しみ入る旨さの味噌ラーメン 札幌味噌拉麺専門店 けやき@北海道千歳市 [ 北海道]
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9月のはじめの札幌帰省シリーズもこれが最後。
今回の帰省ではラーメンをまだ1回しか食べてないよぉ。
なので、新千歳空港を発つ前にラーメンを食べよう!と息子と約束。2人でラーメンを食べました。
カミサンはどうしたかって?お買い物です。
新千歳空港でラーメンを食べるなら、向かうところは決まっています。
北海道ラーメン道場です。(写真は2020年9月のもの)
ここには10店ものラーメン店があります。
札幌のラーメン店が多いけど、函館ラーメンや旭川ラーメンもあります。
以下に各店での実食記事をリンクします。
・麺処 白樺山荘
・札幌味噌拉麺専門店 けやき
・札幌飛燕
・函館麺厨房 あじさい
・麺屋 開高
・札幌ラーメン 雪あかり
・らーめん空
・弟子屈ラーメン
・旭川ラーメン 梅光軒
・えびそば 一幻
息子は味噌ラーメンが好きで、白樺山荘がいい、だって。去年一緒に朝ラーした「けやき」のはどう?って聞いたら、味を覚えていない、だって。ならば、と再訪しました。
去年の記事⇒千歳空港で親子で朝ラー、味噌拉麺専門店の味噌と醤油を味わう
「札幌味噌拉麺専門店 けやき」さん。
行列ができています。観光客は「味噌ラーメン」を求める人が多い、からでしょう。
お店の暖簾の端っこに、小さく「にとり」と書いてある。
これに気付く人は少ないでしょうね。
テーブル下の荷物入れのカゴが家具・インテリアの「ニトリ」のもの。
これに気づく人もほとんどいないでしょう。
「けやき」本店は、以前は「にとりのけやき」という店名でした。店主が似鳥さんだから。そしてその似鳥さんは、ニトリの社長の親戚なんです。
それはさておき、ラーメンです。
メニューのトップは味噌ラーメン。これがイチオシ。でも980円という高いお値段。
その次の焦がし醤油ラーメンは、本店にはない支店限定メニュー。
「ウラズカ」という魚のすり身を使った塩ラーメンもあります。
前回とんちゃんは支店限定の醤油ラーメンをいただきました。
しかしここで食すべきはやっぱり味噌ラーメンです。
息子ともども普通の味噌ラーメンをオーダー。
観光客、特に関東人は圧倒的にコーンバターをオーダーします。しかしそんなものは食べない方がいい、と思ってます。
バターは旨いでしょ?と関東人は言います。でもそれがいけない。
バターは旨みが強すぎて、ラーメンスープ自体の味をわからなくするからです。だから、どんなに不味いラーメンでもバターを入れると格段にうまくなります。お試しあれ。
◆味噌ラーメン
着丼したとたん、味噌スープのいい香りがふわーっと漂ってきます。
トッピングは、炒め野菜のモヤシ、キャベツ、ニンジン、ニラ。さらにキクラゲ、メンマ、そして中央には山のように盛られた白髪ネギ。白ゴマ、刻み唐辛子が浮かんでいます。
チャーシューはありません。 味噌ラーメンにはチャーシューではなく挽肉が入っています。
スープが旨い。
豚骨スープだけど、濁りが無い白湯スープは重たくなく、味噌ダレと合体して上品に仕上げてあります。
スープのベースは、豚のゲンコツ・背脂、放飼いの新潟産鶏、数種類の野菜やシイタケを約十時間煮込んで旨みを抽出したものだそうです。
味噌ダレは、米と大豆の玄米味噌、はだか麦の甘口麦味噌、オリジナルの白味噌の3種の味噌をブレンドし、野菜の旨みを加えたそうです。
さて、味噌ラーメンの薬味は一味唐辛子です!
七味唐辛子ではありません。胡椒では味噌味の強さに負けてしまいます。
卓上に用意されていなく、ラーメンといっしょに唐辛子の器が配膳されます。
中には刻み唐辛子が入っています。
刻み唐辛子をスープに投入。
中太の縮れ麺は、プリプリした食感。スープをからめて旨い。
さがみ屋製麺の麺を一週間寝かせて成熟させたというもの。
炒めたキャベツがシャキシャキといい食感です。
細いメンマは柔らかめで、旨みがあります。
黒くてコリコリしたキクラゲはいいアクセントです。
最後の方になって挽肉が出て来ます。
残ったスープに追い飯したいところですが、我慢しました。
豚骨スープの味噌ラーメンですが、旨味がありつつ上品な味わい。染み入る旨さ、と言ったらいいですね。
息子が「味を覚えていない」と言ったのは、品が良いせいで強烈なインパクトを残さないからでしょう。インパクトゆえの麻薬性とは真逆の味わいです。
地元茨城にも味噌ラーメンをウリにする店があります。しかしその味噌ラーメンは、豚骨スープの濃厚さばかりが強調され、味噌ダレに奥深さがなく、濃厚なスープとは分離していて、正直言って美味しくない。
それは別として、ここのラーメンを食べると、あぁ、やっぱり旨い、とつくづく思います。
ごちそうさまでした。
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