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臭い?いやエビ醤油のタレ旨いわ! クアン アン クアン@茨城県土浦市 [ 茨城県]

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ベトナム料理にも惹かれている今日この頃。
食べてみたいけど、でもちょっと怖い料理があります。
それをトライしにベトナム料理店へ再訪。場所はジョイ本荒川沖店の北。

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横断歩道協の脇にある看板がない建物。

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「Quang Anh Phở」(クアン・アン・フォー)と書いてあるけど、これが店名じゃないよ。

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「Quang Anh Quán」(クアン・アン・クアン)さん。意味は「クアン・アンの店」。今回で2度目の訪問です。
前回⇒ベトナムの国民食はフォーじゃなくてブン、珍しい太麺ブンの料理あります

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出入口のガラス戸に写真入りメニューが貼ってあるけど、ほとんど理解できない。

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店内は明るく清潔で、4人掛けテーブル4卓、2人掛けテーブル1卓があります。
店員さんは、前回と違って、ちょっと不愛想な若いお嬢さん1人。

ベトナム人の男性客が1人、食事しています。
とんちゃんが席に着くと、ドヤドヤとベトナム人の団体さんが入店し、先客とごあいさつ。どうやら先客はオーナーのようです。

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そして団体客は2階へ。2階にはカラオケがあるみたいで、食事前に皆さん歌っています。

さて、メニューを確認。

 

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新しいメニューが増えています。しかし日本語の説明がわからない。
なので以下に和訳してしてみます。誤訳でしたらご指摘ください。

Bún cá:魚のブン
Bún Ốc:カタツムリのブン
Thịt nai xào xả ớt:鹿肉の唐辛子炒め
Lợn rừng xào xả ớt:イノシシ肉の唐辛子炒め
Ngô xào tép:トウモロコシとエビ炒め
Lòng xào dưa chua:コブクロの高菜炒め
Tiết canh củ dền:ビーツのスープ
Chân gà xốt thái:鶏足(モミジ)のタイソース
Cháo lòng - Bún lòng:ハツ入りおかゆ、ハツ入りブン
Chè sầu:ドリアン入りぜんざい(プリン)
Chân giò hun khói:豚筋のスモーク
Mực xào rau củ:イカと野菜炒め
bánh giò:肉入り米粉ちまき 

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「Bún」(ブン)のメニュー。
ベトナム麺というとフォーしか知られていない感じですが、フォーは平麺で、ブンは細い丸麺です。
ブン以外のメニューは前回の記事をご覧ください。⇒ベトナムの国民食はフォーじゃなくてブン、珍しい太麺ブンの料理あります

1.「Bún thịt nướng」(ブン・ティットヌン):具材が豚の焼肉(ティットヌン)等の汁かけ麺のブン
2.「Bún đậu mắm tôm」(ブン・ダウ・マムトン):ベトナム北部の料理。具材は豆腐(ダウ)で、エビの発酵調味料「マムトム」をつけて食べるつけ麺のブン
3.「Phở bò」(フォー・ボー):具材が牛肉(ボー)の汁あり麺のフォー
4.「Bún bò Huế」(ブン・ボー・フエ):ベトナム中部の都市フエの名物料理。具材が牛肉(ボー)の汁あり麺のブンですが、通常の細麺ではない太麺のブンを使います。
5.「Bún nem lụi」(ブン・ネムルイ):これもフエの料理で、具材がつくねの串焼き(ネムルイ)のまぜ麺のブン

前回は、太麺のブンを使ったブンボーフエをいただきました。
今回トライしたい料理は2番の「ブン・ダウ・マムトン」

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出入口のガラス戸に「ブン・ダウ・マムトム」の写真が貼ってあって、日本語訳は「豆腐ビーフン」って書いてある。「ダウ」は豆腐、「ブン」は「ビーフン」の一種だからね。

しかし重要な「マムトム」のことを一言も書いてない!

