土日限定営業の手打ち十割蕎麦、行くなら今日でしょ！ そば処 いろり＠茨城県阿見町 [ 茨城県]
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阿見町にある蕎麦屋を再訪。
山形産蕎麦粉を使った手打ち十割蕎麦がリーズナブル料金のお店。
広い敷地にある古民家。
「そば処 いろり」さん。
ただしここ、営業が土日の昼のみ。
だったらいつ行くの？今日でしょ！
しかしお店の場所が発見しにくい、まさに隠れ家。
前回の記事をご覧になって、お店にたどり着いて下さいませ。
⇒まさに隠れ家の蕎麦店に山形産そば粉の手打ち十割そば そば処 いろり
蕎麦は基本的に１日８食限定。複数人で伺う場合は、来訪前に予約しましょう。
お店は靴を脱いで上がる座敷で、座卓型の囲炉裏があります。（写真は前回のもの）
座敷に上がると先客あり。前回と同様に「しのぶあん」の創業者さんが酒を飲んでる。
見た顔だなぁ、と客に言われ、先週来たとき会ったよ、と答える。なんともローカルです。
蕎麦のメニューは２種類。
冷たい蕎麦が「板そば」、温かい蕎麦が「いも煮そば」。
前回は板そばをいただいたので、今回はいも煮そばをいただきます。
芋煮もそばも山形名物だけれど、芋煮にそばをいれるのは、山形では必ずしも一般的ではないらしい。茨城の「けんちんそば」に倣って「いも煮そば」にしたんだろうか。
サイドメニューも山形の郷土料理。玉こんにゃく、げそ天、にしん（身欠きにしん）。
今回は山形県民の熱愛グルメと言われる「げそ天」をオーダー。
まずは副菜が１品。ナスの味噌煮です。
◆いも煮そば
芋煮は醤油味に牛肉。もちろん里芋は必須アイテム。
ちなみに同じく山形県内でも、最上地域では醤油味で豚肉、沿岸部の庄内地域では味噌味で豚肉、という違いがあるそうです。
粗挽き蕎麦粉を使った十割蕎麦。
ソバの実は、山形県の大石田町産「来迎寺在来」という在来種。それを自家製粉して手打ちしている。
醤油も山形県産（紅谷醸造）というこだわりです。
温かい蕎麦にすると、蕎麦が切れて、短くなってます。
でも蕎麦の香りがよく、むちっとした歯応えがあります。
蕎麦には漬物がついている。今日はキュウリの浅漬け。もちろん自家製。
◆ゲソ天
イカのゲソ（下足）の天ぷらです。
お皿にの上には、ゲソ天が３つ。さらに青菜の天ぷらと丸っこい天ぷらがある。
ゲソ天。歯ごたえ十分なゲソ。噛みしめると旨みが口の中に広がります。
ところで、イカの足は10本と言われます。しかし正確に言うと、長い２本は獲物を捕るために使う「触腕」と呼ばれる手でして、足は８本なんです。
青い葉の天ぷらは、ギョウジャニンニクの葉ですって。
行者にんにくは何度も食べたことがあるけど、その葉っぱは初めて。山菜っぽい香りがします。
丸っこい天ぷら。
中身は・・・なんだ？
そばがきですって。そば粉を熱湯でこねて団子にしたもの。
そばを麺にする「そば切り」は江戸時代に誕生したもので、それ以前には「そばがき」で食べていた。手間のかかるそば切りとは違って、そばがきは簡単につくれるので、おやつなどとして食べられていました。
ゲソ天の記述が長くなってしまいましたね。
次回はぜひ身欠きにしんの煮物を食べたいな。
ごちそうさまでした。
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