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また食べたくなる超極太・超極長の西山うどん いづみや本店@茨城県常陸太田市 [ 茨城県]

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奥久慈への夫婦旅行。
1日目は大子町で、月待の滝、もみじ苑の蕎麦、袋田の滝へ行き、秘湯の宿へ。
2日目は、常陸大宮市の舟納豆と道の駅、常陸太田市にある徳川光圀公の隠居所・西山荘へ。

そしてランチです!

ランチには美味しい蕎麦を、と思って「鯨荘 塩町館」へ。ところがすごい行列。orz...
そこで西山荘に因んで「西山うどん」のお店に行きました。
「西山うどん」とはどんなうどんか?それは追い追いご紹介します。

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市街地にあるお店。

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「手打うどん いづみや本店」さん。
1934年創業の老舗のお店で、現在の店主は3代目。

那珂市の支店でいただいて、気に入ったお店です。
 ⇒太くて長~い煮込みうどん いずみや@茨城県那珂市

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駐車場はお店の向かい。

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交差点を挟んだところには広い駐車場があります。

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「西山手打ちうどん」の暖簾が下がる入口。
順番を待って、お店に入りました。

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店内中央にあるテーブルは、対面式のカウンター席になってます。

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そのテーブルの天板が分厚い。

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わたしら夫婦は2人用のテーブル席へ。そこもカウンター状になっていて、その天板がまた分厚い。

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メニューは天井近くの壁に木札が下がっています。

P1450210テーブル上にメニューがあります。
温かいうどん・そば。肉うどんが人気らしいです。
「たぬき」「きつね」「むじな」がありますよ。「たぬき」は揚げ玉、「きつね」は油揚げ、「むじな」はそれら両方が同居しているんです。

セットメニューにたぬき定食などの「定食」があります。「定食」は、ご飯とおかずを詰めた小さなお弁当みたいなもの。那珂市の支店でいただきました。

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冷たいそば・うどん。

さて、とんちゃんは、キツネとタヌキが同居するむじなうどん、カミサンはカレーうどんにしました。  

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◆むじなうどん

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木製の箸箱から割り箸を取り出して、いただきます!(合掌)

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三角形に切られた揚げが2枚、揚げ玉、ホウレンソウ、ナルト、白ネギがトッピングされています。

汁の色が、思ったほど濃くない。汁の味は、やや甘めのある味。
出汁は、カツオ節に加えてサバ節を使っているそうで、節の香りが強いです。
そして汁に醤油がコクがある。醤油はコクのある地元の「ヨネビシ醬油」と大手メーカーの醤油をブレンドしているそうです。

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タマネギがかなり入っていて、ここがちょっと変わっていますね。

このお店の特徴は、なんと言ってもうどんの麺です。

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普通に太いうどんの、さらに1.5はあろう超極太うどん

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そして、恐ろしく長い!60~70cmある超極長のうどんです。
1辺が70センチくらいある生地をたたんで、それを切っているんですね。
そして麺が汁で煮込こまれている。

超極太の麺を噛むと・・・歯が、ググッ、ズブッっと麺に入っていく。  
腰が強い麺を煮込んだときの食感です。

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◆カレーうどん

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意外にスパイシーで、かなり美味しい汁です。

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そのカレーに負けない強さの麺ですね。

そんな超極太・超極長うどんが、なかなか癖になる旨さなんですわ。
ごちそうさまでした。



さて「西山うどん」について。

ここのすぐ近くに光圀公の隠居所・西山荘があります。
光圀は麺好きだったそうで、自らうどん打ちを披露して家臣らにふるまったという逸話が、水戸藩の学者・立原翠軒が光圀の言動を記録した『西山遺聞』に記録されているそうです。
それが「西山うどん」の由来か?   
しかしレシピは残っていないから、光圀のうどんがどんなものだったかはわからない。

いづみやのHPには「歴史を紐解きますと、尾張のみそうどんに端を発しています」とある。
「西山うどん」は、いづみやの2代目店主が考案したものです。
お店の創業は1934年。しかし1931年から小麦粉の統制が行われて配給制になっていて、それが撤廃されたのは大戦後の1952年です。
戦後になって、2代目が新たなうどんを開発したのでしょう。
そのとき尾張の味噌煮込みうどんを参考にしたようです。家康の出身三河の隣です。
一般のうどんの生地は中力粉で作ります(薄力粉+強力粉でもいい)。しかし西山うどんは、強力粉を多めに配合して極太にしている。味噌煮込みうどんの麺と同様です。

ということで、「西山うどん」の名は西山荘、それがある西山に由来します。しかしうどん自体は、光圀が打ったうどんを再現したわけではなくて、味噌煮込みうどんを参考にして作り出した、太くて腰があるうどん、ということのようです。

食べログ: いづみや 本店

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