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オープンしてた!龍ケ崎にもベトナムの風が アンナム・クアン(AN NAM QUÁN)@茨城県龍ケ崎市 [  龍ケ崎市]

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龍ケ崎市に昨年オープンしたベトナム料理店でランチしました。
茨城県南では、つくば市、土浦市、取手市、かすみがうら市にベトナム料理店があるけど、龍ケ崎市にもあったんです。

場所は愛戸町交差点のところ。

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この大きな一軒家の1階。

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アジア食品食品専門店「An Nam Mart」ベトナムレストラン「AN NAM QUÁN」(アンナムクアン)さん。
「QUÁN」(quán)は、原語が「館」で、小さな飲食店のこと。
食料品店が2022年5月にオープン、レストランは11月にオープンしたそうです。

日本人の客は週に2~3人が来るそうですから、まだ認知度はとても低い。

駐車場は近くに用意されています。

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交差点から南に50mのところにあるフィリピンレストラン「MY TAMBAYAN GinSHoKei 2」さん。

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その裏に駐車スペースが4台分あります。
どこがそのスペースなのかはっきりしない、アバウトな状況です。

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入り口脇にある。鴨(アヒル)を焼くためのものだそうです。

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さて、お店に入るとすぐに食料品店があります。
ベトナム食材をメインにアジアの食材が並んでいます。その様子は明日の記事でご紹介します。

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その奥にレストランがあります。
手前にあるテーブルはお店の人が使っているので、客用のテーブルは奥の4卓。

平日の今日は、女性1人が食料品店のレジ、レストランの調理とフロア係りを兼任しています。

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壁の棚にベトナムのお酒が並んでいます。

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簾の向こうが厨房。

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冷たいお茶を出してくれました。
ベトナムで一般的な「蓮茶」(ハス茶)。烏龍茶に似てるけどもっと淡いお茶です。

メニュー全体は記事の最後にご紹介します。

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メニューのトップは「ビーフン」、正しくはベトナムの「ブン」です。その次が「フォー」

ベトナムの麺料理というと、日本ではフォーが有名です。
しかしベトナムの国民食は「フォー」じゃなく「ブン」だ!とも言われています。
フォーもブンも米粉から作った米粉麺で、フォーは平麺ブンは細い丸麺です。

ところが「ブン」は日本ではまだ認知度が低いから、「ブン」を食べたのに「フォーだ!」と言っている人がネットに大勢いて、とても残念。(*´ο`*)=3
また、ブンを「うどん」と紹介するお店もありますが、ブンは米粉麺なので、うどんじゃありません。

ブンとフォーのメニューをを少し説明しましょう。

まずはブンのメニュー
・ブンボーフエ(Bún bò Huế):牛肉(ボー)が具材の汁麺のブン。ベトナム中部の都市フエの名物料理で、通常の細麺ではないフエ独特の太麺のブンを使います。
・ブンボーチョン(Bún bò trộn):牛肉(ボー)が具材のまぜ麺(チョン)のブン。
・ブンロン(Bún Lòng):ホルモン(ロン)が具材の汁麺のブン。

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・ブンチャー(Bún Chả):つけ麺(チャー)のブン。
・ブンダウ、正確にはブンダウマムトム(Bún đậu mắm tôm):豆腐(ダウ)が具材のつけ麺のブン。「マムトム」というエビを発酵させた調味料がつけ汁で、ベトナム北部の料理。
トッピングは、ブン(麺)の追加と鴨の血(tiết vịt)!

