は「圓」のマークがある丸麺、右は「寛」のマークがある平麺の宽粉。
冷凍庫の中にいろんなワンタンがあります。
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