バナナの葉に包んだスリランカの弁当、辛くないけど旨い! バナナリーフ@茨城県土浦市 [ 茨城県]
この投稿をInstagramで見る
いま、スリランカ料理にハマっています。
今回は荒川沖にある有名なスリランカレストランへ向かいました。
【「スリランカンシェフが作る」 絶品スリランカ カレー】の看板が目印。
【インド スリランカ レストラン&バー】の行灯。
「バナナリーフ」さん。「バナナの葉」という店名ですね。
2011年5月にオープンしたお店です。
googleの口コミが100超え、食べログのレビューも100人に至らんとする有名店。
でもとんちゃんは、記事が多い店はいまさら感があって敬遠する傾向にある。しかもほとんどの記事が日曜日開催のビュッフェ=食べ放題のことで、質より量に目が行きがちな内容だからなおさら敬遠していました。
ところがちゃんとググってみると、スリランカ料理に詳しい人たちに高評価されるスリランカ料理の名店らしい。そんならやっぱり外せないぞ!と思ってやって来ました。
左手にはテラス席。お店の前に3台分の駐車スペースがあります。
店内に入ると、手前の部屋にはテーブルが5卓。
奥の部屋にはテーブルが3卓とカウンター。
そしてビュッフェ用の丸い保温容器(チェーフィングディッシュ)が並んでいる。
手前の部屋では食材も販売しています。
米袋も山積み。
黄色い袋は「GUARD Supreme Basmati」。パキスタンのガード精米社のパキスタン産スーパーバスマティライス。その下に積まれているのは香り米じゃない普通のタイ米。
隣に平積みしてあるのはスリランカのアラリヤ精米社のスリランカ産米です。
お店で使ったいるお米がどれかは未確認。
フロア係りはスリランカ人らしい若い女性。奥の部屋に案内されました。
さて、メニューを拝見。
日曜日のランチタイムには2時間食べ飲み放題のビュッフェがあります。1500円は安い。
おすすめセットメニュー。
A セットカレー800円:野菜カレー2種と肉カレー、サラダのセットカレー
B バターチキンカレー800円
C スペシャルセット1100円:ポテトカレーと肉カレー、サラダ、パパダムつき
D バナナリーフセット1500円:野菜カレー3種と肉カレー、サラダ、パパダム、デザートつき
以上のメニューは、白米、サフランライス、ロティ、ナンを選べます。ナンは北インドの食べ物ですが、なんてったって日本人に人気だから、あるみたい。
ライスとカレー1200円:野菜カレー3種と肉カレー、パパダムつき。ライスお替りあり。
ロティとカレー700円:ダルーカレー(豆カレー)、追加料金で肉カレーあり。
大いに気になったのは、右下にある「ランプライス」。
【バナナの葉っぱにお包みいたします。】だって!( ̄□ ̄;)
チキン、卵、ネギ、ナス、カットレット、バスマティライスで作ってあるって。
グランドメニューも見てみましょう。
トップがビリヤニ、その下にランプライスがあります。
そしてフライドライス、フライドヌードル、コットゥ ロティ、ストリングコットゥ、ストリングセットカレー。ストリングはストリングホッパー(イディアッパム)のことね。
さっきもあったライスとカレー。
デワル(デビルとも言います)、チッピースなどは「ツマミ」。
トーセイ、単品カレー、ホッパーズ。
知らない料理名が並んでいる・・・。
そのほかのメニューは最後に掲げます。
スリランカのカレーは、閉店した龍ケ崎のお店と牛久のタシーレストランでいただいて、インドカレーとは違う美味しさに感動しました。
⇒スリランカ料理の穴場レストラン カイロス・ケフ
⇒3月オープンのスリランカ料理店、カレーセットはお替りOK! タシーレストラン
で、今回もカレーにしようと思っていたんです。
しかし「バナナの葉で包んだ」というランプライスってのが気になる・・・。
ということで、ランプライスをオーダーです。
事前に少し予習。ランプライスとはなにか?
ランプライスは、カレーとライスをバナナの葉に包んで蒸すというひと手間かけた料理で、スリランカのお弁当ですって。
具材は、肉のカレー(元々は牛肉、豚肉、鶏肉の3種類、現在では1種類)、ナスとアッシュ・プランテン(クッキングバナナの一種)のカレー、シーニサンボル(玉ねぎと鰹節を炒めもの)、フリカデル(ミートボール)など、ライスはスープストックで炊いた炊き込みご飯、というのが特徴らしい。
綴りは、"rump rice"(ランプ肉のライス)かと思いきや、さにあらず、「Lamprais」。オランダ語のlomprijst(米の小包/塊)の英語化だとか。
17~18世紀にスリランカの沿岸部はオランダの植民地(オランダ領セイロン)でした。オランダ系バーガー人(バーガー人とはヨーロッパ系の男性入植者とスリランカ女性との子孫)が、オランダの植民地だったインドネシア(オランダ領東インド)のジャワ料理の「レンパー(Lemper)」から作り出した料理だそうです。(参考:英語版wikipedia「Lamprais」)
テーブル上には岩塩、黒胡椒と割り箸が置いてある。
どういうわけか、ガマの油売りの割り箸です。でも使わなさそう・・・
◆ランプライス
バナナの葉に包まれたランプライスがバナナの葉を模った皿に載ってる。そして小鉢に入ったカレー。
バナナの葉に包まれたランプライスは、アッツアツ。
葉を開くとスパイスの香りがブワーっと広がります。
ターメリックライスの周りにいろんな具が並んでる。手前にチキン、左右に黒い物体、そして中央に丸い物体がある。
各具材が団子状態にくっついているから、冷凍保存してあったのかもしれません。
手食で!と思ったけど、余りにも熱いので、スプーンでいただきます。
バスマティライスのターメリックライス。
スパイスとともにスープで炊いた、スリランカ炊き込みご飯ですね。
ランプライスには短粒のサンバライスを使う、という情報もありますけど、よくわからない。
小鉢のカレーをかけていただくそうです。
これが激辛!(*゚Д゚*)ェ…
思わずむせてしまった。
ライスにかけていただきます。かなり辛いライスになります。
チキンのカレー。カレーと言っても汁気はない。
スパイシーな味。そして硬い!
左側の黒い物体は、辛くなくて、甘い。
フロア係りのお嬢さんに伺ったら、「ネギ」だって。
タマネギとカツオ節(モルディブフィッシュ)を炒めたシーニサンボルかな。
右側の黒い物体も辛くなくて甘い。 これは「ナス」ですって。
ナスや赤タマネギを煮込んだナスモージュというものかな。
それらをライスと混ぜ合わせて、カレーをかける。
辛さと甘味、スパイシーさと旨みが合わさって、複雑な味わいで美味しい。
これがスリランカの味ですね。こりゃ旨いわぁ!(*^▽^*)
中央に載っていた丸い物体は茹で卵のフライ。
隅っこにも丸い物体。これナニ?
コロッケみたいなもの。
これがカットレットで、 中身はツナとポテトだって。
「カットレット」ってカツレツのことだと思っていたら、スリランカではこの一口コロッケがカットレットなんだって。
ランプライスの具材には、フリカデルではなくて、魚のカットレットを使うのが今では普通らしいです。
初めての食べ物がいっぱい登場しましたけど、ナスモージュ、シーニサンボル、そして激辛カレーのミックスされた味は、実に豊かで美味しい。
ごちそうさまでした。
最後に残りのメニューを載せておきます。
コメント 0