フォーのメニュー
・フォーガー(Phở gà):鶏肉(ガー)が具材の汁麺のフォー。
・フォー・ガー・バッダー(Phở gà bát đá):石鍋(バッダー)の鶏肉つけ麺フォー。

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・フォーボー(Phở bò):牛肉(ボー)のフォー
・フォーボーバッダー(Phở bò bát đá):石鍋の牛肉つけ麺フォー。
石鍋でグツグツと沸くスープに肉やフォーをつけるしゃぶしゃぶ風の食べ方がベトナムで流行っているみたいです。
フォーのトッピングは、フォーの追加。「Trứng trần:卵」  はポーチドエッグかな。揚げパン(クオイ:Quẩy)2本。

さて、今日はフォーではなく、ブンをいただきます。

メニューに「ブンダウ」と書いてある「ブンダウ・マムトン」を食べたかったんですけど、金土日にしか提供しなく、今日はありません。

なので、つけ麺のブンチャー(Bún Chả)にしました。
「パクチー大丈夫ですか?」と聞かれたので「好きです!」とお答え。

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◆ブンチャー(Bún Chả)
器がザルに見えるけど、それは絵柄で、陶器のお皿です。
中央につけ汁、その周りに、ブン(麺)、網焼きの肉、キュウリ、レタスとハーブが並んでいます。

ブンチャーはハノイの名物料理だそうです。
オバマ大統領が2016年にベトナム訪問時、ハノイでブンチャーと揚げ春巻きを食べました。

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具の肉は、豚肉と鶏肉の網焼き。  

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温かいつけ汁でいただきます。

つけ汁の味は甘酸っぱい。
塩気は、タイではナンプラーと呼ばれるベトナムの魚醤・ヌクマムだと思います。

食べ方を聞いたら、肉をまとめてつけ汁に入れて食べるベトナム人も多い、だって。

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なので、肉をまとめて汁にぶち込みました。
この方が肉の味が汁に出て美味しいかも。

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丸っこいのは鶏肉のつくね

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生のキュウリ

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豚肉とキュウリをいっしょに。

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レタスとハーブ。パクチーがいっぱい載ってます。

「パクチー」はタイ語。ベトナム語では「rau mùi」で、北部(ハノイ)では「ザウムーイ」、南部(ホーチミン)では「ラウムーイ」と言うそうです。南部では「ngò rí」(ンゴーリー)とも言います。
ハーブのことは「rau thơm」で、北部では「ザウトーム」、南部では「ラウトーム」と言うそうです。


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ミントもある。ペパーミントです。
パクチーもミントも茎から葉をむしって、つけ汁に入れます。

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ミントと豚肉。旨いですね。

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レタスをつけ汁でいただく。レタスはかなりたくさんあります。

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さてブンです。

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ブンは、太さ1ミリくらいの丸麺。
米粉麺(ビーフン)だから、プチプチと切れやすい歯ごたえです。

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ブンとミントをいっしょにいただくのも美味しいですね。

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卓上に調味料が置いてある。ボトルは甘辛いスイートチリ。
半透明の器に入っているのはニンニクと唐辛子の酢漬け。

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器に入っているのはエビ入りの辣油「サテトム」
どの薬味を使うといいかお聞きしたら、辛いのが好きな人はサテトムを使うと教わりました。

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辣油というより、唐辛子だらけです。

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サテトムをつけ汁に投入。
かなり辛いから、ご注意ください。

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元々少し甘いタレですから、辛くすると旨いです。

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レタスの下にもパクチーがあった。

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細い葉のパクチーもあります。

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パクチーとブン。パクチーの香りが弱いから、あんまりパクパクしません。

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短く切れたブンはスプーンでいただきました。

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ということで完食。
大食いさんは、麺を追加した方がいいですね。

ごちそうさまでした。



最後にメニューをご紹介します。

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「卵の子」と書いてあるのは「Trứng gà lộn」(チュンガーロン)。
ベトナム南部では「ホビロン」(hột vịt lộn)、北部では「チュンヴィッロン」(trứng vịt lộn)、そしてフィリピンでは「バロット」と呼ばれる料理があります。孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵です。
これは「ヴィッ」(アヒル)じゃななく「ガー」(ニワトリ)だから、孵化寸前のニワトリの卵のゆで卵ですね。

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食べログ: アンナムクアン

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