マムトムとは、小エビに塩を加えて発酵させた調味料のこと。
マムは「塩辛」、トムは「海老」のことで、マムトムとは「塩辛海老」という意味。魚醤じゃなく「蛯(海老)醤」海老の醤油ですね。

しかもそれがすごく臭いらしい!
ベトナム人でも臭くて嫌いな人がいる!
というほど臭いらしいのです。
前回来た時、フロア係りの明るいお嬢さんが教えてくれました。

冒頭にちょっと怖い料理と書いたのは、そのマムトムの臭さが怖いんです。
で、今回は、それを食べてみようと思ってやって来たわけです。
意を決してオーダーしました。

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◆ブン・ダウ・マムトム
この料理の核心はこれ!

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エビの発酵調味料、マムトム

事前の予習によると、マムトムは紫色をしていて、それにライムや砂糖などを加えて食べるとのこと。さっきの写真のマムトムも紫色っぽいですよね。
でも目の前にあるマムトムは茶色い色をしている。

フロア係りのお嬢さんに、これにレモン汁とかを混ぜるのか?と聞いてみた。
すると、「もう入れてあるから、そのまま食べていい!」との回答。
ぉぉおおお!不慣れな日本人向けに、そこまでやってくれているんですね。ありがとうございます。

器のマムトムが茶色なのは、ライム汁を加えてあるためですね。
その親切のおかげで、紫色の原液に出会うことができなかったけれど、それは良しとしましょう。

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マムトムのタレを味見。

ん?・・あれ?・・全然違和感がないよ。いや、むしろこれ、旨い!
塩気に加えて酸味や甘味、辛味もあって、その奥に複雑で不思議な味と香りがあります。

どんな味か?何に似ているか?と聞かれても難しいんだけど、あえて言うと・・・
イカの塩辛の汁
それにレオン汁と醤油を加えてマイルドにした、って感じ。

このタレにつけていただきましょう。

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料理名の「ダウ」は揚げ豆腐

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揚げ立てで、温かい揚げ豆腐

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それにマムトムのタレをつけて。
あっ、こりゃ、旨いわ!

ふかしたジャガイモにつけてたべる「じゃがバター」ってありますよね。そのバターに替えて、塩辛を載せる「じゃが塩辛」ってビックリするほど旨いんです。その感動に近いものがあります。
だからジャガ塩辛を旨いと思う人は、きっとこのマムトムも食べられると思います。

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揚げ春巻き
長い春巻きを切ったもの。ベトナム北部タイプの揚げ春巻きです。

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この春巻き温かい

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油のコクが加わって、これまた旨いです。

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おっと、内臓がありますよ。

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コブクロみたいです。

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冷えているから、味的には食べやすいけど、なかなか噛みきれない。

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ここらでブン。細いブンは、ザクザクと切ってある。

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ツルツルと食べるのではなく、ひと口大の塊で食べるようになっている。

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マムトムのタレをつけて。これが一番グロテスクな色味ですね。( ^∇^)
ブンの食感は、延びたそうめんみたいな感じ。

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生野菜とブンをいっしょにいただきます。

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牛肉とキュウリ

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牛肉だけで・・

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これまた違和感なく旨い。

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牛肉はキュウリといっしょの方がいい食感ですね。

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マムトムのタレが無くなってしまった。

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卓上のレモン汁とヌクマムを追加。

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ほとんどヌクマム&レモンになってしまったタレ。マムトムの追加をもらった方がよかったかもしれません。

恐る恐るオーダーしたマムトムでしたけど、意外にすんなり食べられました。塩辛がOKな人はきっと大丈夫だと思います。
っていうか、わたしにはドはまりの味でした。機会があったらぜひまた食べたい味です。

ただし今回は原液のマムトムを体験することができなかったので、次回マムトムを食べるときには、ぜひ原液のままで出してもらいたいと思います。

具材が多くあるので、わたしには十分な量のブンでした。でも大食いさんは、ブンを大盛りにしてもらう方がいいと思います。

ごちちそうさまでした。

食べログ: Quang anh quan

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