発見!台湾黒酢=烏醋を使った台南炒麺は、なんとソース焼きそば! 百香亭@茨城県牛久市 [ 牛久市]
この投稿をInstagramで見る
2019年秋に台湾旅行して、すっかり台湾好きになったとんちゃん夫婦。また行こう!と約束したけどコロナ禍でなかなか実現できないなぁ。なんて考えてたら、台湾料理が食べたくなった。
地元に「台湾料理」を掲げる中国人経営の中華店が数あれど、メニューに台湾料理がない。「台湾ラーメン亅はあるけど、それ、台湾料理じやなくて名古屋メシだもんね。(*´ρ`*)
なので台湾料理がいただけるお店へGO!
中国家常料理の「百香亭 牛久店」さん。
ランチ時はいつもほぼ満席状態の人気店。
百香亭のオーナーは台湾出身の女性・林郁良さん。だから台湾料理がしっかりあるんです。
ドアを開けると、日替わりランチのメニューがあるので、チェックして入店。
ベトナムのフォーがあるけど、台湾料理はないな。
席について、ランチメニューを確認。
定食類。
そして麺類。
今日は台湾味で行くぞ! (^0^)
先日食べた麻辣麺は、意外にも台湾流の汁無し担々麺で、旨かったですよ。
⇒芝麻醤たっぷり、台湾流の汁なし担々麺も美味しい
台湾名物で有名な台南担仔麺やビーフンはランチメニューにはない。
「上海焼きそば」の下に「台南焼きそば」があるぞ。
「台湾」じゃなく「台南」の焼きそば、ってことみたい。どう違うんだろ?
【豚細切り、干しエビ、椎茸入りの焼きそば】。それは特に台南的じゃないよなぁ。
グランドメニューで確認してみましょう。
炒麺がいろいろ。
台南炒麺ってのが台南やきそばだよね。
【ニラ、もやし、干しエビ、しいたけが入った懐かしの台南風黒酢入り焼きそば】だって。黒酢が入っているのか。それが台南的なのかな?
何が「台南」流なのかよくわからないけど、こいつをオーダーしましょう。
◆台南やきそば
黒いリユース箸でいただきます!(合掌)
まずは卵スープをひと口。今日は珍しく、ナメコが入ってます。
さて、台南焼きそば=台南炒麺。かなりデカイ皿に盛られています。
醤油味の焼きそば・・・だと思っていたけど、なんだか匂いが違うぞ。
細麺の焼きそば。
そのお味は・・・えっ?なにこの味?
ウスターソースの味がする!(*゚Д゚*)ェ…
薄味のソース焼きそばです。
確認したら、醤油でもオイスターソースでもなく、黒酢で味付けした焼きそばなんですって。でも、黒酢でウスターソースの味がするの?
具材の細切りの豚肉。
干しシイタケがいっぱい。
そして干しエビ。
干しシイタケも干し海老も具材というより、出汁の素材ですね。
さて、この焼きそばの味付けは、醤油ではなく黒酢だけ。
調べたら、普通の中国黒酢ではなく、「烏醋」(ウーツー)という台湾黒酢らしい。
しかもしれが、ウスターソースの味なんだって!
詳しくは最後に書きます。
台湾ではその黒酢をテーブルに置いてあって、料理にかけて食べるそうです。
その黒酢を出してもらいました。
台湾黒酢の烏醋。
嘗めてみると、当然酸っぱい。酢だもんね。
でもその奥に、甘辛いウスターソースの味がする!
香辛料が少ない薄味のウスターソースって感じの味です。
この烏醋を使って炒めれば、酸味が飛んで、薄味のソース焼きそば味になるんだ!
烏醋を焼きそばにかけてみました。
酸味に加えて、確かにソースの味がして、美味しい。
食事が終わるとコーヒーがサービスされます。
最後に、台南炒麺と黒酢について。
今回いただいた炒麺(焼きそば)は、「台湾亅炒麺じゃなくて「台南」炒麺でした。
いったいどこが「台南」流なのか?
一般の台湾炒麺(焼きそば)は醤油で味付けした醤油焼きそばです。
ところが台南炒麺は台湾黒酢で味付けするのが特徴。
しかもその「黒酢」に秘密がある。
日本の黒酢と中国の黒酢(香醋)は、穀物を発酵させたもの。
ところが台湾黒酢は「烏醋」(ウーツ)という名の酸っぱいウスターソース!
烏醋の原材料は、米酢に食塩、砂糖、香辛料、野菜・果物汁、カラメルを加えたもの。これは確かにウスターソースに酢を加えたものです。
だから烏醋で焼きそばを作ると、ウスターソース味になるんですね。
というわけで、今回の台南焼きそばは、薄味ソース焼きそばでした。
台湾には烏醋を使った混ぜ麺の烏醋麺、烏醋拌麺、烏醋乾麺があります。
細切り豚肉入りの焼きそばは「烏醋肉絲炒麺」ということみたい。
ごちそうさまでした。
コメント 0