麻辣牛肉ハーラー麺、自家製麺の極太麺がモッチリでうんめー! 天然居@虎ノ門 [ 東京ランチ]
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新型コロナの第6波に襲われ、まんえん防止等重点措置が全国に広がっています。現在広がっているオミクロン株(BA.1)より増殖が高い亜種(BA.2)も出て来ていて、先が見通せないようです。
弊ブログでは外で食べ歩く記事を掲載していますが、現時点で外食を奨励しているわけではありません。(念のため。)
昨年のこと。
2021年末に、いつもの虎ノ門の四川料理店で、珍しい&美味しい料理をいただきました。
「天然居」さん。(写真は以前のもの)
美味しい四川料理がいただけるのでファンが多いお店。(正確には河南省洛陽の料理を提供するお店です。)
今回はランチタイムを避けて入店しました。
理由は、ぜひとも食べたい料理があったからなんです。
表紙にある麻婆豆腐と汁なし担担麺がお店のイチオシ。
どっちも麻辣で美味しいけれど、汁なし担々麺がとんちゃんオシです。
HOTマークがついているのが辛いランチで、辛さレベルが1辛~10辛から選べます。
これまでにいただいた辛いランチは・・・
定食:麻婆豆腐、四川風回鍋肉、ピーナッツと鶏肉炒め、麻婆茄子、麻婆春雨。
麺類:汁なし担々麺、汁あり担々麺、麻辣刀削麺、モツラーメン、骨付きラム肉麺、麻婆麺、牛筋麺、海老ワンタン麺、サンラー湯麵。
ランチメニューにない:麻辣肉豆腐定食、麻辣牛肉麺。
※それぞれ記事をリンクしてあります。
未食のメニューは、麻辣牛肉ハーラー麺定食だけ。
でもこのメニュー、12時台にはオーダーできない!
だからランチタイムを避けてやってきたんです。なぜ12時台にはオーダーできないかは、最後に書きます。
ところで、ハーラー麺って、なに?
簡体字では「饸饹面」、日本語だと「餄餎麺」。
中国北部(山西、河北、山東、河南、陝西の5省)の伝統的な麺で(山西省南部が発祥かも)、押し出し式製麺機を使ってつくるのが特徴。
トコロテン方式というか、若い人にはモンブランの栗クリーム方式と言った方がわかりやすいかな。そして自家製麺なんです。詳しくは最後に書きます。
ということで、麻辣牛肉ハーラー麺定食を10辛でオーダーです。
「10辛で!」と言ったら、フロア係りのお兄さんが「えっ?!」って驚いた顔してるの。そんなに珍しいのかなぁ。
すぐにサラダが出されます。
◆麻辣牛肉ハーラー麺定食・10辛
ご飯と杏仁豆腐がセットです。
「麻辣」とは、唐辛子の辛さ(辣味)と花椒(四川山椒)の痺れ(麻味)の両方が効いているってことで、四川料理の特徴です。
伝票にはしっかり【10級辣度】と印刷されてる。
真っ赤なスープの上に緑色の小松菜が載っている。
本場ではきっと香菜(パクチー)も載ってるんだろな。
運ばれてきたときから美味しそうな香り。牛骨ベースのスープで、コクがあって美味しい。
唐辛子の辛さ(辣味)はかなりある。さすが10辛。でも花椒の痺れ(麻味)はそれに比べて少ない。
なので、花椒をもらいました。
花椒をババっとかければ、しっかり麻辣味。よしよし。
極太の丸麺です。
そしてかなり長い。トコロテン式に押し出すんだから、どんな長さにもできるんだね。
麺はモッチリと弾力があって、歯を立てるとブチン!と切れる。
いやぁ、こいつは、うんめぇぞ。ヽ(^◇^*)/
具材は牛肉です。煮込まれていて柔らかい。
大きな丼に麺がいっぱい入っていて、それだけでほぼ満腹状態になります。
いやぁ、旨かったぁ。
ご飯がセット(お替わりOK)。
これに旨辛のスープをかけて食べると、激旨なんだよね。
でも麺でお腹がいっぱいで、ご飯、食べられないわぁ。(*´ο`*)=3
最後に杏仁豆腐で、おしまい。
美味しかったです。ごちそうさまでした。
最後にハーラー麺の作り方について。
ハーラー麺はここで作っているのか?とフロア係りのお兄さんに聞いたら、厨房の奥にある機械で麺を作っているというじゃないですか。
それで厨房を遠くから覗き見ると・・・
レバーのついた機械がある!
油で黄色くなったパイプが4本の足。お湯が沸いている鍋の上にこの装置を据えて、レバーを回して緑色の台のところから麺を搾り出して、すぐにお湯で麺を茹でるのね。
実際の様子を見てみたいもんです。
後日、虎ノ門2号店(とり居酒屋 天然居)の店長・亭亭(ティンティン)さんに聞いてみた。(彼女はオーナーの娘さんですから。)オーダーを受けてから製麺機を鍋の上に設置し、製麺して茹でるから、手間がかかる。なのでランチタイムの12時台にはオーダーを受けないようにしたんだそうです。
ほぼ同じ機械を使っている写真がありました。(百度百科「饸饹面」より)
生地を円柱状にして、適当な長さに切る。
製麺機をお湯が沸騰する鍋の上に設置。生地を円柱の容器に入れて機械にセットし、容器を圧麺機の方に移動させて、レバーを回して麺を押し出す。そして鍋のお湯ですぐ茹でる。
ちなみに、日本にも押し出し式製麺機を使った麺がありますよ。
韓国冷麺の製麺方法がそれで、盛岡冷麺や別府冷麺も同じです。安い十割蕎麦の店でも使われています。その様子が過去記事にありまるので、どうぞ。
別府冷麺の製麺機⇒きりりとしたスープと自家製麺の別府冷麺 きりん亭@別府
十割蕎麦の製麺機⇒カツオ香る汁の蕎麦 十割そば@虎ノ門2丁目(閉店)
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